はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

紙芝居は楽しい

2022-10-16 20:39:17 | はがき随筆
 「とんとむかし」と話が核心に近付くと子供たちの瞳が輝いてくるのが分る。僕はその姿に「うんだもー(あらまあ)」と心がほんわかとなった。
 物語はふるさとに伝わる「しびの鬼むこ」。母が機転を利かして鬼から娘を取り戻す話。紙芝居を始めた当初、「今の子供たちに紙芝居なんて」とも思ったが、喜んでもらったことが意外だった。
 こうして機会あるごとに「紙芝居の読み聞かせ」をしている。身近な伝説を絵にまとめて身近な人に演じ、輝く瞳や希望を持つ子供たちとじかに接するところが魅力である。
 鹿児島県さつま町 小向井一成(74) 2022.10.8 毎日新聞鹿児島版掲載


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