曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

大寒に桜咲く (薄寒桜)

2012年01月25日 | 日記

今日の柑橘 (山本柑橘園)

ミスキョウコ (山本柑橘園で生まれた品種)

 柑橘の育種を始めたころできた品種で、母親がイヨカンです。花粉親はアメリカの品種ミネオラで双方の特徴は引き継いでいますが欠点が多く没になる所でしたが、色のきれいさと他の柑橘にない風味を持っている所から選外佳作として名前を付けて残しました。経済栽培品種にはなりえませんがマーマレードにすると美味しいものが出来るし、家庭果樹園栽培にはあっても面白いかもしれません。皮が少し硬くて剥きにくいのと種が入るので食べづらいのですが4月ごろにはとても美味しく食べられます。

 

 


 

 今は一年で一番寒い時期という意味で24節季の大寒に当たります。昨日から急激に温度が下がって暖かい大島でも氷が張りました。でもその寒さの中で、私の植えた「薄寒桜」が梢の先にあっちに一つこっちに一つと咲き始めました。満開になるのは2週間後くらいでしょうか。この桜は以前にも紹介しましたが、明治時代にワシントンに贈られた桜のうちの一本なのです。送られる桜は静岡県の興津で作られたのですが、この薄寒桜はなぜか1本だけ興津に残されたのです。今年はアメリカに桜を贈ってから丁度100年だそうです。その記念行事もあると聞いています。満開になったらまたご紹介いたします。

 

 


 

薄寒桜

 

 

 


 

大島にも珍しく氷が

このツララはアサギマダラの繁殖地の谷あいにできていました。

 

霜柱や氷

 

 

 

 


 

寒さが厳しいので蝶の幼虫たちがどうしているか観に行ってきました。

アサギマダラの幼虫

寒さにしおれているキジョラン

 

ベニシジミの幼虫  

スイバの葉裏にいます。もう3齢でしょうか。

観察用に家に1匹連れて帰りました。

 

 


 

 車で走っているとまた蒼鷺さんに出会いました。車のままそっと近づいて見ると片方の羽を怪我しているようでした。道路から家の庭にある鯉の池を狙っているようでしたが、池は全て網で囲ってあり鯉を取るのは無理だと思います。羽の具合が悪くてあまり飛べないのかもしれません。

 

助けてあげたいと思いましたが、私には何もできませんでした。

 

 


桜の苗が届きました。

今年は一昨年開通した南周りの大島オレンジロードに植えようと思っています。この苗は寒桜の一種で「河津桜」と言います。薄寒桜と同じ2月に咲く桜です。吉野桜と混植して2月と4月の2回花見が出来たらいいなと思っています。