やまめの庭つくり

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ガーデナーのお話

2013-06-16 | イベント
14日の金曜日,RHSJ主催のサマーフォーラムが豊島区にある自由学園明日館で開催されました.

蓼科ガーデンのガーデナー小澤文子さんとイギリスでガーデナーをされているリグデン美佐子さんが,それぞれのガーデンに関するお話,ガーデナーとしての喜びや苦労,失敗談,日本とイギリスの違い,共通点など,多岐にわたるテーマで講演と対談を聞かせてくださいました.

会場はサンシャインにある事務所から歩いて25分程度.

自由学園明日館は大正10年(1921年)に創設,フランク・ロイド・ライトとその高弟の遠藤新の設計によるもので,当初は女子の学校としてスタートしたそうです.



1997年に重要文化財としての指定を受け,現在はウェディングやコンサートなど,広く一般にも利用されていて,動態保存の成功例とされているということでした.

すごく広いのかと思っていたのですが,気持ちの良いサイズの庭と建物で,トークショーが行われた,吹き抜けの中央棟ホールでは,そのまま時が少しさかのぼっていたのではないかと感じてしまうようなノスタルジックな空間でした.

大谷石の暖炉や壁,階段などと,照明や天井の木製の飾り枠など,見ているだけで癒されました.



upオリジナルデザインの座面が低めの木製椅子.

座るとより天井が高く感じます.

低学年の女生徒向けにデザインされたものだからなのかも知れません.



up小澤さんが蓼科ガーデンから手持ちで持ってきてくださった旬の花たちのアレンジメント.

ちょっと薄暗い室内なので,写真がうまく取れていませんが,本物はもっと美しく,まさしく旬の輝きを放っていました.

お二人の話で印象に残る言葉は沢山ありましたが,

植物と接する日々が自然と自分の関わり合い方を考える日々となり,

植物とコミュニケーションを取りながらコントロールすることを日々続けることが美しいガーデンを後世に引き継いでいく事につながり,

それがガーデナーとしての自分の自負である・・・

こんな感じのことをお話されていたと思います.

これは,日英,世界中共通のガーデナーの気持ちですねkirakira2

個人的には,ハリネズミを庭に呼ぶ方法と,ハリネズミの大好物がナメクジだということに食いついてしまいました.

庭に動物がいるのって楽しそう~yellow18



お客様が大満足して帰られた後,片づけをして21時半に撤収.

夜の明日館も素敵な佇まいでした.