やまめの庭つくり

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

東京駅の復元

2012-10-02 | ノンジャンル
10月1日は,太平洋戦争でドーム部分と三階部分が焼けてしまい,臨時の修復姿のままだった東京駅が建設当時の約100年前の状態に復元され,お披露目される日でした.

残念なことにセレモニーは前日の台風17号の影響で中止になってしまったそうですが.

やまめは,その二日前,9月29日に丸の内に行くために東京駅に降り立ちました.

ずっと工事で養生されていた改札付近の遮蔽物が全部無くなっていて,明るくて温かみを感じる空間になっていたのでキョロキョロ見回してしまいました.

時間がなかったので構内やドームを見て回るのは次の機会にして,とりあえず外観だけ見てから移動することに.

駅の外に出ると,カメラや携帯で写真を撮っている人がたくさんいました.

東京駅は幅330メートル以上,長いですね~.



赤煉瓦と白の花崗岩の組み合わせ,黒いスレートのドーム・・・

レトロですが,周りの高層ビルに負けない存在感です.

八角屋根の時とは重厚感が違いますね.




100年前の人たちは誇らしいような,晴れがましいような気がしたのではないでしょうか.

これからの新しい日本を担う東京の中心になる駅でしたから,未来・希望の象徴だったんじゃないかと思います.



建物を見ていると自然に気持ちが上向きになってくるようです.

それは,上を見上げるからでしょうか.

材料はレンガ,花崗岩と,シンプルで昔から使われているものですが,設計,施工にかけた人たちの意気込みが伝わってくるような建築物だからでしょうか.



三階部分の復元はレンガの焼き方や原材料の配合を工夫して色を合わせるように頑張ったそうです.



南側ドームのスレート屋根には1947年の改修工事以来,ずっと保存していた宮城県雄勝産の天然スレートが4万枚使用されたそうです(本当は6万枚以上あったのですが,津波で流されてしまったそうです.)

唯一の国産スレート工場は津波で流されてしまったものの,がれきの下から従業員の人たちが一枚ずつ掘り出して洗ったものが使われたそうです.

東京駅の新生と東北の復興への願いが込められているわけです.

やまめは,ここに日本人の物づくりに対する心の復興も感じたいと思います(大げさですがalienase2).

古くなったから壊す,という発想ではなく,古くても素晴らしいものを残していくために調査し,研究して新しい技術も活かしながら保存していくことは大切なことだと思います.



そして,駅だけでなく,東京ステーションホテルという歴史あるホテルもリニューアルオープンされます(10月3日)

実は11月30日にここでRHSJとコンテナガーデニング協会統合記念のキックオフパーティが行われるので,そんな余裕は無いかも知れませんが今から少し楽しみです.