天狗の羽団扇をつけたようなスイフヨウは華やかな花を咲かせる。花は刻々と色を変える。日々落花しては咲きつぐが、なぜか実を結ばない。
花の直径は湯飲み茶わんほどの、ふっくらした5弁の華麗な花だが、惜しいかな一日で落花する。だが、朝は白色、昼は桃色、夕方は紅色と、日に3度も魔法でもかけられたかのように色を変えて咲くから不思議だ。
妻が育てた、9月から咲きつぐ、かすかに甘い香りもするこの花を枝ごと切り取り、時々、居間に飾り、2人で楽しむ。
スイフヨウはつかの間、私たちを酔わせる魅惑的な花だ。
出水市 小村忍 2014/10/25 毎日新聞鹿児島版掲載
花の直径は湯飲み茶わんほどの、ふっくらした5弁の華麗な花だが、惜しいかな一日で落花する。だが、朝は白色、昼は桃色、夕方は紅色と、日に3度も魔法でもかけられたかのように色を変えて咲くから不思議だ。
妻が育てた、9月から咲きつぐ、かすかに甘い香りもするこの花を枝ごと切り取り、時々、居間に飾り、2人で楽しむ。
スイフヨウはつかの間、私たちを酔わせる魅惑的な花だ。
出水市 小村忍 2014/10/25 毎日新聞鹿児島版掲載
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