若いころ、甑島で勤務していた時、鹿児島市に出張した。仕事を終え、同僚と話が弾んで夜遅くまで酒を飲んだ。店を出て同僚と別れた後、途中で自分のいる場所が分からなくなった。すると何を考えたのか「おれは今どこにいるのか分からない」と甑島にいる妻に電話をしていたのだ。翌日甑島に帰ると、妻が「ゆうべのことは覚えているね。私は一晩中心配で眠れなかった」と機嫌がとても悪い。電話をしたことなど記憶にないのだが、ただただ謝るしかなかった。その時は「酒はもう飲まない」と誓ったが、三日坊主に終わり、今も時々飲んでいる。
鹿児島市 川端清一郎(62) 2010/2/24 毎日新聞鹿児島版掲載
鹿児島市 川端清一郎(62) 2010/2/24 毎日新聞鹿児島版掲載
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