絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2023年12月16日(土) ドローイングクラス・イヌイマサノリ先生の授業内容

2024-02-07 18:30:46 | ドローイングクラス

ブログにアップするのが、遅れましてスミマセン!
ドローイングコース3回目の今日は、神戸どうぶつ王国でスケッチです。

屋内スペースが多いので、途中でお天気が崩れても安心ですね。

まずは、イヌイ先生から、動物を描く時のコツを教えてもらいます。

動物はじっとしてくれないので、初めは動きがゆっくりの動物や、寝ている動物から描いて慣らしていくといいですよ。動いても書き直したりせずに、描ききってしまいましょう。

写真に撮って描いてもいいし、記憶して描くのもいいです。

 

ここは植物もたくさんあるので、色もどんどん使ってみましょう。

固有色以外でも試してみてください。

わからないことがあれば、僕も描きながら回っているので何でも聞いてくださいね。

ではみなさん、楽しんで描いていきましょう。

 

広い園内は、生き物たちのために暖かくしてあって、冬でも快適です。

いろんな場所にベンチやテーブルもあって、ゆっくりとスケッチができます。

何を描こうか、まずは園内を散策。

新しく、夜の生き物やリス園、トナカイのコーナーができていて、何度来ても新鮮です。

どの生き物も可愛く、お昼寝中や、お食事など、動物のポーズもいろいろで迷います。

 

さあ、講評です 描いた絵を並べていきます。

生き物を描くときは、まずは対象物をよく観察して、骨格や動きを意識して、頭の中や想像で描かず、対象の動物をしっかり見て描きましょう。

ポイントは、手元に視線を落とさず、対象を見たまま手を動かすことです。

スケッチブックを見ている間に動物が動いて、わからなくなってしまいますからね。

少し形が歪んでも、気にせず描ききりましょう。

 

それから、シンプルなラインだけで描くよりも、もう少し細かく、特徴となる模様や毛並みも描いてあげたら、その動物らしさが出ますよ。

どこまで描けば丁度良いかという所を探って、試したり、整理するといいですね。

 

イヌイ先生の作品

 

 

デッサンが描ける人は、「うまくかけている」の次に、面白い、魅力のある線を目指しましょう。

面白い線も、迷っている線を重ねることによって、表情が弱まってしまいますから、 魅せるためには、少ない線で迷いなく決めていきましょう。

潔さと、気持ちが乗っているかどうかも大切です。

優しい線は、色のパワーが強すぎると潰れてしまうこともあるので、 線と色のバランスにも気を配りましょう。

 

この動物のここが面白いという所を見つけて描いてあげると、 自分の見せたいところがわかって魅力的な絵になります。

見て描くことを楽しむためにも、数をたくさん描くことと、ブランクをあけないことが大切です。

家でも図鑑や写真を見て練習すれば、もっとずっと上手くなります。

では次のドローイングの授業でお会いしましょう。
チャオ!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年2月4日(日)絵本ゆっくりコース・荒井良二さんの授業内容

2024-02-07 13:20:33 | 絵本ゆっくり塾

本日は荒井良二さんの授業2回目です。

「今日は寒いと思って、昔に買ったダウンを着てきたんだけど、昔のモノの方が長持ちするよね」

「世の中は進化しているけど、人間は進化しているのではなく退化していると思うんだよな。これって、進化ではなく変化なんじゃない」

現代はパソコンやスマホで、情報を仕入れて知ったような見たような気になっている。

世界を知っている感じになって、頭の中の意識は世界に飛んで行っているけど、体は家にいる。

移動って必要で、旅をしたり体を使ってほしいですね。という話から始まりました。

 

「絵本」は、どうゆうものか知っているが、荒井さんが作る絵本はどんな絵本?

絵本 絵本? 絵本! 絵本。 絵本、 絵本…… 絵本!?

 

そして、皆さんにとって絵本は、どれになりますか?

絵本、 

この後の文章は、人によって違うし日々変わります。

絵本って、こうあるべきモノではなく、それぞれが思う感じるものでいいのだと思いました。

 

絵本について考えるより、思いつくモノを書き出してみました。

「ドキドキ」「ワクワク」という言葉が出ましたが、誰もが分かる言葉で考えてみてください。

「楽しむ」「気分が高まる」といった言葉の方が分かりやすいですね。

荒井さんは、「ひらく」という言葉を使っていました。

「ことばをひらく」・・・誰もが分かる言葉に変換する。

荒井さんは、あやふやな擬態語や擬音語はなるべく使わないようにし、ことばをひらいて表現されています。

 

では、今日のワークショップをしましょう。

リズム → 1、2  1、2……

2コマ漫画のような考え方「いないいない、ばあ」のような、1コマと2コマの世界が変わる絵本を考えてください。

常識ではなく、絵本として考えてみましょう。

 

出来た方の作品を発表しました。

 

とても分かりやすい作品では、

三角△ → おにぎり  丸 ⃝ → 自転車の車輪  四角□ → トンネル 

形から連想した作品や、幼虫から蝶になるような、形が変わるモノ。

風船を割ったら、何かが出てくる。

想像していなかったものが現れるなど、絵本的な作品が多かったですが、1、2で完結ではなく、ストーリー性のある作品もありました。

今回のワークショップも正解はないです。

やってみる、トライすることが大事で、楽しみながらやってみると、終わりが見えてきますよ。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【絵話塾のガイダンス】

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

2月  10日(土)   11:00〜 

  12日(月祝)11:00〜 14:00〜 

  17日(土)   14:00〜 18:00〜 

  18日(日)   14:00〜 18:00〜 

  24日(土)   14:00〜

  25日(日)   14:00〜 18:00~

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
……………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年1月28日(日)31日(水)はやしますみ先生の授業内容

2024-02-01 14:55:08 | 絵本わくわく塾

一月最後の絵本ゆっくりコース・絵本わくわくコースは、はやしますみ先生の授業でした。

今回まとめてアップさせていただきますね。

 

本日は、初めてダミーを発表する日です。

皆さん、少し緊張していますね。

 

1人ずつ前に出て発表していきます。

他の方は感想を書き、最後に本人に渡します。

感想を書くルールがあります。

・リスペクトを持って感想を言う

・その作品の良いところを見つけよう

・「自分ならこうする」は、作品作りの邪魔になるかもしれないので注意

・ネガティブなことは、できるかぎり具体的にコンパクトに

・ネガティブなことを書いたら、それを上回るポジティブなことも書く

感想を書く勉強にもなります。

では発表していきましょう。

 

実際にあった出来事を絵本にされていたり、旅日記のような絵本を作られている方もいました。

決まり文句が語尾に続くなど、読んでいてリズムがいいのはいいですね。

絵だけで伝わるシーンは、文章はなくてもいいので、文章の多い絵本は、絵で語れるように文章を調整してください。

奇想天外な話は、読者が「えっ?どうなったの?」って、ならないよう安心して見られるように。

いろいろな角度からのアドバイスがあり、今後の絵本作りに大切なことを教わりました。

 

皆さんが書いた感想も作者に渡しますので、これからの制作への励みになりますね。

皆さんからいただいた感想を読んでみて、自分が伝えたいことについて何も書かれていなかったら、伝えきれていないということです。

その場合は、もう一度 練り直した方がいいですね。

絵本を完成させるのが目標ですが、「直す力」を付けていってください。

直し方のコツとして、キャッチコピーを付けてみる。

例えば 「この絵本は、小さな幸せを見つける物語」 という感じです。

ぜひ、やってみてくださいね。

 

絵本ゆっくりコースは、ダミー発表発表の後、

先生が使用している画材の紹介をしながらデモンストレーションしてくださいました。

はやし先生が実際に使っている画材を持って来てくださいました。

紙はアルシュという水彩紙でA3サイズだと700円ほどするのだそうです。

 

今回は本格的に水張りをしないで簡単に出来る方法を教えていただきました。

ベニヤ板に水張りテープで四方を固定します。

描きたいサイズの大きさに切り取ったマットを作って、サイズの印をしておきます。

はやし先生は、鉛筆などで下書きをしないで、薄い色でアタリをとる作業をされます。

 

実際に生徒のみなさんにも画材の質感や描き心地を体感させていただけました。

 

絵本わくわくコースでは、ページネーションのワークショップをしました。

ページネーションとは、ページの割り振りのことを言います。

 

その前に「絵本の面白さって、何?」という問いに答えていきました。

・めくる楽しさ ・声に出して読む楽しさ ・何度でも自分のペースで読める

・絵本の世界に入り込める ・小さい子どもから大人まで楽しめる

絵本は、小学1、2年生までの子どもが、読み聞かせで楽しめるものが多いです。

 

本日は、はやし先生が考えた再話『うらしまたろう』と『おいしいおかゆ』のテキストを、8場面でページ割りをしてみましょう。

今回のワークショップの目的は、文章の割り振りと場面構成を考えることです。

場面構成は流れを意識して考えてくださいね。

 

次回の授業は、ダミーを直して発表していただきます。

ブラッシュアップして発表出来るように、頑張ってくださいね。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【絵話塾のガイダンス】

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

2月 4日(日)   11:00〜 

  10日(土)   11:00〜 

  12日(月祝)11:00〜 14:00〜 

  17日(土)   14:00〜 18:00〜 

  18日(日)   14:00〜 18:00〜 

  24日(土)   14:00〜

  25日(日)   14:00〜 18:00~

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
……………………………………………………………………………………………………

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする