今年も暑い夏だ。70歳の頃から、めっぽう暑さに弱くなった。夕方花壇に水やりをしただけで熱中症の症状が出る。だから、朝の青空を目にしただけで憂欝になる。朝っぱらからクーラーにつかり、今年はテレビでのオリンピック観戦が日課となった。そんなある日に左腰の辺りを手で触ると米粒ぐらいの突起。もしやと即病院へ。案の定、4回目の帯状疱疹だった。
幼児期にかかった水ぼうそうのウイルスが、抵抗力減退の私に、帯状疱疹に化けて出てきたのだ。涼しさなどみじんもかんじさせない厄介な化け物にとりつかりた夏となった。
鹿児島県肝付町 吉井三男(79) 2021.9.10 毎日新聞鹿児島版掲載
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