庭に柿の木がある。秋風が吹き始めると葉が落ち実も落ちる。
青い実は割れて中をさらしているが、
熟した実は地面にベタッと赤い実を広げて落ちている。美味そうだ。
中には運良く、そのまま落ちている実もある。
これをそーっと拾って、
へたの方から両手でそーっと割って熟した部分を口に入れる。
柔らかく甘い実が口いっぱいに広がる。
両手には、まだ皮にくっついた実が残っている。
また、そーっとなめるように食べる。今朝も、
ほうきを持ちながらの運の良い熟した実を食べた。
明日もまた朝の楽しみを期待しよう。
出水市 畠中大喜 2011/10/27 毎日新聞鹿児島版掲載
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