3歳になる孫娘が遊びに来た。私におんぶされ、畑に咲いていた色鮮やかな黄色の菜の花を指さし「チョウチョ、チョウチョ」と言うので「これは菜の花よ」と教えた。どこに飛んでいるのかと思いつつ、花に顔を近づけて見ると、花弁がちょうど、モンキチョウが羽を広げたような形状に似ている。これを理解するまでに時間を要した。透き通った濁りのないつぶらな瞳は、つい見落としがちなささいな部分をも認識していて驚かされた。ともすると、感動することに鈍感になりがち。常にアンテナを張り巡らし、感性豊かなバーバでいたい。
鹿屋市 中鶴裕子 2013/3/23 毎日新聞鹿児島版掲載
鹿屋市 中鶴裕子 2013/3/23 毎日新聞鹿児島版掲載
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます