食べる発酵茶実験2日目は、実験区⑥の「一晩萎凋させた生葉15㎏」の蒸し、実験区①~⑤の「前日蒸して湿気を室内にて飛ばした茶葉22㎏」の揉捻から始まりました。
揉捻は、梅ヶ島内の個人茶工場をお持ちの茶農家さんの揉捻機を、「隠れ茶」の茶農家さんが扱って、大森先生がイメージされる「揉み加減」に揉み上げていただきました。とても手揉みできる量ではなかった、、、と揉捻機を使わせていただけましたことに、また、操作いただけましたことに、全員で胸をなでおろしました。
揉捻後の茶葉は、水分が多いので、再度日影にて乾燥させます。
程よい湿度になったところで、竹筒に空気が入らないよう突き棒で押しながらぎっしりと詰め、表面をシダの葉・柿の葉で覆って、重石を載せて保存。という手順。
実験区⑤は脱酸素後、窒素を充填して血圧降下をもたらすギャバ発酵茶を期待。
実験区⑦は、茶業研究センターの前所長・小泉さんのご提案で「塩1%」を混入。
今回の実験を準備から保管まですべての過程をご指導くださいました大妻女子大学名誉教授・大森正司お茶博士、「ラペソーで梅ヶ島を元気に」と発案しご協力くださいました’お茶と暮らしの研究家’・平野裕美さんにたいへんお世話になりました。
それぞれの実験区は、2週間後、1か月後、3か月後、6か月後、12か月後に開封し、発酵度の様子を見ます。お茶摘みツアーご参加者の皆さまには、ぜひご試食いただき、ご感想やご意見・ご提案をいただきたく思っております。
ミャンマーでのラペソーはお茶請けとして、おつまみとして、おやつとして、食事のお伴として皆さんに愛されている国民食とのこと。ラペソーがもたらす健康効果は子どもの虫歯予防、腸内細菌を整える、などなど多面にわたるとのこと。
増上寺でのミャンマー祭でのラペソー
ラペソーが梅ヶ島にとっても、召し上がる皆さまにとっても健康と幸福の源になることを願って2日間の実験を終わります。