数年前から庭のバラにちょうど今頃害虫が発生するようになって困っていました.
どんな症状なのかというと,葉の中にどうやら虫がいて,葉の中身を食べつつ移動するので,葉がうすい膜のようになっていってしまうんです.
葉の中に潜り込んで移動したところが変色するので,これはてっきり俗に言う絵描き虫(ハモグリバエ)だとばかり思っていました.
最初の数枚で気づいたときは葉を取っていたのですが,いつのまにかほぼ全部の葉がやられている状態だとバラの生命力というか活力にかけるしかないとハラハラしていました.
もちろん,ばらまくタイプの殺虫剤も使っていたのですが・・・
ぷくっと膨らんだようになり,最後は枯れ落ちます.
昨年はほぼすべての葉がこんな感じになり,最終的に落葉してしまい,秋の開花はあまり望めませんでした.
黒いつぶつぶは中の幼虫のフンだそうです.カビか何かと思ってました
この,かなりやっかいな虫の正体が,昨日受講した病害虫の講義で判明したのです.
その虫は「ニホンハムグリハバチ」
そう,ハエではなく,ハチだったんです.
バラに発生する虫で,1999年頃に日本で見つかり,最近被害が増えてきているとのことです.
まさにやまめの庭の事ではないですか~
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野バラが発生源らしいといわれ,葉への被害の様子も筋ではなく,薄い膜状に膨らむような感じで,幼虫もハエより大きい(5㎜くらいになる)ので差は歴然としているとのこと.
そう考えて改めて葉を見ると,やっぱりハチの方だと思われます.
親が飛んできて葉に卵を産み,孵化すると葉の中に入っていってしまうとのこと.
冬に足元の落ち葉をきれいにすると被害が減ったという報告もあるらしいのですが,庭の掃除はしているのになぁ・・・
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今年はいつもより早めに,しかも絵描き虫に効果有りと書いてある粒剤を買ってまいてみました.
今のところ,発生した葉より上の新しい展開葉は無事なので,ある程度結果を出せているのではないかと思っています.
葉が数枚なら手でつぶすという方法があります(これも別の病害虫の先生から聞きました)が,葉をいちいち手ですりつぶすようにして退治するのは,数枚でも結構大変なのと,結局葉が薄く向けてしまってダメージを受けることに変わりないので,労多くして益少ない作業になってしまうと思いました.
食べ物を作っていないなら,吸汁性の害虫には植物自身が毒になってもらうのが一番いいと思います.
ちなみにバラ園などで農薬を使用しているところでは,春~晩秋までのシーズン中に毎週殺虫剤と殺菌剤を散布していると教えてもらいました.
もちろん耐性が付きにくいように,何種類も変えながら・・・
やまめはそこまで完璧にきれいな状態でなくてもいいと思っているので,大きな被害を防げる程度に農薬は使いたいと思います.
ここで余談ですが,昨日の講義で先生がアブラムシの説明をしているときのこと,
「(薬剤散布に対して)この人達は,歴戦の人たちですから,薬剤耐性を持った個体も多いと思われます.そう簡単にはやられないんですよ・・・」
この人達,というのはアブラムシのことです.
歴戦の闘いに負けずに繁殖を続けるアブラムシに対してのリスペクトが何となく感じられたお言葉でした.
どんな症状なのかというと,葉の中にどうやら虫がいて,葉の中身を食べつつ移動するので,葉がうすい膜のようになっていってしまうんです.
葉の中に潜り込んで移動したところが変色するので,これはてっきり俗に言う絵描き虫(ハモグリバエ)だとばかり思っていました.
最初の数枚で気づいたときは葉を取っていたのですが,いつのまにかほぼ全部の葉がやられている状態だとバラの生命力というか活力にかけるしかないとハラハラしていました.
もちろん,ばらまくタイプの殺虫剤も使っていたのですが・・・
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昨年はほぼすべての葉がこんな感じになり,最終的に落葉してしまい,秋の開花はあまり望めませんでした.
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この,かなりやっかいな虫の正体が,昨日受講した病害虫の講義で判明したのです.
その虫は「ニホンハムグリハバチ」
そう,ハエではなく,ハチだったんです.
バラに発生する虫で,1999年頃に日本で見つかり,最近被害が増えてきているとのことです.
まさにやまめの庭の事ではないですか~
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野バラが発生源らしいといわれ,葉への被害の様子も筋ではなく,薄い膜状に膨らむような感じで,幼虫もハエより大きい(5㎜くらいになる)ので差は歴然としているとのこと.
そう考えて改めて葉を見ると,やっぱりハチの方だと思われます.
親が飛んできて葉に卵を産み,孵化すると葉の中に入っていってしまうとのこと.
冬に足元の落ち葉をきれいにすると被害が減ったという報告もあるらしいのですが,庭の掃除はしているのになぁ・・・
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今年はいつもより早めに,しかも絵描き虫に効果有りと書いてある粒剤を買ってまいてみました.
今のところ,発生した葉より上の新しい展開葉は無事なので,ある程度結果を出せているのではないかと思っています.
葉が数枚なら手でつぶすという方法があります(これも別の病害虫の先生から聞きました)が,葉をいちいち手ですりつぶすようにして退治するのは,数枚でも結構大変なのと,結局葉が薄く向けてしまってダメージを受けることに変わりないので,労多くして益少ない作業になってしまうと思いました.
食べ物を作っていないなら,吸汁性の害虫には植物自身が毒になってもらうのが一番いいと思います.
ちなみにバラ園などで農薬を使用しているところでは,春~晩秋までのシーズン中に毎週殺虫剤と殺菌剤を散布していると教えてもらいました.
もちろん耐性が付きにくいように,何種類も変えながら・・・
やまめはそこまで完璧にきれいな状態でなくてもいいと思っているので,大きな被害を防げる程度に農薬は使いたいと思います.
ここで余談ですが,昨日の講義で先生がアブラムシの説明をしているときのこと,
「(薬剤散布に対して)この人達は,歴戦の人たちですから,薬剤耐性を持った個体も多いと思われます.そう簡単にはやられないんですよ・・・」
この人達,というのはアブラムシのことです.
歴戦の闘いに負けずに繁殖を続けるアブラムシに対してのリスペクトが何となく感じられたお言葉でした.