かつて大型トレーラーバスが走っていたこの街は、私にとってあこがれのスタート地点だった。初めてサーカスのゾウを見て、初めてミルクセーキを食べ、大志を抱き勉学にもまれる高校時代を過ごした。そして、病気休学。大阪の高校へ転校と夢と挫折の交差点でもあった。
20年後の街は歩行者天国でにぎわい、映画館が四つもあり、子どもたちの歓声があふれていた。今、この町は市街地の再開発や空中給油機問題で大きく揺れている。この街が終のすみかとなろう私は、人生の素晴らしいゴール地点にしたい。
鹿屋市札元 上村 泉 はがき随筆特集版-3 (2006.3.27掲載)
20年後の街は歩行者天国でにぎわい、映画館が四つもあり、子どもたちの歓声があふれていた。今、この町は市街地の再開発や空中給油機問題で大きく揺れている。この街が終のすみかとなろう私は、人生の素晴らしいゴール地点にしたい。
鹿屋市札元 上村 泉 はがき随筆特集版-3 (2006.3.27掲載)
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