夫の友人からたくさんの梅をいただいた。深夜まで奥さまと選別されたという梅は、赤く熟し、孫たちの大好きな砂糖煮に最適だった。感謝しつつ、翌日早朝から台所のこんろと、庭に練炭をおこし2カ所で煮始めた。家の中も外も甘酸っぱい空気に包まれた。
そんな中、「梅の木が彼にまわってきたのか」と夫がぽつり。それは、彼が学生時代、農作業が大変な両親に、畑に梅の木を植えることを勧めたのだという。定年後、郷里に帰り、親の介護をしながら田畑と向き合い、農業に汗を流されるお二人の姿は、とても尊くまぶしい。
出水市 塩田きぬ子 2014/6/28 毎日新聞鹿児島版掲載
その六巻辺りで「梅を植える」ことを思いつきました。
あらすじですが・・・
主役の王龍一家は乞食や車夫をして貧困に喘いでいました。
やがて町が戦争に巻き込まれ、金持ちの家の扉に砲弾が当たり、王龍らは多くの銀貨を手に入れます。
その銀貨や宝石で王龍一家は自らの土地に戻ることができ、大富豪になりました。
きぬ子さんのは、勿論友人のお陰ですが・・パール・S・バックのお陰様で「梅の砂糖煮」を作り、孫達を喜ばせることが出来たと言っても過言ではありません。
そして、「サマージャンボ前後賞合わせて6億円」が当たり大富豪なってもおかしくありません。
大地の後半は読まないほうが賢明です。
「梅の砂糖煮の砂糖の割合をお聞きしたいと思いましてぇ」・・と・・。
次に「いちいちウルサイくそオンジョがいない内にと思って電話を差し上げましたぁ」・・と。
話は「くそオンジョ」で暫く盛り上がりました。
最後に、きぬ子が電話を変わり割合を教えました。
くそオンジョさんは、元国家公務員で、「生まれ変わったらマタお前と結婚したい」と言われるそうです。
電話の奥様は「くそオンジョ」と言われるんだけど・・NHK朝ドラの仲間由紀恵さん演ずる「白蓮」みたいに上品な口調でした。
我が家では、枇杷のジャムを作って毎朝楽しんでいます。一年を通して、庭先で出来る果物をそのまま味わうもよし、加工すれば、長い間楽しめます。その作業も楽しいです。
今からは、イチジクと西条柿がまちどおしい。