随筆の表彰式で読者の心を打つ文章の書き方を学び、新幹線に乗る。座席はなぜかがら空きだ。通路を挟み窓際の席に座った男性は出水駅で朝、見かけた人である。川内を過ぎると車掌が検札に来た。その男性は切符を見せた後に謝っている。どうしたのだろう、気になる。
次は私の番。切符を見た車掌はここは自由席ではないと言う。慌てて車両の表示を見ると「指定席」とある。「すみません」とわびる私に、ここでいいと車掌は笑顔で許してくれた。
向こうで男性が自分も、という仕草をする。車両違いをした老人2人は頭をかき笑った。
出水市 清田文雄 2014/5/20 毎日新聞鹿児島版掲載
次は私の番。切符を見た車掌はここは自由席ではないと言う。慌てて車両の表示を見ると「指定席」とある。「すみません」とわびる私に、ここでいいと車掌は笑顔で許してくれた。
向こうで男性が自分も、という仕草をする。車両違いをした老人2人は頭をかき笑った。
出水市 清田文雄 2014/5/20 毎日新聞鹿児島版掲載
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