「龍君、お父さんみたい?」。うっすら涙を浮かべながら私を見上げる。5歳の小さな体で、妹のベビーカーに乗りたいとも言わず、一日よく歩いてくれた。お土産店に寄った。「じいじとばあばにも買う」。自分で選び始める。「ママ、龍君お父さんだけんお土産持っとくね」。大きな袋を一生懸命持ってくれた。
日ごろは一番の甘えん坊のくせに旅先では立派で頼もしかった。子供ながらに気を遣っていたのか、旅の楽しさがそうさせたのか。「優しい龍君、今日はお利口だったね。うれしかったよ」。息子の寝顔に語りかけた。
熊本市南区 中山佳世子(24) 2018/8/16
日ごろは一番の甘えん坊のくせに旅先では立派で頼もしかった。子供ながらに気を遣っていたのか、旅の楽しさがそうさせたのか。「優しい龍君、今日はお利口だったね。うれしかったよ」。息子の寝顔に語りかけた。
熊本市南区 中山佳世子(24) 2018/8/16
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