曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

最高気温5.6℃最低気温-3.6℃ ベニシジミの幼虫

2012年01月26日 | 日記

今日の柑橘 (山本柑橘園)

不知火 (通称 デコポン)

「デコポン」いい名前ですね。親しみがあり形を想像させてとても覚えやすい名前です。でも柑橘としての正式名称は「不知火」と言います。不知火は国の果樹試験場の口ノ津支場で1972年に交配されて作られました。清見に中野3号ポンカンの花粉を交配してできたものです。果頂部に凸があり特有な形をしています。デコポンは皮は剥きやすく中袋も柔らかく昔の中晩柑の甘夏・八朔・イヨカンなどと比べると格段に食べやすい柑橘で、しかも糖度は14~15度もあり甘さにおいても群を抜いていました。ただ欠点と言えば生育段階で乾燥に会うと酸がきつくなり酸っぱい柑橘になってしまいます。味に多少ばらつきがあるのが欠点として惜しい所です。

最近は技術の進歩で新品種の出てくるペースが速くなり私たち専門家でも覚えきれないほど新しい柑橘が生まれています。デコポンは新品種のトップとして世に出たのですがより優れた品種も現れてきていますし、生産過剰になりつつあるので値段もだいぶ安くなりました。

 


 大寒ってよく当たっていますね。ますます寒くなり、今日は昨日よりもっと寒い一日でした。それでもお昼頃には天気もよかったのでベニシジミの卵と幼虫を見に行ってきました。以前見つけておいた卵は見つかりませんでしたのでもしかしたら孵化したのかもしれません。

 


ベニシジミ (昨年の春に撮ったもの)

 

幼虫

スイバの葉裏をかじっています。

 


今は新月ですね。細い三日月が山の端に沈んでゆく所です。地球からの反射光で満月のように見えます。

手持ちではきれいに撮れませんでした。