3年ぶりに末娘が夫と2人帰郷する。正月に向けて私用と娘たち用の火鉢二つのわら灰を作った。新しい灰をふかふかに詰め込んで居間に運び、私用の火鉢に炭火を入れると、すぐに猫が来て前脚をそろえて座った。
3人娘の幼いころ、風呂上がりに晩酌の肴を作り始めると、娘たちも自然に火鉢を囲んだ。小さなフライパンでハマグリを焼く、おしゃべりする──。いつの間にか家族の夕食になっていた懐かしい日々。
「食べ物はまだないよ!」と猫に言いつつ、新しい炭火を眺めている。
出水市 中島征士(62) 2008/1/1 毎日新聞鹿児島版掲載
3人娘の幼いころ、風呂上がりに晩酌の肴を作り始めると、娘たちも自然に火鉢を囲んだ。小さなフライパンでハマグリを焼く、おしゃべりする──。いつの間にか家族の夕食になっていた懐かしい日々。
「食べ物はまだないよ!」と猫に言いつつ、新しい炭火を眺めている。
出水市 中島征士(62) 2008/1/1 毎日新聞鹿児島版掲載
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