絵本ゆっくりコース・編集者 木村真先生の授業は年に2回あります。
本日2回目は、1回目に発表した「食べ物」のキャラクターを主人公にして
今度は15見開きのダミーを発表してもらいました。
生徒さん達が考えてこられた食べ物は、
天ぷら、のど飴、ドーナツ、大豆、ラムネ、りんご など。
食べ物の色、形、味を上手く生かしたユニークな作品が並びました。
木村先生からは、学研から出版された下記の絵本を参考に説明していただきました。
『おもちのおふろ』
作/苅田澄子 絵/植垣歩子
『コロッケころころ』
作/絵 西村敏雄
・読者が手にとってくれそうな「タイトル」を考える
・例えば「大豆」の絵本なら、大豆が豆腐や小豆になることを知らない人もいるので
その人達にもどうわかりやすく届けるか考える
・食べ物が出てくるお話は、最後に食べられるか食べられないかが大きなポイント
・絵だけ見て内容がわかるかどうか
子どもは絵本を見る時、ほぼ、絵だけを見ている
・外国の絵本は言葉がわからないので絵だけ見ることが多いのでは?
その時に絵だけ見て内容が伝わるものは良い絵本
・自分一人で絵本を作っているとどこが悪いかわからなくなるので
人に見せて意見をもらうことで気付くことがある
編集者はこれまでの絵本制作の経験値があるので様々なアドバイスをして下さいます。
木村先生が話されていたのは、本当の正解は誰にもわからない、ということ。
最後に選ぶのは作家自身です。
どうしても譲れないものがある場合はそれを貫くことも大切です。
よりわかりやすく、より楽しい作品へと近づけるように
一歩一歩地道に制作していって下さい。