緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

第43回北九州市私立幼稚園PTA大会『食育』

2006年10月12日 20時04分09秒 | 教育

10月12日(木)

 丑三つ時を過ぎて、…

オヤ?もう午前5時?と~勘違い

まだ、3時過ぎなのに、ガバッと起きてあわてて時計を見よう~と、

眼鏡を手探りして、その手が滑り、

コロリ~ンと一瞬の後悔…「眼鏡のつる」が妙な手応え~で、破損

アーア、しまった

強力接着剤で、うまくくっついた~と確認して、ホッ~

また暫し横になった。

 だが、朝、洗面後、手にとってかけてみようとすると、

イヤな予感が的中 案の定、…妙に脆くポッキリ

悪夢真っ二つに

がっくりし、慌てたが、応急処置の時間が無くて、仕方がない。

で、とりあえず午後から、眼鏡屋さんへ行かねば

ドジな私眼鏡の必要のない夫は、

「視力障害者は全く大変だね~でも、これで何かの厄落とし、大難が小難で済んで、命が助かったのかも…」

と、降り掛かった災難の最中にしてると、珍しく慰めてくれた。

さて、気を取り直して… いよいよ本日は 

「第43回北九州市私立幼稚園PTA大会」当日となり、

総合司会役の当園P会長田仲恵理子さん、副会長の畑さんと一緒に

来賓受付の役目の我々三人だけは、

他の方々より一足お先に交通渋滞を避けて8:30出発

さて、『食育』が昨今叫ばれている。

そこで、今年は、北九私幼連の仁保会長のご尽力で、

テレビ『世界一受けたい授業』の番組で一躍注目の 

東京農大応用生物科学部教授小泉武夫先生が、ご講師というので、

参加希望者が増え、全体では、800人を超えました。

受 付  9:30~続々といらっしゃった。

畑さんが田仲さんとともにいらっしゃり、お手伝い下さったので

、控え室へのご案内もスムーズに行き、有り難かった。

第一部 PTA大会10:30~11:15

北九州市長末吉興一氏他、国会・県会・市会でご活躍中の

多くのサポーターのご臨席でした。

特に、末吉市長さんは、5期20年間にわたり政務に携わり、

就園奨励費などを保護者負担軽減のためにご配慮くださった。

最後のご臨席。

今後も、残りの任期をお元気に全うくださるよう~心よりご祈念です。

第二部 研修大会11:15~13:00

『心と体を育む食事学』

小泉武夫先生62才、体力には自信ありなのだそうですが、

以下講演内容の要約、ご紹介です。

 

まず「いただきます」食べることの 意味 ~「食育」とは?

「食育」は子どもに対する教育ではなくて、大人に対する教育。

NHKテレビ『クローズアップ現代』での問題点解説。

小学生への質問「食べることの意味は?」

食べたらのある状態に~

日本の子どもは可哀想。

素晴らしい日本の国の文化を教わっていない。

蒙古民族の遺伝子・家族の遺伝子・個体の遺伝子が~

40年間に肉の消費量が4倍になった

油は3.7倍に

アメリカナイズされた食文化が、戦後日本を席巻

肉を食べると、アシドーシスで血液が酸性になり、

それを中和するために骨からカルシュームが抜けて出て、

その結果骨が弱くなり…骨折、朝礼中に貧血で倒れる…

中性脂肪が上がる、コレステロールが増える等…

肉を食べるとき、ミネラル分の摂取不足に陥りやすくなり、

その結果、狩猟民族のようにカーッとなりやすくなり性格まで闘争的に変わる。

なぜなら、アドレナリンが増えるので、

日本人本来の穏やかな性格が→凶暴切れやすくなるともいわれた。

 

沖縄県のキャンペーンの例を考えさせられた。

昔は魚、タム(芋類)や海藻中心で「医食同源」の食事で、日本一長寿県だった。

ところが、発酵食品や野菜中心のメニューから、欧米化した献立へ…

長寿の伝統食から、ファーストフードへ…

今、その間違いに気づき再びキャンペーン中。

 

また、韓国でのキムチ消費量の減少の例から…

子どもたちへの配慮から、民族の誇る伝統食を、

行政の(文部省?みたいな)機関が素早い対応を「給食」の現場で~

迅速にキムチや伝統食の摂取を働きかけ、歯止めを掛けることができたらしい。

韓国の行政の敏感な危機感からの素早い給食での対応と、

日本の対策の打ち方が悠長で呑気、この違いも問題視。

日本では、なかなか危機感がなくて、

素早い対応を~伝統食の摂取をキャンペーンは出来ず…

「お金さえ出せば、レストランや学校の給食は、いただきますも言う必要はない~という考え方の保護者がいる」…という嘆かわしい現実がある。

「便」がご専門の神戸の先生との楽しい夕餉で、

話題にのぼるのは~

日本人の「便」が悪くなったのだそうです。形状も、色も、臭いも。

 

そして、癌や成人病が増えたのは、食事が肉食に偏って、

日本の伝統食を食べなくなってきたのが大きな原因だそうです。

それに、価格破壊で、外国産の値段の安い食料輸入に頼って、

自国の安心安全な食品を食べなくなったのも大問題。

食糧自給率が日本は38%に落ち、農業の後継者も激減。

因みにドイツ100%、

フランス138%、アメリカ127%、カナダ184%、オーストラリア328%

21世紀は、食料が戦略武器になる

中国から輸入していた大量の大豆が、自国での消費に充てられ始め、

日本には来なくなり、不足分を遺伝子組み替え食品が、補う羽目になり、

残留農薬の問題や、防腐剤、食品添加物の問題もある

賞味期限切れで、神経質な日本人は、美味巡礼のグルメ三昧で、

一方どんどん捨てている。

大人1人500㌘食べたとして、

毎日300万食分も捨てている。

本当は、自国での自給率がひどく落ちてしまい、

輸入に頼らなくてはコンビニの幕の内も出来ない現状で、

食料が不足しているにもかかわらず… じつに勿体ない

 

以下は、小泉先生からの提案

①海草類を食べましょう。

②根もの野菜(ゴボウ・蓮根・芋類・大根・人参・山芋…)を食べましょう。

  ぬか漬けなど発酵食品の漬け物も薄塩でたっぷりと。

③魚を食べましょう。但し、養殖でないもの。

④豆類を多く食べましょう。(特に大豆製品~納豆・味噌・具だくさんのみそ汁)

⑤パンではなく、ごはんをもっと食べましょう。

それぞれの家庭の伝統の味や文化を代々伝えていく心が大事

「あなた(魚・肉・野菜・果物・穀類)の、いのちをいただきます

総合司会田仲恵理子さん落ち着いて堂々としていて、

プロのアナウンサーみたいな良い声で、さすが~でした。

ご参加の皆様、お疲れさま、有難うございました。

  

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