山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

エアコンを速く効かすには

2011-08-05 | 省エネ

 エアコンで速く冷房を効かせるためには、設定温度を低めに設定した方が良いと信じられているようです。例えば、設定温度を28℃の場合と25℃の場合を比べると25℃の方が速く冷えると。果たしてその真実は?

 実は設定温度によらないというのが正解に近いのです。ではどうすれば速く冷えるのかといいますと、それは風量設定を大(強)にすることです。エアコンの吹き出し口から出てくる冷風は、設定温度によらず同じ温度です。一定温度であれば、空気の流量が大きいほど速く冷えることになります。

 真実に近いと申し上げたのは、風量が自動に設定されている場合には、設定温度と室温の差が大きいほど風量も大きくなります。ですからこの場合に限って正解になります。

 ここで、日常体験したことと矛盾を感じた方がいらっしゃるかも知れません。それは、先ほど吹き出される冷風は一定温度だと言っていたではないか。吹き出した空気が冷えてない時があるではないかということでしょう。 それは室温が設定温度を下回った場合には、冷風を出さないようになっているからです。いわゆる送風運転(インバータエアコンの場合には弱運転)状態になっているのです。そうすると室温が次第に上昇しますので、しばらくすると冷風が出てきます。このようにして、エアコンは室内温度を設定温度近辺に保っているのです。

 なぜ、このようなことをテーマとしたかといいますと、省エネ・節電のためには温度設定が大切で、28℃に設定することを推奨されております。速く冷やそうと思って、ついつい低めの設定(例えば25℃)にしがちです。しかし、室温が下がった時に28℃に戻すでしょうか?忘れてしまっているようなことが往々にしてあると思います。このようなことにならないように注意を喚起したかったからに他なりません。

<<参考>>

 「温度管理によるエアコンの省エネルギー」、「エアコンの省エネルギー


電力と電力量の違い

2011-08-05 | うんちく・小ネタ

 意外と知られていないのが電力(kW)と電力量(kWh)の違いです。新聞などのマスコミ報道でも誤用が目立ちます。どこぞの都知事さんも計画停電の際に勘違いして、とんでもない結論を導き出しておりました。先日もこの件に関して、ある週刊誌から電話取材がありました。言葉が似ているので間違い易いのでしょう。省エネ屋さんの中にも混同してしまっている人もいます。嘆かわしいことですが、マスコミの皆さんが間違うのも致し方ないのでしょう。

 詳細は「電力と電力量」をご参照ください。

 長文ですが「計画停電解消に向けての提言」もお読みいただければと思います。


白内障と航空身体検査

2011-08-05 | 大空への憧れ

 4枚目の航空機操縦練習許可書のため航空身体検査を受けてきました。ところが視野検査に引っかかり専門医の診断を受けてくるように指示されました。眼圧も高くなってきていることから緑内障を疑われたものと思われます。

 翌日医師の紹介状を持って眼科で診察を受けてきました。緑内障は無く視野検査も基準値をみたしており問題ありませんでしたが、白内障と言い渡されてしまいました。

 航空身体検査マニュアルによれば「白内障について、視機能が基準を満たす場合は、適合とする。」とあります。更に「白内障術後の者であって眼内レンズ(人工水晶体)又はコンタクトレンズにより視機能が基準を満たし、手術後3ヶ月以上の観察期間を経て経過良好であると認められる者が、国土交通大臣の判定を受けようとする場合は、臨床経過の所見、手術記録やその他の治療内容を含む臨床経過、両眼視機能検査等の検査結果を付して申請すること。」となっております。

 白内障であっても視機能が基準を満たせばOKだし、将来視力が低下し、手術によって人工水晶体にした場合でも国土交通大臣の判定を受ける道があるように読み取れます。

 現在のところ視力等々は基準を満たしておりますが、視力の低下は時間の問題です。時限爆弾を抱えているようなもので、このまま漫然と操縦訓練を続けていても良いものかと思ってしまいます。

 先述の国土交通大臣の判定というものが如何なるものなのかが気になります。先輩パイロット諸氏でこの大臣判定をクリアした方、あるいは何らかの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非ともご教示いただけないものでしょうか?