ご主人の一周忌の出来事をつづった新顔Nさんのはがき随筆に心ひかれ、お住まいも近いので電話した。
「馬渡さんの随筆を何度か読み親しみを感じています。亡き夫が野菜作りをしていた畑を花園にしたくて花を育てているので、そこに行ってゆっくり話しましょう」
車で迎えにきてくださり案内された先にはチューリップ、パンジー……色とりどりの花、花、花。お茶をすすめながら「来る度に違う顔を見せてくれる花に癒されています」と。母の死後コチコチに固まっていた心がほぐれて涙目になった。
鹿児島市 馬渡浩子 2018/5/10 毎日新聞鹿児島版掲載
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