絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2017年10月1日(日)絵本ゆっくりコース(Bクラス)スズキコージ先生の授業内容

2017-10-06 20:27:49 | 絵本ゆっくり塾
スズキコージ先生の、Bクラスは今期2回目、最後の授業です。
今回のテーマは「幻獣を描こうぜぃ!!」です。
夢の中で見たり、ヒントはどこからでもOK。架空の生き物を制作しました。




コージさんの作品はこちら。ドラゴンです。これからも描き進めるそうです。




生徒さん達の作品です。

チベットの妖怪「ティーラン」は、一本足の猫です。家にティーランが居るとお金持ちになり、人に居ることを漏らすと逃げられて没落してしまうとか。
誰もまだ見たことがないので自分のイメージで描かれました。
 他にも「鳥人間」「ちいさいおじさんを見た時の様子」「励ましてくれるお花」「ボールペンのインクが出ない時には小さい人が詰まってる」など!


皆さんのユニークな作品にコージさんも目を白黒とさせておられました。


さて、今年最後のギャラリーVieでは、12月6日(水)〜12月24日(日)に
スズキコージさんの新作絵本の原画展を開催いたします!!
お楽しみに。

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2017年10月1日(日)絵本ゆっくりコース(Aクラス)WAKKUN先生の授業内容

2017-10-06 20:09:25 | 絵本ゆっくり塾
絵本ゆっくりのAクラスは、WAKKUN先生です。
2回目の今日は、「起承転結」のお話を四人一組になり作りました。
先生も加わり、制作スタート!




「起承転結」前の人のお話を受けて、どう料理しようか考えます。
思ってもみなかった展開にびっくり!
自分だと読めるが人が入ってくることで苦し紛れに自分の引き出しを探すことに
なるので新しい発見があります。

どうしようか心の葛藤も出て来ます。
様々なせめぎ合いの中で今年も名作が誕生しました!




今回は描くのが早いチームが多かったので
後半は講評の時間を持てました。

そこでなぜこの動物やモチーフが出てきたのか
質問してみると、今朝見かけたカマキリや、昨晩見かけたネズミなど
日常の中から出てきたものばかり。
「ぼうし」を用いた作品も各チームでリンクしていて面白かったです。

授業以外でも四人集まり、紙とペンがあればいつどこでも遊べる内容です。
昔、WAKKUN先生の大学の漫画研究部でやっていたゲームだそうです。



楽しかったですね。お疲れさまでした。


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2017年10月11日(水)イラストベーシックコース・授業持ち物

2017-10-05 16:12:50 | イラストベーシックコース
10月11日(水)のイラストベーシックコースは、イヌイ先生の絵を模写します。

*持ち物
・着色道具(絵の具はアクリルガッシュ)
・スケッチブック
・毎日描いているノートやスケッチブック

よろしくお願いいたします。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvie絵話塾までお問い合わせ下さい。















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2017年10月11日(水)絵本わくわくコース・太田朋先生の授業持ち物

2017-10-05 16:08:46 | 絵本わくわく塾
10月11日(水)太田朋先生の授業は、
「しりとり絵本」の発表と、プラ版画制作のワークショップを行います

*持ち物
・しりとり絵本
・プラ版画にしたい絵
(ポストカードサイズの紙に刷るので、なるべく簡単なシンプルな絵が望ましい)
・汚れるのでエプロン、または汚れても平気な服装(※リトグラフのインクを使用しますので汚れます)
・材料費500円程度(プラ版、インク、ポストカード等のお代)
・プラスチックの透明の板に絵を削りますので、先のとがった物(コンパスやキリ、彫刻刀など)があればお持ち下さい。
 なければ代用できる物をお貸しします。刷る紙もこちらで準備します。

よろしくお願いいたします。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvie絵話塾までお問い合わせ下さい。

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2017年10月4日(水)絵本わくわくコース・松田素子さんの授業内容

2017-10-05 14:39:35 | 絵本わくわく塾
本日は編集者の松田素子さんの授業です。

松田さんはこれまで300冊以上の本の出版に携わってきました。
本日は絵本が出版される前のダミー本を見せていただき、どう修正して完成されていったのか、貴重なお話を伺いました。

『そらまめくんのベッド』の なかやみわ さんのダミー本と出版された絵本を見比べたみました。


描き直した方は、草の部分が細かく詳しく描かれていますね。

なかやみわ さんは、絵本を描く前にそらまめくんの生きている世界を考え、そらまめ・枝豆・グリンピースを育てました。
そらまめくんや他の登場する豆たちの性格・家の設計図までも細かく設定したそうです。
良い作品は、作品の根の部分(見えない部分)がしっかりしています。

なかやみわさんのように夢を掴む心の握力が必要です。

長谷川義史さんの『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』は、主人公はおじいちゃんだけではなく時代も主人公。
この絵本で大事なのは、時代がさかのぼって読者がその時代に入っていけること。
絵本は絵が語るので、絵が大事です。
松田さんは時代背景を丁寧に描いてもらえるよう頼み、長谷川義史さんは何度もダミー本を描き直されたそうです。

絵本は出版してしまえば、作者から離れていきます。
「あ〜、こうしとけば良かった」と思わないように、妥協をせずに納得のいくまで描き直します。


『ぼくのかえりみち』ひがしちから さんのダミー本も見せたいただきました。



ダミー本の段階では、読者は横から主人公を見てますが、出版された絵本では読者が主人公になって、白線の上を歩いています。
絵本は、読者に共感させることが大事です。読者も一緒にドキドキハラハラし、どれだけ絵本の世界に入れるか。

絵本はページをめくるので、次のページへの期待を持たせることが大事です。
くぼまちこさんの『はみがきれっしゃ』は、次のページをめくると、わ〜と盛り上がります。


どう変更されてかダミー本も見せていただきました。


後半の授業では、ダミー本の発表と講評をしました。



32ページの中で、どの部分を盛り上げたいのか。
ストーリーに沢山盛り込むのではなく、引き算も必要です。
絵本は読者の予測は裏切っていいが、期待は裏切ってはダメです。

ダミー本を見ていると、何を伝えたかったのかな?と思うものもあります。
作者もどう伝えたいのかはっきりしていない場合もあって、そうすると読者はもっと分からないです。
伝えたいことは何だろう?どうしたら伝わるのか。自問自答してみてください。

絵本作家になりたのであれば、絵本(絵)を本気で読んでください。
読む筋肉と作る筋肉は同じです。
カヌーのオールも片方だけ漕いでいては、前には進みません。
皆さんも沢山の絵本を読んで、自分のダミー本も作ってくださいね。

次回の授業2月21日(水)は、ダミー本の発表と講評です。
ダミー本が発表出来るよう、頑張ってください!







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