絵話塾だより

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2020年2月8日(土)イラストじっくりコース・福田利之先生の授業内容

2020-02-08 19:17:16 | イラストじっくり塾
「皆さん、はじめまして。 福田利之です」
今日の授業はスペシャルゲストとして、福田利之さんが先生です。
只今発売中の『illustration』では、福田利之さんの特集です。
「今日の授業を待ってました!」と皆さんワクワクな気持ちでいっぱいです。

はじめに福田先生のお話から。
福田先生がイラストレーターになられた頃はバブルの時期だったので、
イラストレーションの仕事も多く、ギャラも高額だったとか。

今はイラストレーションの仕事も少なくなり時代の変換期だが、
悲観しなくてもそこがチャンスでは。と前向きなお話をしてくださいました。

今日は「コラージュ」のワークショップをします。
福田先生は、コラージュで制作されている作品が多いです。

作品集の中からコラージュ作品を紹介していただきました。


雑誌やチラシを使ってコラージュもしますが、マスキングテープを使うのもいいですね。
コラージュには「正解」「不正解」はありません。
コラージュの良さは、早く出来るし感覚を鋭くし、センスを磨くのに良いそうです。

まず手を動かして、形を作ってみましょう。
自分が思いつかない形や構成が出来たら、その形を自分のものにしてみてください。

 

考えが煮詰まったら、逆さまにして見てみるのもいいですよ。
元の考えから視点を外すことで、新たなアイデアが生まれます。

例えば、逆さまにしたとき、鳥の形に見えた。と思えば、そこから鳥のイラストにしちゃえばいい。
まずは、楽しむことが大事です。



いいなと思ったら、時間があっても終了してください。
時間があると、どんどん足したくなりますが、引くことも大事です。
足し算よりも引き算なのですね。

後半は、講評の時間です。
今日は生徒さんも一緒に講評していきます。
見るだけでなく、どこが良かったか、自分ならこうしたいなど、みんなで考えてみました。

 

・数字や英語の文字があるとポイントになっていい
・人が考えない意外性があるといい
・ストーリー性を考えず、まずはビジュアル重視で

コラージュ以外にもアドバイスがありました。
見る人の気持ちを考えて、額装やプレゼンテーションの仕方も考えましょう。
きれいに丁寧にすることで、好感がもてます。
そこから仕事にも繋がりますよね。

 

 

  

絵が描ける人は多いですが、仕事に繋がらないなどの悩みが多かったです。
「皆さん、楽しく描いていますか?悩んでばかりではなく、まず描いてみる。楽しむ・楽しめるということが大事です」

福田先生は「楽しむ」ということを何度もおっしゃっていました。
「こうでなければいけないと、苦しむのは良くない。
はみ出た部分で、いろんなことを考えられる人が、この先も楽しんで仕事が出来るのでは」と おっしゃっていました。

今日は悩める子羊に、前向きなアドバイスをありがとうございました。

授業が終わってからも、サインをしてくださいました。











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