還暦を過ぎて間もないY子さんの死は突然だった。早朝異変が起きて、数時間の後には帰らぬ人となった。遺族の悲しみは筆舌に尽くしがたい。遺族の方々に対してお悔やみの言葉が見当たらない。何とか励ましたい。何とか癒してあげたい。だが、ただそう思うだけで、どうしてもその術が思い当たらない。悶々としていた矢先、立ち寄った書店で「千の風になって」の本が目についた。そうだ、Y子さんは死んだのではなかった。千の風になって大空を駆けめぐっているのだ。これだ、あんなに悲しんでいた娘さんにこの本を贈って悲しみを和らげてもらおう。
志布志市 一木法明(71) 2007/3/19 掲載
志布志市 一木法明(71) 2007/3/19 掲載
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