10月14日(土)カラリと乾きスッキリした空気
午前中は、高校時代の同窓生柴田高博くんのために
10名の代表幹事が集まった。
さて、午後は、中間市の姉妹園 緑ヶ丘第三幼稚園へ行きました。
旧園舎は、解体され、急ピッチで新園舎の基礎工事は、
順調に進捗していました
夕刻からは、「東京第一ホテル小倉」の二階の部屋で、
北九州市医師会園医会の主催で、
園医会研修会がありました。
北九州地区小児科医会 会長の金 平栄先生のご挨拶から、
保育所連盟会長の藤岡先生に続いて、
私幼連の仁保会長のご挨拶も感謝の心のたくさん詰まったお言葉で大変良かった。
そして、まず、
『医師会園医会ワーキンググループ宿題報告』を、
担当理事 津田恵次郎先生より以下の3点についてお話しいただいた。
①保育園における与薬の実態調査
②食物アレルギー診断書について
③来年度の全国大会の北九州市での実施について
で、いよいよ、メインは、
『北九州市における五才児の生活実態調査』について、
講師は、小児保健研究会大楽雅史先生
(八幡西区在住小児科医で現在医師会事務局担当)
の検診表のデータに基づいた興味深い数多くの項目の
わかりやすい研究発表で、パワーポイントのグラフ提示も
工夫が凝らされており、参加者の関心も高かった。
ご自身の三人の子どもさんの年長組の頃の「かぞく」の落書きの写真も
提示くださり、聴講に疲れてくる頃には、随所に
先生の趣味のガーデニングの自慢のお庭の美しい花々の話も織り交ぜて、
最後には、予想通りの素晴らしい考察も含まれ、
サービス精神旺盛で眠気ももよおさず飽きさせないお話だった
これを基に、福祉行政の在り方や、
保護者の「保育所へ依存した子育ての在り方」も、鮮明に浮かび上がり、
「早寝・早起き」も予想以上にひどい実体で、
あらためて保護者の「業務に携わる仕事時間の長さ」の問題や、
「子どもとの関わりの中味やその密度」や、
「子どもを取り巻く家族の心の安定のための家庭環境」についても
見直さねばならないと推察が出来た。
が、発表者の大楽雅史先生ご自身は、照れてご謙遜ばかり~
余りにも、出てきたデータが、
「保育所の子ども」は…食事や排泄が…とか、
母子家庭保護者は、「たばこ」喫煙率が6割にものぼり、
その子どもは受動喫煙の被害者に…
また、「保育所の子ども」は、メディア視聴が長時間で朝の起床が遅くて、
睡眠不足…などと、似通ったパターンが多かったので、
「幼稚園の子ども」と対比された保育園関係者には、
現実の子どもたちの家庭生活の実体をあらためて目の前に数値化し
明らかに示されて、ショックかもしれない~と、ご配慮なさったようです。
保育園の保育士の担わなくてはならない役割や責任も、
幼稚園の教諭よりも長時間にわたって在園して居る分、
より重たい~と自覚されていた方々も多かった。
が、幼稚園でも、今や「預かり保育」の子どもたちが、年々増えつつあり、
認定こども園などでは、先では、余り大きく変わらなくなりそうかも~です。
親が子育てに専念しやすい職場環境の条件整備で~
企業にも行政にも働きかける材料に…」
と保育所関係の園長先生や職員さんたちが、言っていたのは意外だった。
現実には、
保育園の子どもの方が、心の繋がりを、より、もとめている
…色々と、読みとれる データーです
ご参加の皆様、お疲れさま
どうか、このデータを、
子どもの心の育ちのためにどうすればよいのかを考えて、役立てましょう
日本の未来のためにも、早く子育てや幼児期の教育環境が良くならないと、
大変な事になりそうです。