国宝とか重要文化財、史跡とか特別史跡とか。
文化財にランク付けがあるのは確かです。
でも、それはあくまで目安。
国史跡に指定されていなくても、重要な遺跡はあります。
例えば、坂出市にある開法寺跡(場所はここの東側)。
JR予讃線の讃岐府中駅のそばにある香川県指定史跡です。
学問の神様、菅原道真は国守として讃岐に赴任しています。
讃岐時代には「寒早十首」など多くの漢詩を詠じていて、『菅家文草』に残されています。
『菅家文草』で、その「寒早十首」の次に掲載されているのが、「客舎冬夜」。
客舎とは、ここでは道真の讃岐での住まい。
赴任先で迎える初めての冬の夜のことを詠じたものです。
その中に「開法寺の中(うち) 暁にして鐘に驚く」という一節がありますが、その開法寺の跡なのです。
おそらく道真もこの礎石やこの周りの山々を目にしたことでしょう。
そう考えると、なんだかここにいるということがすごい事のような。
ですので、遺跡を訪れる時は史跡かそうじゃないかはあまり気にしません。
そこで起きた出来事も大切だと思うから。
おまけ~開法寺跡で出土した屋根瓦。道真も見たはずです。
文化財にランク付けがあるのは確かです。
でも、それはあくまで目安。
国史跡に指定されていなくても、重要な遺跡はあります。
例えば、坂出市にある開法寺跡(場所はここの東側)。
JR予讃線の讃岐府中駅のそばにある香川県指定史跡です。
学問の神様、菅原道真は国守として讃岐に赴任しています。
讃岐時代には「寒早十首」など多くの漢詩を詠じていて、『菅家文草』に残されています。
『菅家文草』で、その「寒早十首」の次に掲載されているのが、「客舎冬夜」。
客舎とは、ここでは道真の讃岐での住まい。
赴任先で迎える初めての冬の夜のことを詠じたものです。
その中に「開法寺の中(うち) 暁にして鐘に驚く」という一節がありますが、その開法寺の跡なのです。
おそらく道真もこの礎石やこの周りの山々を目にしたことでしょう。
そう考えると、なんだかここにいるということがすごい事のような。
ですので、遺跡を訪れる時は史跡かそうじゃないかはあまり気にしません。
そこで起きた出来事も大切だと思うから。
おまけ~開法寺跡で出土した屋根瓦。道真も見たはずです。