10月7日(土)
お陰様で、爽やかな晴天に恵まれ、
一日中穏やかな『作品展・バザー』実施出来、無事に大盛況でホッと安心。
多数、ご来園の方があり、職員一同、感謝・感激でした。
また、今年の母の会の新企画は、『ハロウィーンおばけハウス』でしたが、
思った以上に大好評で、在園の子どもたちも、卒園生も、先生たちも、
大人の皆様も、キャーッと叫びながらも、何度も真っ暗な迷路に入っていく…
面白いアイデアでした。
年少組の保護者の方からは、
西洋種の実物のハロウィーン用巨大カボチャをご寄付いただき、
本物の「ジャッコーランタン」を作成して
中に電球を仕込んで明かりをともしていただき、
より一層雰囲気を盛り上げていただいた。
今、玄関にかざらせていただいています。
来園の節には、どうぞご覧ください!
生ものですから、お早めに~
また、10月7日は仙さんの命日です
仙さんという人は、江戸時代後期を代表する禅僧で、
多数の書画・詩文を残しています。
その作品は、福岡県宗像郡赤間村のご出身で、
福岡教育大学敷地の山を全部ご寄付下さった
あの出光石油の創設者 出光 佐三さんが、コレクターとして
多数を所持なさっていた。
出光 佐三さんは、
「自分の今日があるのは、元はといえば、小学校の先生の尊い姿からだ。」
とおっしゃり、父母の教え
「ひとのためにつくせ」
を念頭に、神戸高商を卒業してから、でっち奉公に入った酒井商店で、
小麦粉の係りで粉まみれになって働きながら、
4つのポリシーを学び、
明治44年から門司市東本町で、出光商会を25才で始め、
昭和28年日本人で初めてイランから石油を輸入し、
昭和46年にアメリカの地に日本人で初めてガソリンスタンドを開きました。
「出光の仕事の目的は、お金儲けではなく、
みんなが力を合わせて、仲良く助け合い一生懸命働くことにある。」
という考えを貫き 企業メセナにも熱心で、
それで、
博多にある日本で最古の禅寺聖福寺に
40才から住職としていらっしゃた仙和尚の作品が気に入り、
東京丸の内と北九州市門司区にある出光美術館に数多く収蔵されています。
仙和尚は、62才になった秋、寺を弟子に譲り、心のままに誰にも真心で接し、
長年の苦しい修行から得た明るい心ととんちは、たちまち評判になり、
隠居所の虚白院には、様々な人が、毎日大勢訪れていた。
彼の水墨画は、下がきなしでさらりとしたタッチで、
子どもでも描けそうなえらく簡単シンプルな絵ばかり、…
と一見すると単純に見えますが、
どの作品にも味のある墨絵のそばに言葉が添えられていて、
絵と言葉が相まって独特の深い悟りの境地をユーモアたっぷりに示唆している。
仙和尚の絵を真似るにせもの描きが自慢そうに絵を持ってきても
いっこうに気にも留めず、また絵を描いて欲しいと頼みに来る人には、
御礼は一切受け取らずにいやな顔ひとつせずに、気軽に応じていたそうです。
老若男女は、心が和み明るく生き方を反省したそうです。
悩み事がたちどころにスーッと氷解するような不思議な力のある作品で、
心に強く響くものがある。
それで、毎年、出光興産ガソリンスタンドからいただいていた和室にピッタリの
仙さんの作品の長尺のカレンダーは、
3年前までは旧宅の玄関の間の四畳半の上がり口の横の壁が、定位置で、
毎月、捲るときには、ひとときの癒しの時間が得られ有り難かった。
「鶴ハ千年 亀ハ萬年 我れハ天年」という作品がある。
長寿の象徴の鶴と亀、それに比べて
人間の自分は天が与えてくださる天寿を全うするのが大事だと、
説いてくださっている。
老人の絵も多い。
しわが寄り、くどくなる、など老化現象をグサリと描きながらも、
どの老人の表情も楽しげで満面の笑顔。
年を重ねることを喜ばしいことだと礼賛。
私も、この絵の老人たちのように、
楽しげで満面の笑顔をたたえた心身共に元気な高齢者になりたいものだ~
と、願うが、いつ、どんな事に遭遇し、どんな病魔に襲われないとも限らない。
楽しげで満面の笑顔の元気な高齢者をめざすには、…
「1眼、2脚、3歯ですよ」などと、
昔、表千家流のお茶のお稽古に土曜日の勤め帰りに通っていた頃に、
老師匠岩崎宗閑先生は、
お点前の合間には、様々な処世の知恵を繰り返し教えてくださっていた。
ふと我に返り気づくと、50才を過ぎてから 目もすっかり悪くなり、
脚も車ばかり~で弱り、
歯も治療中だがなかなか…
周りの方々に不快感を与える口臭や加齢臭は?…とても気になっている。
このまま呑気に悠長にしていては、
ビートたけしさんのテレビではありませんが、た・た・大変な事に!
仙和尚は、87才の時に再び元の寺の仕事を引き受けました。
が、翌年、町の人々の祈りもむなしく息を引き取りました。
京都の本山妙心寺から、最高位「紫衣」を天皇陛下から受けるように
三度も強く勧められていましたが、全て断り、その費用はお寺のために使い、
破れを自分で繕った墨染めの衣のままで、その生涯を
他人にはやさしく、自分には厳しく、誇り高く生きた仙さん。
その命日を期に、運動も、頑張りすぎないように、ほどほどに
「さじかげん」を大切に、
毎日健康第一で、アンチエイジングの努力をしなくては…と、決意。
みなさまも、幼少時からの規則正しい生活リズムで、生活習慣病に気をつけ、
適度な運動や、アンチエイジングにもお気遣いを!