サルスベリの花がきれいに咲いている。イガグリが一つ二つと道ばたに落ちている。田んぼの稲も背を伸ばし、青々と育っている。車で約20分の通勤だが、季節の移り変わりがよく分かる。少しずつ秋になろうとしている。
セミの声はまだ聞こえるが、夜になると秋の虫の声も聞こえる。残暑はまだ厳しいが、朝夕は少し涼しい。十五夜にはススキにリンドウを飾って、まん丸お月様と餅つきウサギさんを眺めよう。彼岸花ももうすぐ咲くだろう。コスモスも……。平和な秋の始まり、始まり。
出水市 山岡淳子 2014/9/15 毎日新聞鹿児島版掲載
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