今日5回目のドローイングクラスは、須磨寺でスケッチです。
初めに山陽電車の須磨寺駅に集合して、イヌイ先生のアドバイスを聞きます。
いつもは洋風なモチーフが多いのですが、今日の場所は和風で、今まで描いたことの無いものがたくさんあると思います。
瓦などどうやって表したら良いかを考えて描いたら面白いですよ!
須磨寺商店街は古くて時が止まったような佇まいで、美味しそうな和菓子屋さんを横目に、皆んなでてくてく歩いて行きます。
太鼓橋を渡って本堂に続く寺の参道には仁王門。奥には様々な堂や院が建ち並んでいます。
広々とした敷地に鐘の音が響き、特徴的な三重塔や八角堂、敦盛塚、梅が美しい庭園、近くには大きな池もあり、描きごたえがありそうです。
では皆さん今日は特別寒いので、しっかり防寒対策をして楽しんで描いていきましょう。
お寺は緑豊かで気持ちが良く、空気は凛と澄んでいます。もう3月なのに空気が冷たい…手が悴むと思っていたら、雪までちらついてきました。
講評の集合場所では、生徒さんたちがそれぞれ家で描いてきた絵を見せ合っています。
それでは見ていきましょう。
僕は寒さが苦手なのと、1ヶ月空いてしまって、続けて描いてなかったので…イヌイ先生は調子が出なかったみたいです。
それでも先生のドローイングは面白い線なのにキリッとまとまって、魅力たっぷり。
生徒の皆さんからも(いつものように)歓声が上がり、こんなふうに描きたい!どうやって描いているのかな?と熱心に観察したり、質問しています。
建物は大きさもあり、入り組んでいますが、どこまで描くのか、どこを省略して描くのかが肝になってきます。
パースや細部など、頭で構造を考えて描いてしまわないように注意しましょう。
雰囲気が伝われば良いので、自分の描き切ったところがfinishです。
前景、中景、遠景と、意識して描くようにすると、ごちゃごちゃせずにすっきりと見やすくなりますよ。
それから建物は、角を描いて、線も閉じていた方が、物としての安定感がでます。色えんぴつの色の濃さが出にくいときは、下敷きをつかって見るのも一つです。
線と塗る色で、あえて違う色を選ぶとみやすくなるし、面白くなると思います。
イヌイ先生のドローイング
以下は講評のコメントです 。
世界観がありますね。描けば描くほど上達しています。
描く習慣もできていて、今後の活躍に期待します。
ペンとも仲が良くなっていて、自分なりの線になってきました。
切り取り方、見どころ、描き方、余白も良いです。
今までで一番気合を感じます。
塗ったり、塗らなかったり、の加減が独自の感覚で面白いね。
絵の中で見どころもあって、見やすいし、雰囲気も伝わります。
次は4月6日神戸ハーブ園で行います。
では次回お会いしましょう!チャオ!