隠れ茶を守る会 ブログ

茶処静岡の安倍川最上流、幻の銘茶の産地「梅ヶ島」の荒れゆく茶畑を・茶業を・景観を守るために活動を始めました。

春均し:陣場「コミュニティW」&草木平「隠れ茶を守る会」同日に実施いたしました

2024年03月21日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

5月末のお茶の収穫のために、畝の表面を揃える作業(春均し)を3/18に隠れ茶の茶農家さん、秋山さんのご指導をいただきながら実施いたしました。

  

茶畑の畝の表面がデコボコだと、収穫する際に、新芽だけでなく、古い硬い葉も交じってしまうので、それを防ぐために表面を均一にそろえる作業です。

例年、東京のボランティアグループ「コミュニティーW」が再生している「陣場」の在来種の畑と、隠れ茶を守る会が再生した「草木平」の在来種の畑と、同日に均し作業をしております。

これは、5月末の収穫も同日に行うため、芽の伸びを揃えるため、均しも同日に行うということです。

今回、初めて、東京からご家族連れがご参加くださいました。また、今回初めて、静岡からもご参加をいただきました。

とても嬉しい新しい試みとなりました。

 

持ち物などのご案内がご家族向けと単独ご参加者とは異なるべきことなど、学びの多い回となりました。

ご迷惑をおかけしてしまいました皆さま、次回への大切な教訓として生かしますので懲りずに再訪いただけますようお願いいたします。

 

今回は、春均しだけでなく、耕作放棄茶園の再生の続きも実施いただきました。

在来種はこれですべて手が入れられました。やぶきた種は、これからまだまだ作業があります。皆さまのご参加を期待しております。

次回は、5月18-19日に収穫作業を予定しております(雨天の場合は5/25-26)。

お手伝い可能な方はご連絡くださいませ。


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草木平ボランティア茶園・陣場コミュニティW茶園 春均し&開墾作業 2022.3/27

2022年03月28日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

前日の春の嵐が去った後の梅ヶ島は快晴!

草木平ボランティア茶園では、東京から静岡市内から梅ヶ島からご参加くださったボランティアさんにより春均しを完了し、在来種の放棄茶園再生も開始いたしました。

昼食は、コミュニティWの皆さまとご一緒に陣場にて

蒲原のだし屋西尾商店さんの厚削りかつおを使った豚汁、(西尾さんよりいただいた)新潟の今成漬物店さんの山家漬け(写真撮り忘れました~💦)

 

そして、アッシュXエム様からお送りいただいたウクライナ支援のためのモルコヴニツェを皆さんで美味しくいただきました~

 

 

陣場では、在来種茶園の再生は完了し、いよいよヤブキタ茶園の再生に取り掛かりました。


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梅ヶ島草木平 ボランティア茶園の冬支度

2021年12月11日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

冬の早い梅ヶ島では気温は0℃、霜が降りるようになりました。

茶園の冬支度、急がなくては・・・・とカヤ(=ススキ)を刈り、穂をカットして(種が茶園に入ると、カヤ畑になってしまうので、面倒でも穂の部分をカットして来年のカヤの為にカヤ畑に撒いておきます)、カヤで茶園の畝を覆います。

  

これで、畝は保温され、土中の根が寒さから保護されます。

 

以上は、例年の冬支度。

 

今年は、バージョンアップして・・・・

 

前回、米ぬかを撒いた畝に落ち葉を被せ、その上にカヤを置きました。

 

寒さ対策と同時に、有機肥料を施肥したことになることを期待して!

来春の新芽の季節が楽しみです。

 

同時に、有機肥料作りも継続してます。

2年前に東京農大グリーンアカデミー<https://www.facebook.com/pages/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%BC/562315347267466> みどりの専科有志の皆さまが作ってくださった堆肥桶を活用。

 

落ち葉+米ぬか+土壌+水+時間 ⇒ 堆肥

何年後かに素晴らしい堆肥に変身していることに期待!

 

これから梅ヶ島は本格的な冬を迎えます。

温泉が心地好い季節になります♨

皆さまのお越しをお待ちしてます~♨

 

 


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ようやく均し作業終了(やぶきた種のみ💦)

2021年08月16日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

遅れに遅れていたチャノキ(ヤブキタ種)の整枝作業の残り半分、ようやく終了いたしました。

雨雲レーダーで予報を見ながら、雨が降り始める11時までに作業を終わらせよう~と、朝7時から朝飯前の仕事として開始。

10時にヤブキタ種を完了したところで雨が降り始め、「在来種」の整枝作業はまた来週に・・・

この時期でもヤブキタ種と在来種の違いがはっきり分かります。

 


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整枝作業、ようやく半分完了~

2021年07月28日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

今年の草木平ボランティア茶園での収穫は5月23日。その後、新芽を漬け込んで発酵茶にする実験に突入。一番茶収穫後の整枝がなかなかできず、遅れに遅れ、ようやく昨日半分が完了。 以前は1日で全茶園を整枝していたのに、、、、体力の衰えをヒシヒシ💦

半分は次回に~

こちらはBefore整枝作業↓

  

こちらはAfter整枝作業↓

 

 

奥に見える茶小屋は、4年前に狸が赤ちゃんタヌキを出産した小屋。

今は柱が傾き、崩壊寸前~💦


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茶摘みに向けての準備2(やぶきた種)

2021年03月25日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

梅ヶ島では鶯がさえずり、桜もほころび始めました。

今年は春がとっても早く到来!!

 

25日-26日、梅ヶ島草木平ボランティア茶園のやぶきた種の均しを実施いたしました。

 

先週均した「在来種のチャノキ」と今週均した「やぶきた種のチャノキ」の芽が5月末に揃って出てくることを期待❣ (種による新芽時期の違いを実験しています)

 

日没時には春色の夕焼け~♡

 


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茶摘みに向けての準備始まりました!

2021年03月15日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

春の遅い梅ヶ島でも梅が咲き、鶯のさえずりが聞こえるようになりました。そして、ワサビの花が美しい&美味しい季節でもあります。

  

今日は、梅ヶ島草木平にあります「草木平ボランティア茶園」の”在来種”の化粧均し”(5月末の茶刈り時に、鋏が均等に入れられるよう、畝の表面を切りそろえる作業)を済ませました。

            

均しを終えた在来種の畝     ヤブキタの畝    手前がヤブキタ・奥が在来種

来週は、ヤブキタ種を均す予定です。

ヤブキタ種と在来種の成長スピードが異なるため、同時期に均しをすると新芽の収穫時期が異なることが分かり、均し時期を調整して収穫時期を揃える(ことを期待して)コレも実験。

昨年は1週間の差をつけて均しましたが、ヤブキタの新芽の成長は在来種の新芽の成長スピードよりもはるかに速く、追い越されました。そこで、今年は10日間の差をつけて均してみます。

5月末の2種の新芽の出方が楽しみです。


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ボランティア茶園の冬支度がようやく終了!

2020年12月18日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

梅ヶ島の情報発信の茶園として、有機肥料の実験茶園として世話をしております静岡梅ヶ島草木平にある「草木平ボランティア茶園」に有機肥料の「米ぬか」を撒き、近くで刈り取った「ススキ」で覆いをするという例年の冬支度をようやく完了しました。

刈ったススキを束ねて、トーテンポールのように積み上げたものを「ニョウ」と呼び、この農法は「茶草場農法」と呼ばれ、他地域では世界農業遺産に指定されています。

  

ススキがしっかり乾いて、穂の種が落ちてから、茶園に運び畝間を覆い、土壌が凍るのを防ぎます。ススキを刈ることも、穂を落とすこともたいへんな労働。そしてそれらを運ぶのはもっとたいへんな労働ですが、昔ながらのこの農法は、生物多様性を向上させるだけでなく、その地のミネラルを濃縮させることができ、「その茶園ならではの味と香り」をつくるのに貢献します。 梅ヶ島らしい味と香りを作る、自然環境以外の人為的なアプローチの一つです。

   

カヤ場のカヤを刈り取り、種の付いた穂を1本1本切り取り、茎だけを畝間に敷きました。

もっと効率よい・腰痛を起こさない方法があるのかも・・・と思いながら・・・


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ボランティア茶園 2020年の(遅れた)秋均し終了

2020年12月01日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

コロナ感染を危惧され、東京からの来訪者を敬遠していた梅ヶ島ですが、これ以上は先延ばしできない、、、、とボランティア茶園の秋均しに行ってまいりました。

5月30日の茶刈りからこんなに伸びてしまった💦

寒冷地では秋ではなく、春に均し(畝の表面を刈り取って高さを揃え、春の新芽が出そろうようにする作業)をするのが一般的ですが、5月30日の新芽刈り取り後の、跡芽(出遅れた新芽=遅れ芽)の刈り取り作業ができないまま春を終えてしまっていたため、跡芽刈り兼秋均しという感じでようやく畝表面を揃えることができました。

これで春の新芽も綺麗に揃って出てこれます!

次回は実験中の有機肥料を施肥する予定です。


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梅ヶ島草木平ボランティア茶畑「やぶきた」&陣場コミュニティW茶畑「在来種」春均し完了!

2019年03月24日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

急ぎ足で到来中の梅ヶ島の「春」

我が家の梅も満開となりました!

梅ヶ島草木平ボランティア茶畑「やぶきた種」の春均しと

  

コミュニティWがお世話くださっている陣場の「在来種」の春均しが終了しました。

 

放棄茶畑の再生も同時進行 

5月18日~19日の茶摘みに丁度芽が伸びていますように~☆

 

ボランティア茶摘み詳細はコミュニティWイベントページを⇒ https://www.facebook.com/events/397376401043413/

 

東京から車の乗り合い、梅ヶ島での古民家宿泊など、コミュニティWが手配くださいます。

爽やかな春の風と鶯のさえずりを聞きながらの茶摘み、ぜひご一緒に~

 

絶景をオマケに;;;こちらは川向こうの花咲集落 

 


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梅ヶ島草木平ボランティア茶畑「在来種」春均し完了!

2019年03月16日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

梅ヶ島草木平にあるボランティア茶畑は、在来種とヤブキタ種の2種のチャノキで成っております。

山側の日影で寒さ厳しい畝畝は在来種。

 (山に近い緑色の畝が均しを終えた在来種です)

(葉の大きさが揃っていないのも「在来種」の特徴です)

 

5月の茶摘みに備え今日はその在来種のみの均し(ならし=整枝)をいたしました。

無農薬の茶畑には、蜘蛛やカマキリが生息します!

 

来週はヤブキタ種の均しを予定しております。

在来種とヤブキタ種の生育のスピードが異なるために、茶摘みの日程を合わせるために、均しの日程をずらす、という作戦。今年初めての試みです。

昨年までは3月末の同じ日に「在来種」「ヤブキタ」を均しておりました。そして5月末に、ヤブキタ種は伸び過ぎの芽。在来種は小さすぎる芽。を茶摘みしなくてはいけませんでした。

茶の芽の伸び方は品種によって異なりますので、春均しの時期をずらすことによって、摘採期の時期をそろえる。という作戦がうまくいくかどうか、、、、相変わらず試行錯誤のボランティア茶畑です^^)

梅ヶ島草木平ボランティア茶畑での茶摘みは、5月18日・19日を予定しております。ご興味ある方はぜひご連絡ください。

egao.saito@gmail.com(齋藤)

 

最近、鹿に茶の葉を食べられてしまう被害が多くなっています。困ったものです💦

 


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草木平(くさぎだい)ボランティア茶畑での有機肥料実験区、追加!アルジェ

2019年02月23日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

高齢化が進む梅ヶ島の茶農家さんたちが簡単に・安価に使える有機肥料を求めて、有機肥料実験を継続中の「梅ヶ島草木平・ボランティア茶畑」にて、新たな実験区を設けました。

この度日本にオフィスを構えられたAlgaEnergyJapan(スペイン本社)さんよりいただいたサンプルを3畝に散布。

これで実験区は

無施肥・CBX・米糠・有機肥料研究会・AlgaEnergyJapan・そして馬糞+竹粉+米糠となりました。  

有機肥料によるチャノキへの影響の差異があるか無いか、、、、春の新芽を楽しみに待ちます。

 

耕作放棄地の名残を残す畝がまだいくつか残っていますが、こちらも徐々に整備を進めています。  

ボランティア茶畑の茶摘みは5月18日の予定です。ご参加ください。

 


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草木平(くさぎだい)ボランティア茶畑での冬支度

2019年02月08日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

畝間に敷くカヤ(ススキ)は有機肥料として敷くだけでなく、土を覆い冬の寒さから根を守る役割も担う大切な冬の助っ人。隠れ茶の畑では、秋山さんがしっかりと手厚い冬支度を済ませていらっしゃいます。畝はしっかりとカヤで覆われ暖かそう~

   

「シグマクシス株式会社」の企業の畑もこの通り、しっかり冬支度&昨年の被害から元気に再生中。

昨冬は-16℃まで冷え込んだ梅ヶ島の中でも、とりわけ被害の大きかった隠れ茶の畑。他の茶畑よりも冷え込むことが判明しましたから冬支度はより慎重に!

一方、草木平のボランティア畑では、刈り払い機が不調とあって、カヤを鎌で手刈り。土曜日と日曜日の午前中を費やしてもようやくこの量。ふかふかの暖かいカヤの覆い・・・とはなかなかいきません💦

    

 

土曜日作業開始時刻朝7時の気温は̠−1℃。梅ヶ島の2月としては暖かい朝です。とはいってもチャノキには霜がびっしり。(中央はヤブキタ種・右は在来種)

   

例年3月中旬に見ごろを迎える県道29号線沿いの梅は既にほころび始め、暖冬を実感すると同時に、チャノキの成長にどういう影響が及ぶのか・・・・とても気がかりです。茶畑の横の石垣を覆う多肉植物にも春の兆しが見えていました。

  

ボランティア茶畑の茶摘みは、例年5月最終週末に実施しておりますが、今年は少し早まりそうな気配です。これかの気温の変化とチャノキの様子で決めさせていただき、お知らせさせていただきます。

5月18日または5月25日、ご予定くださいませ!

 

 

 

 

 

 


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新たな有機肥料の実験開始しました!

2018年11月05日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

耕作放棄茶畑を開墾し、ボランティアを募って茶摘みをし、ここ数年は茶畑の姿を維持している「草木平のボランティア畑」

 

梅ヶ島の発信茶畑として、また有機肥料の実験圃場として大切な畑となっております。安価で軽くて高齢者にも扱える「有機肥料」を探して茶畑を①無施肥 ②CBX ③米糠3つの区域に分けて実験を続けて参りました。

この度、2018年11月2日、新たな有機肥料を得て実験区を追加し、4区の実験区といたしました。

梅ヶ島全体が「有機の山茶’梅ヶ島’」を目指していくためには不可欠な有機肥料。実験にも熱が入ります。

草木平ボランティア畑の茶摘みは5月最終週末、5月25-26日を予定しております。鶯の啼き声を聞きながらの茶摘み❢ 3種の有機肥料の効果の違い、ご覧になりにいらしてください❢


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2018ボランティア茶摘み・無事終了❢ 5/26

2018年05月28日 | 耕作放棄茶畑再生レポート

静岡市梅ヶ島草木平でのボランティア茶摘み、6年目。今年もお陰様で無事に終了いたしました。

5月26日(土)東京・名古屋・静岡から18名のボランティアさんにお越しいただき、無事に終わりました。今回は、社会創発塾コミュニティWの皆さま、東京農業大学グリーンアカデミーみどりの専科の皆さまにもご参加いただき、とても賑やかに、そしてスピーディーに作業が進みました。

お馴染みの皆さまは、2人刈り機の扱いも、刈り取り方も、選別作業もすっかり板について手際よく、工場の締め切り時刻にヤブキタ種・在来種ともに間に合わせることができました。

       

終了後には、畝間に残っていた雑草を取ってくださる方・庭木の剪定をしてくださる方もいらして感激!

 

茶工場に生葉を持ち込んだ後は、そのまま工場を見学させていただきました。

   

どんなお茶に仕上がるのか、皆さんも興味深々。

 

下の写真は昨年摘採のヤブキタと在来茶の水出し冷茶。 

 

ボランティアの皆さまには、遠路はるばるとお越しいただき強力なお手伝いをいただきまして改めてお礼申し上げます。来年も5月最終週末を予定しております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


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