本日のサタケシュンスケ先生の授業は「ポートフォリオについて」です。
イラストレーターとして活動する上で作品ファイルとWEBサイトは、どちらも必要不可欠なものといっても過言ではないのでは。
どちらも目的は「作品を見てもらう」ことですが、「何をどう見せるか」を考える必要があります。
①作品ファイル
作品はウェブサイトで見てもらえることが多くなったとはいえ、まだまだ紙のポートフォリオが必要な場面はあります。
人を介して紹介してもらう際などには、手に取って見てもらえる強みもあります。
どんなファイルがいいのか教えていただきました。
・営業用のファイルは簡素で薄くて良い。
限られた時間の中で見せる作品数が多すぎると、結局ひとつひとつの印象が薄れてしまいます。
今、見てもらいたいものだけを厳選しましょう。
・力作をまとめて渡すより、新作をこまめに渡す方が 効果的。
サタケ先生は「ポートフォリオ」を常に2冊は持ち歩いているそうです。
また1回見ていただいて終わりにしないように、毎年新作をお渡ししているようで、この努力で誠実さが伝わりますね。
実際のサタケ先生の作品ファイルの構成を見せていただきました。
表紙→プロフィール→オリジナル作品→仕事作品
1ページに1枚ではなく、1ページに1複数作品を入れて、ある程度シリーズで見せています。
そして、過去、フリーランスになる前のファイルも見せていただきました。今のファイルと何が違うのか。
その違いに、お仕事に繋がる大きなヒントがありました。
②ウェブサイト
サタケ先生のお仕事は、今や9割以上がウェブ経由での依頼。
・トップページには、見てもらいたい作品を載せましょう!
・作品ファイルとは違い、掲載量に制限がない。
とはいえ、あまりに無作為に載せるべきではない。
あまりに古いもの、得意でないもの、自分で納得していないものは省きましょう。
・ジャンル分けやタグ付けで検索性を高める。
・関連する情報ページへの誘導リンク
などなど、書ききれないほど、様々な工夫を教えていただきました。実際のサイト作りに活かしたいですね。
・最近では、ホームページも簡単に作れるようになりましたが、苦手な方は無理して作らず、プロに任せるのもいいと思いますよ。
後半には、皆さんの持って来られた「ポートフォリオ」を見ていきました。
・何を見せたいのかをハッキリして、分かりやすくした方がいい。
・いろんなテイストのイラストがあると、何でも描けると思われるのでしぼった方がいいかも。
今回の授業を受けて、また新しい「ポートフォリオ」を作ってみてください。
次回の授業は、大きな声では話せない「お金」の話をします。
気になる話が聞けそうで楽しみですね!