プラモもプラモなら映画のBDも積んでるわけでして、中には未見なのに時間が経ちすぎて廉価版が出ちゃったとか、WOWOWで放送されちゃったとか、
もはや無駄遣い以外の何ものでも無かったりすることもあるわけでして、ちゃんと見なければ勿体ないとばかりに、二日間ほど寝る時間を削って見ました(笑
取り敢えず本編は見たけど特典映像までは追いつきませんねぇ。私がWOWOW契約もあるのにBDやDVDを買う理由は、この特典映像ってのにありましてね、
コレを見るためには放送やレンタルでは×なんですね。なので、好きな作品や好きなプリケツ女優が出てるのは、どうしても買ってしまいます。
AMAZONのレビューなんかで「特典要らないから価格を安く」なんて意見も見掛けるんですが、それこそWOWOWで見るなりレンタルで済ませば良いのにって
他人事ながら思っちゃいます。あ、あとね、音声データと字幕&言語も重要な要素ですね。ここの選択肢が多いのもパッケージ版の利点です。
先ずは、暫く使ってなかったホームシアター機材の暖機を兼ねて、買ったけど後悔しちゃってる未見作wからオーウェン・ウィルソン主演の「クーデター」。
オーウェン・ウィルソンと言えば、私生活で色々ゴタゴタありましたが、ケイトとの泥沼劇も今は落ち着いて、別なチャンネェと宜しくやってる模様。
作品自体は、東南アジア某国に赴任したジャック(オーウェン・ウィルソン)達一家4人が、クーデター勃発を期とする内乱に乗じた
外国人無差別殺戮から命からがら逃げ出すっていうサバイバルアクションです。ん~、決してツマンナイ訳じゃないけど、どうも現実離れ感が強いな~。
欧米人が抱くアジアへの偏見もいつも通りになっちゃってるし、「頼みの綱だった米国大使館がエラいことになってた」ってなぁ無理がある。
ピアース・ブロスナンが脇役で出てるんですが、流石に貫禄が違いますな。共演ではなく脇役にしとかんと主役を食うところでした。
さて、暖機とキャリブレーションが終わったところで、ここから見たかった本命作を続けて鑑賞。先ずは「スーサイド・スクワッド」
コミックではスピンアウト企画だった本作も、映画版では「スーパーマンVSバットマン」の続編になってます。前作でドゥームズデイと相討ち死にしたスーパーマン。
彼亡き後、混沌とした世界の秩序をバットマンだけでは到底守り切る術が無かった。事態を危惧した政府高官のウォーラーは、超人でありながら悪事を働き
厳重な監視網が施された脱獄不能の刑務所に収監された超人達を集めて、特務隊の結成を図る。絶対に狙いを外さないスナイパーのデッド・ショット(Wスミス)や
バットマンの宿敵ジョーカーの恋人ハーレイ・クイーン(マーゴット・ロビー)等々極悪人が寄せ集められ、スーサイドスクワッドが結成された。なんせメンバー全員が極悪人故に
万が一にも命令違反や脱走を試みれば、直ぐさま体内に埋め込まれた装置が作動して首チョンパの刑に処せられるってんで、皆渋々命令に従うことに。
そんな中、囚人ではなかったものの、研究調査中に誤って魔女エンチャントレスに憑依されてしまった考古学者のジューンも、魔女の心臓をウォーレンに握られてしまい、
半ば脅迫のような形で部隊に参加させられてしまいます。更に、そのジューンに心底ゾッコンなリック大佐まで掌握し、ウォーレンは野望の通りスーサイドスクワッド(決死隊)の
結成に漕ぎ着けたのでしたが、結成した途端にエンチャントレスが完全にジューンを乗っ取り、弟のインキュバスのフォローもあって、
とうとう全世界の滅亡の為に動き出してエラいことになるってな展開になってます。
いやぁ、いいケツしとんな~。ハーレイ・クイーン役のマーゴット・ロビーでんがな。昨年は彼女の当たり年で、「ターザン・リボーン」「Whiskey Tango Foxrot」「スーサイドスクワッド」と
立て続けにメジャータイトルにヒロインや重要な役どころで出演しました。オッサン、「スーサイド」の予告編で既にケツにゾッコンだったので「Whiskey・・・」も楽しみにしてんですが
今のところまだ公開の予定も無いようです。もうね、この作品は彼女のPVです。偶にバットマンが出て来て、DCワールドだったことを思い出しますが、彼女のケツが無かったら
かなり幼稚な展開の駄作に終わってるところですが、製作サイドも解ってるらしく、ケツプリ全力の大盤振る舞いでした。
プリケツ堪能後は、無双スパイのジェイソン・ボーン。昨年、「君の名は。」を見るか悩んだ挙げ句選ばなかったのが「ジェイソン・ボーン」。
マット・デイモンが「ポール・グリーングラスが監督するなら出てもいいよ」と言ってた通り、グリーングラスが引き受けたらアッサリと9年ぶりの復活となりました。
巷では不評の方が多かったらしいんで、私もあまり期待せずに見たんですが、言われるほど悪く無かったですね。年は多少取りましたが、マット・デイモンのジェイソン・ボーンは健在。
CIAとは縁を切り、世界を放蕩しながら隠遁生活を送るボーンの元に、CIA側に居ながらボーンに協力を惜しまなかったニッキー・パーソンから突然のアポが入ります。
どうやらボーンの父親は、事故死したのではなくCIAの陰謀によって殺されたらしいという情報を、日揮の命と引き替えに得たボーンは、又も単身でCIAに戦いを挑むのでありました。
過去の三部作で語り尽くされてる物語を、リブートではなく続編として製作するのは難しいかと思いましたが、もはやこのシリーズの展開は寅さんや007の様な様式美ですな。
密かにお気に入りキャラだったニッキー・パーソンが序盤でフェードアウトするところに一抹の寂しさを感じたり、或いは前作で大活躍だったパメラ・ランディが出てこなかったり、
悪の親玉が年老い果てたトミー・リー・ジョーンズだったりと、正直微妙な感想を持つ部分もありましたが、ボーンに復讐の炎を燃やすイカれたエージェントにヴァンサン・カッセルが出て来たり
ヒロインが「コードネームU.N.C.L.E」でエロかわいいガブリエラを演じたアリシア・ヴィキャンデルだったりと、個人的にツボな部分も多くて楽しめました。
ド派手に程があるカーアクションも健在でしたねぇ。
「10・クローバーフィールド・レーン」。いわゆるモキュメント方式で高評価を得た「クローバー・フィールド」のタイトルを冠するので続編かと思いきや
続編か否かで物議を醸し、作品評価もどちらかというと否定的な意見で物議を醸した作品。ただし、批評家ウケは意外な程良かったという玄人受けのする作品とも言えるかも。
JJエイブラムスが公式に見解を述べていたように、本作は「クローバーフィールド/HAKAISYA」の続編ではない。たとえば、「ウルトラQ」と「ウルトラマン」が
同じ言葉を炊いとるないに有していても、内容は異なってるかのようなもの。して、本作は、いわゆるシェルターという限定された空間で起きる出来事を描いていて、
登場人物は5人しか居ない。うち1人は声のみの出演で、もう一人は出て来てイキナリ居なくなるので実質3人しかいないともいえる。
恋人とのケンカから一方的に同棲中の家を出て行ってしまったミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンテッド)が主人公。当てもなく車を走らせていたミシェルは
突然車ごと道路外まで弾き飛ばされて意識を失ってしまう。気が付くと、窓のないコンクリートに囲まれた小部屋に手錠で軟禁されていた。
そこへハワード(ジョン・グッドマン)と名乗る初老の男がやってきて、「外の世界は大規模攻撃を受け、大気は汚染されていて、外に出ると死んでしまう。
あんたは運が良かった。俺様に助けられたんだからな。だから俺様に感謝し俺様を尊敬しなければならない」と物凄く威圧的に言ってのけるのであった。
そう、その部屋は、ハワードが全財産を投じて創り上げていた地下シェルターだったのだ。しかし、ハワードの威圧的態度に不審を抱き、
彼の言動を信じられないミシェルは、この閉ざされた空間からの脱出を試みるのだが、、、
本作の面白いところは、登場人物が少ない事を利用して、余計な状況説明を一切省略している点にある。観客側も、ミシェル同様に何でそうなったかが解らないのだ。
ハワードの言ってることが本当なのかどうか、また彼の言ってることは本当だと裏付け証言をするもう一人の”住人”エメット(ジョン・ギャラガーJR)は何故このシェルターに居るのか、
そもそも外は本当に死の世界なのか、そもそもハワードは何者なのか。更には、タイトルに「クローバー・フィールド」が冠されていることから、例の怪物が暴れてるとか?
怪物と軍との戦いの余波がここまで来ちゃったって話??とか、色々な謎が観客の側に渦巻きます。逆に言うと、一回見ちゃうと二度目はない(笑。
ミステリーものでも、何度見ても面白い作品ってのもあるんですが、一回見ちゃうともういいやってなぁナカナカ無いかも。
「トリプル9裏切りのコード」
以前鑑賞した作品にヴィゴ・モテンセン主演の「ザ・ロード」ってのがありまして、これの監督が本作の監督でもあるジョン・ヒルコート。
主演はベン・アフレックの弟で、実は演技力は兄より上なんじゃないかと思われるケイシー・アフレック(今年、主演男優賞でオスカー獲ったね)で、
更には懐かしのケイト・ウィンスレットが、ロシアンマフィアの女ボスを演るってんでキャスティングの興味から思い切って入手。
話題になった作品ではないけど、非常に面白い作品でした。
元海兵隊員(NavySeals)と現職の汚職警官とで組まれた犯罪グループ。彼らのマネジメント役でもある元海兵隊員のマイケル(キウェテル・イジョフォー)は、
ロシアンマフィアのボスの妻イリーナ(ケイト・ウィンスレット)の妹エレナ(ガル・ガドット)とウッカリ良い仲となり、彼女との間に子どもまで居た。
収監された元ボスに変わり女ボスとして君臨していたイリーナは、夫を刑務所から出すために、マイケルに対して大仕事を依頼する。
先ずは銀行を襲撃して貸金庫から”あるもの”を奪取する様に以来。何とかその仕事を完遂すると、報酬はもう一つ仕事をしないと払わないと言われた上に、
妻子との今後は仕事の出来次第と脅されてしまう。しかし、いい加減ロシアンマフィアと手を切りたかったマイケルは即答を渋るのだったが、
イリーナはマイケルの仲間の一人を殺して圧力を掛けてきた。
タイタニックでのグラマラスで可愛らしかった面影は何処へやら、ケイト・ウィンスレットが怖いロシアンマフィアのBBAボスを演じとりました。
この人、ワシよりもずっと年下なんですが、本作での貫禄はワシより年上の貫禄(笑。老け込むにも程があるって気がするっつーか、
最初は誰がケイト・ウィンスレットかマジで解らなかった。女性のメイクは恐ろしいですねぇ化けますねぇ。
あとですね、善玉側の主役であるケイシー・アフレック演じるクリスの妻役を演じたテリーサ・パーマー。油断してたが、オッサンのプリケツセンサーは逃さなかった。
あなた、そのケツは「ウォーム・ボディ」でゾンビ青年と恋仲になっちゃったアノ娘じゃないですか。いやぁ、久しぶりDeathねぇ。
それはともかくも、「ザ・ロード」もそうでしたが、ジョン・ヒルコートって監督さんの趣向なんでしょうけど、本作も非常に暗い雰囲気のなか
救いのない物語が展開していきます。悪党同士で勝手に共倒れしてくれや的というか、「GONIN」とか「アウトレイジ」みたいな作品のテイストなんですが、
そんな中でクリスとジェフリー(ウディ・ハレルソン)という叔父甥コンビが勧善懲悪ど真ん中で、全く救いのない世界の中で、
この二人だけが唯一と言っても良い 救い になってましたね。見る人を選ぶというか、暗い雰囲気が好きではない人にはダメなんでしょうけど
私はこういうテイストの作品は結構好きですね。少なくとも「悪の法則」よりはずっとマシなダーク作品です。
ん~、久しぶりに色々見たな~ってのが正直なところ。まだまだ未見作が山積みになってんですが、一方でそろそろスピーカーシステムを一新したいなぁと思案中。
気が付けばもう15年位変わってないですからねぇ。