かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

斎王群行の行き先は・・・・

2012年05月16日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
赤いものをいただいた後は、朝熊山を経由して斎宮跡と斎宮歴史博物館へ。

斎宮(さいくう)とは、伊勢神宮に仕える斎王(いつきのひめみこ、さいおう とも)の住まいと彼女に仕える官人たちが仕事をする役所である斎宮寮を指す言葉です。

その遺跡が、伊勢神宮から車で約30分ほどの明和町にあり、国の史跡となっています(場所はここ

歴史を仕事にしているものとしては、伊勢神宮+朝熊山金剛證寺(こんごうしょうじ)でも「片参り」。

やはり斎宮跡に行かなくては。

 斎宮跡には10分の1の推定復元模型があります。

 国の史跡には近鉄が似合う(これは山田線。他にも奈良線が平城宮跡内を走っています)。

もちろん、すぐそばにある斎宮歴史博物館に行き、ちゃんと勉強してきましたよ。

斎宮には、天皇が即位するたびに未婚の女性皇族から選ばれる斎王がやって来ます。

斎王の、おおむね5泊6日の伊勢への旅は『斎王群行(さいおうぐんこう)』と呼ばれています。

 斎王群行の推定復元模型

博物館では、『春記』という貴族の日記に記録された、長暦2年(1038)、良子斎王の群行を再現した映像を見ることができます。

もちろんkaneurikichiji も見ました。

セットも本格的なもので、その時は関西なので太秦で撮影したのかなと何となく思っていたのですが、今日、パンフレットを見返してみてびっくり。

何とロケ地はkaneurikichiji の勤務先のすぐ近くにある“えさし藤原の郷”とあるではありませんか。

また、斎王が御祓をするシーンがあったのですが、これも北上川だったようです。

意外や意外、斎王群行の行き先は江刺だったのですね。