5回目のイラストベーシックコースです。
本日は前半に「水張り」を授業中に行いました。
各自パネルと紙を用意し、イヌイ先生の指導の下、作業を進めます。
やったことのない方が多く、とても参考になりました。
木のパネルより1センチ〜1.5センチ大きめの紙に、水を中心から四方に塗ります。
乾いたらまた塗るという作業を紙が伸びてくるまで繰り返します。
皆さんが作業をしている間に、イヌイ先生がギターで演奏。
本日はイヌイ先生の演奏付きの授業です。なんて贅沢なんでしょう!
紙が伸びきったら、木のパネルにも水を塗っておきます。
紙とパネルの水を塗った面を合わせて、水張りテープを側面に貼っていきます。
水張りテープは水を付けるとのり付けされるようになっています。
刷毛を使って水張りテープに水を付けていきましょう。
表面に紙テープが出ないようにきれいに貼れましたでしょうか。
表面に紙テープがはみ出てくるとこんな風になってしまうので、気を付けましょう。
後半の授業では、アクリル絵の具を使って着色をしてみました。
アクリル絵の具には
・アクリルガッシュ(不透明)
・リキテックス (透明)
・アクリラガッシュ(不透明)
があるのですが、どう見せたいかで使う絵の具を使い分けするといいですね。
アクリルガッシュは、重ね塗りをしても、下の絵の具が表にひびかないです。
リキテックスは、色を重ねると暗く混ざって黒っぽくなりますが、下の絵の具が少し表に見えてくるので、深みのある色になります。
右側はアクリルガッシュで、左側はリキテックスです。違いがよく分かりますね。
絵の具の説明の次は、実際にアクリルガッシュを使って塗ってみましょう。
イヌイ先生も普段皆さんがどう描いているか見てみたいので、
まずはいつものように好きに描いてみてください。
1. 好きな色で何かのモチーフをシルエットのみで塗りつぶします。
2. モチーフの色がより良く見えるように考えて、背景色を塗ってみます。
3. 次に水の量を少なくして塗ってみたり、水の量を増やして塗ってみたりしてください。
4. 最後に背景色はなしで輪郭線を塗って、中を違う色で塗りつぶします。
イヌイ先生が描いたイラスト(右側が水を少なくして描いたもの・左は水が多めで描いたもの)
皆さんから、イヌイ先生はどう描いているのか見てみたいということで、イヌイ先生にアクリルガッシュを使って描いていただきました。
※水の量を少なくして、べったり塗りつぶさないで下地の色が少し見えるように塗るといいです。
ぞうきんなどで叩くように塗ったり、塗ってから指でこすって、わざと色を落としたりもするそうです。
かすれたように描く場合は、輪郭線をしっかり描いてあげるといいです。
描き方で分からないところは、丁寧に教えてくださります。
生徒さんが描いたもの
次回 10月11日(水)は、イヌイ先生の絵を模写してみます。