小学生のある時期、私と弟は野球漫画を書くことに熱中したことがあった。読者は一緒に登校する3.4人。
私の漫画はチームを結成する過程とか、ユニホームを作る資金繰りとか、物語の展開がのろく、本題の野球の試合にいつまでも入れなかった。
弟の漫画はいきなり野球の試合で始まり、主人公は投げて打っての活躍を見せた。
主人公が主人公らしい働きをする弟の漫画は、続きを催促された。野球漫画でありながら、私の漫画の主人公は、ユニホームの袖を通すことなく、物語中途で姿を消した。
伊佐市 清水恒 2012/11/6 毎日新聞鹿児島版掲載
私の漫画はチームを結成する過程とか、ユニホームを作る資金繰りとか、物語の展開がのろく、本題の野球の試合にいつまでも入れなかった。
弟の漫画はいきなり野球の試合で始まり、主人公は投げて打っての活躍を見せた。
主人公が主人公らしい働きをする弟の漫画は、続きを催促された。野球漫画でありながら、私の漫画の主人公は、ユニホームの袖を通すことなく、物語中途で姿を消した。
伊佐市 清水恒 2012/11/6 毎日新聞鹿児島版掲載
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