はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

バスと盲導犬

2008-12-21 00:05:29 | はがき随筆
 落ち葉の舞う中をバス停にたどり着いた私は、盲導犬を連れた「アラフォー」の女性を見た。彼女はバス停の縁にすっくと立ち、じーっと前を向いたままである。ひたすらバスのエンジン音が近づくのを待っていた。
 私はバスの止まる位置がずれはしまいかと心配になった。しかしバスのドアはピッタリと彼女の前で開いた。私はやっと気が付いた。彼女は前もって犬を連れた自分の姿を運転手に見えるようにたっていたのだ。
 生活の知恵とはいえ、彼女の用意周到さに私は、自分の行き当たりばったりの性格と引き比べて、恥ずかしい思いがした。
   鹿児島市 高野幸祐(75) 2008/12/20 毎日新聞鹿児島版掲載

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2 コメント

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盲導犬 (オレゴンローズ)
2008-12-25 14:33:27
以前飼っていた愛犬が死んでかれこれ10年以上たちます、アパート住まいの私は、猫しか飼う事が出来ませんが、いつか家を持ち盲導犬の訓練をするのが夢です。以前飼っていた犬はケアーホームに度々連れて行き、お年寄りの方たちの慰めとなっていました。その犬が死んでしまい私は当分呆然としていたものです。もうすぐその愛犬の命日がやってきます。
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私戌年なんです (アカショウビン)
2008-12-28 01:24:19
犬も猫も大好きです。本当に動物には癒されますよね。
事情があり今は飼えませんので、よそ様の犬や猫を可愛がらせてもらっています。
アニマルセラピー(これも和製英語ですか)と言って、高齢者の施設などで大きな役目を担う動物が多くなりました。
犬や猫は素晴らしいパートナーですよね。

楽しい思い出を残してくれた、オレゴンローズさまのワンちゃん、あちらで見守ってることでしょうね。
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