前回のエントリーが2018年9月という遙か昔なこのキット。
AMCモデルの1/20レイトンハウスCG911が漸く完成です。
最初の記事以降の製作記が無いのは、私の見通しの甘さによって、かなりストレス感じる製作になったからっすな。
要するに作ってて楽しくなかったというか、資料の乏しさが此処までとは思ってなかったというか。
先ず見通しの甘さというのは、仮組時にキッチリ追い込んでいなかった事と、
時間を空けすぎた事によるレジン収縮の影響で、最後の組み立て時にアッチもコッチもズレまくりになった。
加えて、デカールの確認不足で、一部ロゴサイズが合わなかったり、ozホイールのロゴが入ってなかったり。
更にはメタルもエッチングも硬度が柔い材質になってて、メタルは折損や破損が出易いし
エッチングも油断すると簡単に疲労骨折したり歪んだりするもんだから、途中で挫折しかけたんすな。
ラジエター脇の四角いパネルがエッチング製なんだけど、此処も組み込みの段になって
左右とも折れ線から折れまして、塗膜は割れるは掛けるわで何度かキレかけた(笑
いや~、事前の仮組ってガレージキットの生命線だね(今更
リアウィングも途中でモゲちゃったりしたし、実はリアセクションはロータス107のマンマなので
パーツを小加工して入れ替えたらサスも羽もパチッと決まると後から知った時には早く知ってればと激萎え。
いつの頃からか、一旦組み上がったけど彼方此方問題発生して気分的にどうでもよくなり、
永らく棚の奥で放置されてて、以降4年ほど殆ど思い出されもせず放置されていましたが、
撮影ブースを新調したので撮ってみたくなり、急遽無理矢理完成させるに至りました。
総括ですが、殆どキットのパーツのみで製作。キットに入ってなかったもので使用したのは、
・カーボンデカール
・ozロゴデカール
・ノーズ上のアンテナ
・ドラシャ用の銅線
くらいでした。
なんせ資料の少ない車両。当時スポンサー不足で資金難に喘いでいたのがよく分かるロゴの少なさは幸いでしたが、
むき出しのリアセクションの資料がとんと見つからず、メーカーの原型師さんも分からない部分が多かったようで
タミヤのロータス107のパーツをまんまメタルに置換してる有様。所謂二次コピーなのでかなり精度が悪かった。
結局メーカーの意向通りに同梱パーツだけで済ませたので、端から見れば問題は無さそうに見えますが、
実はどアップ接写には全く耐えられません。自分的にも納得いかないので、展示会なんかには持ってかないっす。
ボディフォルムは特徴を上手い事捉えてますが、ノーズのシンメトリーが出てないとか、
ウィング形状が微妙に違うとか、まぁ細かい気になる点はあるのが真・ガレージキット。
流石にフロントロアサスのマウント一とか、サイドポンツーンのNACAダクトとか
モノコック下部コックピット真下のオカシな形状とか、目に付いたところは改修したけど
大がかりな改修までは施す精神的余裕がありやせんでした。なので立ち位置的には「素組み」ってことかと。
ただ、このレイトンブルーのカラーリングは懐かしいし綺麗だしイイですなぁ。
タミヤのCG901の後継に当たるのがこのCG911っつーポルシェみたいな車体コード。
当時流行ってたんすよね、レイトンハウスのロゴとレイトンブルーと呼ばれる独特の青。
今回は棚にバラッカのレイトンブルーが積んであったのでソレを使いましたがイイ発色。
車体も流線型で美しいフォルムなので、研ぎ出し仕上げの映え度も高い。
と、まぁ折角作り出したのに、途中で投げ出すには少々高価なガレージキットなので
色々ネガティブなこと書きましたが、まぁ取り敢えず完成に至れたので良しとしましょうかね。
AMCのキットは他にも何点か積んでますが、次に作る機会があるときには、
後悔しないようキッチリと仮組を詰めてから製作したいと思います。ほんま仮組超重要。