今日の柑橘
金柑(ぷちまる)Puchimaru
キンカンは中国原産で代表的な品種には長金柑と寧波金柑(中国風にニンポウキンカンと読む場合と日本風にネイハキンカンと読むことがあります)がよく知られています。共に江戸時代に日本に伝えられた品種ですが、寧波金柑が日本に伝わった時の話は少し変わっているので紹介しましょう。文政9年(1826年)中国浙江省寧波の船が遠州灘で難破し、清水港に修理のため寄港した折、世話をした地元の名主の柴田権佐衛門が船員から砂糖漬けの果実をもらいうけました。その実に入っていた種を播いたものが今ある寧波金柑の始まりだそうです。最近人気が出てきた宮崎県の「たまたま」というブランドで売られている金柑はこの品種です。
金柑「ぷちまる」は興津(静岡県)の柑橘試験場で育成された品種で2倍体の長金柑と4倍体の寧波金柑の交雑でできた3倍体の金柑です。種がほとんどなくて食べやすい品種です。
わが国で食用になる柑橘の中ではもっとも小さい品種で、写真の実は11gしかありません。昨日紹介した晩白柚(ばんぺいゆ)の約200分の一の大きさです。
越冬しているツマグロヒョウモンとアサギマダラの幼虫
ツマグロヒョウモン お昼過ぎ、暖かいからなのか庭のビオラの中から出てきて地面を這っていました。
アサギマダラ 初齢の小さな幼虫が餌のキジョランの葉を一生懸命食べていました。
こちらは少し大きくて2齢か3齢の幼虫です。
餅まきがあったと言って知り合いの人が持ってきて下さいました。
わーい !!! 寒餅だー。
餅まきの 餅を寒餅と 喜べり
何の祝か 分からぬままに