節電ブレーカーのことや悪徳業者について指摘しておりましたが、今回は省エネ商法なるものについてご紹介したいと思います。
「省エネ商法について」を参照いただければ、大体の様子を掴んでいただけるのではないかと思います。
何かで読んだのですが、詐欺師が詐欺を働く時の秘訣みたいなものを語った内容でした。100%嘘で固めたことは誰も信用しない。殆どが真実の中にほんのチョットの嘘を交えるから騙されるのだと。
これに似たようなことを応用(?)したのが「節電器」の商法ではないでしょうか。先ずは、オームの法則を持ち出します。これは中学の理科で教わる内容ですので、ほとんどの人が知っているでしょう。これを引き合いにして電圧を下げると消費電力が低下することを認識させる。
次に電力会社から供給される電圧は変動している。これもテスターなどで測定すれば事実認識できます。ここまでは全て真実(事実)です。
だから電圧を下げると消費電力が下がるでしょうといった結論を導き出します。大抵の人はこれで騙せてしまうでしょう。
もっと悪いことに売っている人(営業担当者)が、そのことを信じていることでしょう。そもそも騙している認識が無いのですから始末が悪いのです。下手をすると開発した技術者が信じていたりして・・・。
節電器などという製品は、今でこそなかなかお目にかかれなくなったとは思います(思いたい)が、以前は大手電気メーカー(超有名企業です)さんが何社も取り扱っておりました。
これからも手を変え品を変え、悪徳業者がうごめくことでしょう。言うまでも無いことですが、全ての業者がということではないということをお断りしておきます。
業者から提案を受け、判断に迷っておられるようでしたら、このブログへのコメントでも結構ですし、「山浦綜合事務所」のWebサイトで省エネ・節電に関する相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。