娘が嫁ぎ、夫婦水入らずの日々がなぜか寂しい。窓からの紫尾の山並みを眺めながら思案する。
善き婿殿にめぐり合い、父親の終焉かと自問自答しつつ、妻に「電話は来るか」「元気かな」と毎日聞く始末。「早く子離れしなさい」とうるさがられ、とどめは「子は親離れしている」と立つ瀬がない。気付くと玄関で見慣れた娘のハイヒールなどがなく、華やかさが消えている。娘の履物は花であったと思う。
父親と母親との娘を思う温度差を感じるが、私もそろそろ子離れ時か。ちなみにツバメの子も、巣離れ間近である。
出水市 宮路量温 2013/7/18 毎日新聞鹿児島版掲載
善き婿殿にめぐり合い、父親の終焉かと自問自答しつつ、妻に「電話は来るか」「元気かな」と毎日聞く始末。「早く子離れしなさい」とうるさがられ、とどめは「子は親離れしている」と立つ瀬がない。気付くと玄関で見慣れた娘のハイヒールなどがなく、華やかさが消えている。娘の履物は花であったと思う。
父親と母親との娘を思う温度差を感じるが、私もそろそろ子離れ時か。ちなみにツバメの子も、巣離れ間近である。
出水市 宮路量温 2013/7/18 毎日新聞鹿児島版掲載
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