二十数名の囲碁クラブには内輪だけにしか通じないあだ名や言葉が飛び交っている。
目数を実に正確に数える人は勘定奉行、椅子に掛けひたすら観戦する人は牢名主、などの異名が奉られている。
負けるときの悲鳴も人によりきまっている。石を押せないときは、これ長万部だ。完敗のときは、大声で大統領(投了)、石が死ぬときは、死んだ魚は目で分かる。負け続けるときは、今日は日が日替わり(悪り)定食だ、等々である。
秀逸は小用に立ちたいとき、ご免シッコウ猶予をください、どうぞごゆっくりだろう。
鹿児島市 野崎正昭 2017/9/17 毎日新聞鹿児島版掲載
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