隠れ茶を守る会 ブログ

茶処静岡の安倍川最上流、幻の銘茶の産地「梅ヶ島」の荒れゆく茶畑を・茶業を・景観を守るために活動を始めました。

梅ヶ島の新たな可能性を探って「食べる発酵茶」実験①dayI

2019年05月31日 | 食べる乳酸発酵茶

食べる発酵茶の実験を開始しました。

実験計画・実験区などを大妻女子大学名誉教授・お茶博士の大森正司先生にご指導いただきました。

ミャンマーで使用されているという仕込み用の’竹筒’は、地元梅が島の竹職人「市川清春」さんに作っていただきました❣️

先週の茶摘みでは、小さかった芽が、火曜日の雨でぐ~~んと伸びて、思いがけずに大量のサンプルが採取できました。

これを、蒸し→乾燥→揉捻→竹筒詰め→重石を載せて封印 という手順で仕込みます。

 

蒸し器は家庭用の蒸し器を使って、我が家の台所で42キロの茶葉を蒸しました。

蒸し終わった湿った茶葉を乾燥させるために、部屋中にシートを敷き詰めて茶葉を広げ、また、半量を「萎凋させてから蒸す」実験区を増やし、一晩我が家の和室でお休み~(萎凋)。さながら我が家はお茶の海に。

   

明日は、42キロの茶葉の手揉み!

この量を手揉み、、、明日一日で終わるのかなぁ?

梅ヶ島の皆さま、大森先生、お茶研究家の平野さんにご協力いただきながら実験は明日に続きます。

 

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梅ヶ島ボランティア茶摘み、無事終了5/25-26

2019年05月26日 | 最新ニュース

先週の草取りに続き、今週はいよいよ茶摘み&茶刈り

2週末続けて梅ヶ島にお越しくださいましたコミュニティWの皆さまには感謝~♡

25日は草木平ボランティア畑のヤブキタ種を、

       

26日はコミュニティWの陣場&草木平ボランティア畑の在来種を収穫いたしました。陣場では手摘みで頑張りました!

   

18日の茶摘み予定を1週間遅らせての茶摘みでしたが、未だ芽は小さく、昨年の半分の収量。でもコミュニティWの方々にも2人刈り機械の扱いなどもお試しいただけました。また毎年課題となる「茶工場」も新規の工場をご紹介でき来年に繋げるとても良い機会となりました。

陣場の畝を機械刈りができる形に整えると、来年は機械刈りが可能となり収量が増え「陣場Onlyのお茶」ができ上ります。

来年が楽しみです❣

 


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2019.5.18ボランティア茶摘み⇒草取りに変更して実施

2019年05月19日 | 最新ニュース

例年3月に咲く梅が2月に咲き、今年の春は前倒し?と読みボランティア茶摘み日程を、例年の5月最終週末から1週間早め、18日に設定。

ところが、18日には未だ芽が出揃わず、茶摘みは叶わず。

集まってくださったボランティアさんは、草木平ボランティア畑にて「草取り」

  

陣場ではコミュニティWの皆さまが小さな芽を摘んで「手作り紅茶」&懇親会@night❢

 

本格的な「茶摘み&茶刈り」は5月25日に延期いたしました。

「茶の芽の動き(成長)を読む」まだまだ未熟で研鑽が必要です。


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「隠れ茶を守る会」設立十周年を迎えて!

2019年05月09日 | 最新ニュース

2009年5月に「隠れ茶を守る会」を設立し、今年で10年となります。細々ではありますが、これまで続けてこれましたのは、皆さまのご協力・応援の賜物です。個々にお礼をお伝えすべきところ、この場を借りまして御礼申し上げます。

当初は、茶農家さんの存続を願っての設立でしたが、この十年でお茶農家さんだけでなく、ワサビ農家さん、椎茸農家さん、林業家、旅館さん、地域に根差す全ての生業が潤沢に回っていかなければ、お茶農家はじめ地域の存続も難しいことを学びました。

各業種の衰退は人口減少に即座に繋がり、子どもの数に影響し、学校運営や診療所運営にも影響します。自治体の祭りや行事にも大きな影響がでます。

2009年230世帯617人だった人口は、2019年には159世帯口390人に減少。

梅ヶ島の人口を増やすには、①現在在住の皆さまに住み続けていただく ②他地域から移住いただくの方法が考えられます。 ①の為には、生業を繁栄させていかなくてはなりません。 ②の為には、梅ヶ島の魅力をより広く多くの方々にお知らせし梅ヶ島のファンを増やさなくてはなりません。

①②どちらにも有益である交流人口の増加を願って、一昨年旅行会社「アグリ・グリーンエコツアーズ株式会社」を設立いたしました。

この十年間で梅ヶ島を訪れた方々の中から、梅ヶ島への移住を決めてくださった方もいらっしゃいます。耕作放棄茶畑を開墾し、元の茶畑に蘇らせつつ地元の方々と交流を図る若者グループ「コミュニティW」も現れてくれました。草木平のボランティア茶畑での作業をきっかけに新商品を開発された方もいらっしゃいます。素晴らしいお茶の先生方や、お茶を通した皆さまとのご縁もいただきました。これらは、空振りの多い十年の中で、何よりの励みになっております。

十年を節目に、かねてから望んでおりました「ボランティア茶畑の看板」を立てました。これからも茶摘みなどを通した梅ヶ島の魅力発信の茶畑として、有機肥料の実験圃場として、このボランティア茶畑を大いに活用していきたいと思っております。

*当ボランティア茶畑での茶摘みは5月18-19日を予定しております。

雨、または芽の伸びが悪い場合は、5月25-26日に延期いたします。たくさんのボランティアさんをお迎えし、皆で楽しく作業できたらと思います。ご興味ある方はご連絡ください。 egao.saito@gmail.com

昨年のボランティア茶摘みの様子はこちら ↓

  

 

「隠れ茶を守る会」は梅ヶ島地域再興のために新たな試みにも挑戦しつつ、たゆまず歩みを進めていけるよう精進いたします。皆さまには、今後とも応援いただきたくお願い申し上げます。


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