がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

ムルシエラゴ・ロードスター買っちゃいました

2006年08月30日 | 模型
 いやぁいいエントリータイトルやな。「買っちゃいました」とかだと、一見2千と数百万円払って買ったみたいですが、実際はプラモを2千数百円で買った訳でして、そんなの言われんでも判ってるですねw

 今日は、911GT1の製作をしておりまして、所謂「プラセメント」と呼ばれる樹脂系接着剤が底をつきかけたので補充しようとプラモ屋へ行ったんですよ。で、接着剤だけ買うつもりが何故かウッカリとフジミのムルシエラゴロードスターが目に入りまして、気がついたら手に取っていたらしく、帰宅するときには袋に入ってました。買ったかどうかは覚えてませんww。帰宅時に、台所でカミさんが飯の支度してる隙に部屋まで持ち込んで密輸完了。思えば昨年末に買おうと思ってたけど、地元の店には入荷しなかったんですよねw

 どうでもいい話ですが、ランボの車名でカコイイと素直に思ったのはディアブロだけであります。っつーか、時々
「カウンタックはクーンタッシ、ムルシエラゴはムルチェラーゴ、ガヤルドはガラールドと呼べ」
とかぬかすラテン語発音原理主義みたいな話を聞きますが、ただでさえ発音文化の違いで間抜けに聞こえるランボ車の車名が益々間抜けに思えるっちゅうねん(笑。大体、
クーンタッシって何だよ?(笑
大森うたえもんのデビュー当時の芸名じゃ有るまいし。ランボ側は勝手な和名発音で呼ばれることを嫌ってるなんて話も聞きますが、そんなこと知ったこっちゃない。ここは日本である。郷にいれば郷に従え!!。Do in Rome as the Romans do!!!
オレちゃんがイタリアでランボ買う日が来たら、ちゃんとラテン発音で呼んでやる。一生無いけどwww日本ももっと和名を大切にしようよ。日産羅王とか豊田劉剣とか本田邪鬼とか出して、あっちの国の輩が日本に来てレイオーとかジャッキとか呼んでたらぶっ飛ばす方向で。

 で、ムルシエラゴですが、正直最近までは格好良いとは思えなかったというか、キットを買う気がさらさら無い車でした。カウンタック→ディアブロの進化具合から考えるとなんだか無骨でハリボテチックで精悍さが無いんですよねぇとかド偉そうに思ってたんですが、某所にて実物を見る機会がありまして、実物見たら「あーら、なかなかいいんでないかい?」とか思っちゃうんだから人間って単純ですな。
 私が見たのはワケのワカラン緑色(笑。ヴェルデ・スミスという色らしい。で、このワケのワカラン緑色を何とかしてみたいと思って過日キットを購入したのだが、その舌の根も乾かない内というか作っても居ないのに今度はロードスターを買ってしまう積ん毒哀歌。

 さて、箱タイプとオーポンタイプの比較です。
 
 あったりめぇですが箱タイプとロードスターではボディーパーツが異なります。実車が単に箱形の屋根を切り落としただけではなく、屋根がないことに因る剛性低下を最小限にするべく専用フレームと専用ボディーを奢ってるのと同様に、キットの方もちゃんと細かいとこまで再設計されています。リアのエンジンフード後方の形状も、凹みの幅等が変更されてるのが判ります。こういうとこは良い意味でフジミらしくないですね(笑。



 ↑これらの部品が概ねロドスタ専用のパーツランナーです。内装関係も専用になってるしシートも専用品。エンジン部分さえ共通でないというのは、フジミのやる気を感じます。特徴的なロドスタのエンジンフード部を再現しようと努力したんでしょうねぇ。再現し切れてるとは正直言いがたい面もありますが、不十分かと言えば決してそんなことはなく、寧ろコレで十分だと思える形状になってます。ホイールも当然専用品。タイヤがピレリ”馬鹿の一つ覚え”P-ZEROってのがいただけませんが、今に始まったことではないですねw

 
 クリアーパーツも、箱形と共通のパーツに加えてロドスタ専用パーツが入ってます。エンジンフードのメッシュ部はお馴染みのクリアーパーツにメッシュモールドが入っていて、スモーク吹いたりメッシュモールドのみドライブラして色入れてやると「もう網にしか見えない」状態になる方法が採用されてます。この車のメッシュ部は所謂「ハニカムメッシュ」なので、全部張り替えるとなると高価なエッチングメッシュで対応するしかなく、逆にこうした塗装による演出で処理するってのは手軽で良いですね。ドア下部のメッシュもせめて同様にしてくれりゃいいんですが、そこは以前同様デカール処理になっとります。
 一つ気になったのはウィンドウパーツ。サイドウィンドウも一体で成型されている上にセンターピラーが一体成型されておりまして、これを開けた状態で仕上げるには、それなりに手間もかかるし割れリスクも背負うことになりますな。でも、折角のロードスターなのだから作るならここは開けたいですなぁ。
 

↑、ロドスタのインストです。見れば判るように、不要パーツが想像以上に少ないです。その分専用パーツをふんだんに盛り込まれた充実内容のキットであることが、インストだけからでも伺えますな。

 そんなわけで、別に誰かからリクエストされたわけではないですが、ちょっとレビュってみました。
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なつやすみプラモてんじかい

2006年08月28日 | 模型
 せんせい、あのね、
きょうはぼくがすんでるまちのプラモやさんのじょうれんさんが、
まちのとしょかんのホールをつかって、プラモのてんじかいをしていたよ。
ひこうきやせんしゃやくるまやガンプラがたくさんありました。



 そんなわけで、地元で展示会があったのでした。
土日祝ってのが基本的にウィークデーのような状況になりがちなオレちゃん故、
他のお客さんというか会員さん(模型クラブが出来たそうな)とは顔さえ会わせたこと無いのですが、
会場費をカンパしたこともありまして、
カミさんと子供付きで見学に行ってきましたよ。
 ちなみに私は、今まで会合にもでれていない幽霊会員ですというか、
店に頼まれて幾つか完成品を貸した時点で会員になってたらしい(汗

 地元の模型クラブといってもまだ発足して間がないのでありまして、
協賛として隣町の結構大きなクラブ(MA誌でも時々展示会案内を掲載してる)との合同開催という形態でありました。


 航空機・AFV・戦車・ガンプラと一通り揃ってましたが、
今時の展示会には珍しくスケールモデルが圧倒的に多くてオレちゃんちょっと嬉しかったりして(笑
 図らずもトランペッターの1/35ドイツ軍用機関車が展示されてましてね、
これはなかなか迫力がありました。
いやぁ、わかさん、ありゃ細かいことはどうでもよくなる説得力がありますぜ!(囁。
 他にも4号戦車が田宮・イタレリ・ドラゴンとメーカー違いで並べられてたり、
スカッドミサイルが労働ミサイルとしてタイムリーに展示されていたりww、
所謂懐かしのチバラギ仕様族車が大量展示(作者は一人!)されていたりと、
突貫開催にしては、かなり賑やかしい各ブースでありました。
 懐かしプラモの展示なんかもあったし(洗濯機とかミニコンポのキットとか)、
怪しげな女の子フィギュアもあったりしまして、
カミさんと子供はあっという間に図書館の方へ退散してしまいましたが(笑、
オレちゃんは代表者の方としばし模型談義をして楽しく過ごすことが出来ました。

 あ、画像の中に、どこかで見たインプレッサとGT-Rがあるじゃんとか思いました?
ドッペルゲンガーってヤツでしょうか?(汗。
余談ですが、911GT1、ここでも間に合いませんでした(爆

 せっかく見に行ったけどカメラを忘れてしまいまして、
何とか残せたのがカミさんの携帯を無理矢理借りて撮らせてもらった二枚だけですんません。

 展示会とかクラブとかって、実際に見に行くと刺激になりますよね。
完成品シェアが幅を効かせてる昨今ですが、
作って楽しむ派もマダマダ捨てたモンじゃないですな。
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1/24 ポルシェ911GT1 その12

2006年08月24日 | 模型
 久しぶりのカテゴリタイトルです。製作記#は12ということになるみたい。書いてる本人も履歴を見ないと思い出せません。

 ここ最近毎度毎度書いてるんですが、ほんとどうにかして欲しいほどの暑さが続きます。本州の東部以北では既に”朝晩が涼しい”等と異国情緒さえ感じる様な御意見が出ているみたいですが、少なくも九州は大分県の我が家周辺では相変わらずの猛暑&熱帯夜が連日続いております。

 で、暑い中ではありましたが、ちびっとずつでも作業を続けねばと思い、毎夜毎夜チマチマやってた訳ですが、毎夜毎夜汗だくだくでございます。

 プラモ製作ってスポーツだったか???

ってくらゐに汗だく。なんでプラモ作るのに「熱中症には気をつけよう」とか、「水分補給は忘れずに」とか考えてぽカリスェット片手に作業せねばならんのよ?。

 そんな感じでありましたが、漸くリアセクションの作業が終わりましたんでご報告です。



 カウルは固定してしまってのプロポーションモデルで製作なので、上図の点線部より前の方は完成後は全く見えなくなりますので、全く以て適当に色塗っただけ。赤だの白だの指定のあるところも全く以て黒く塗っちゃてますが、一部の金属部はもしかするとチラッと見えることがあるかもしれないと訳の判らない用心をして塗っちゃってますが、多分取り越し苦労に終わると思います。

 ミッションブロックより後ろのオイルキャッチタンクとエアジャッキ&エアジャッキスイッチ、スタビライザー調整用補器付近は牽引バーを除いて全て自作パーツに置き換えてます。真鍮管や洋白線に一部鉄道模型用金属パーツを組み合わせてエアジャッキスイッチとスタビ用補器(だと思われる)を製作。エアジャッキ本体はプラ棒の簡易旋盤加工でオイルキャッチタンクは積層プラ版と伸ばしランナーを組み合わせて製作してます。

 配管についてですが、オイルキャッチタンクから前方&後方に伸びてるグレーの線が真鍮布巻き線を焼き鈍して先端に穴を開けてパイプに見せかけてます。ミッションブロック方面に延びてる透明な管は手芸用の透明ゴム線。ビニールチューブやテグスと違って剛性が無いのでコレが意外と使いやすい。メッシュワイヤーはモデラーズ製で他のコード類も全てモデラーズ製を使用。配線を束ねるストラップは極細の銅線を使用して縛り付け、黒く塗って処理してます。

 エキパイに関しては、曲がりのないテールエンド部のみ3mm径の真鍮感をハンダメッキしてクリアーを吹いてから自家調色の各種クリアー色で焼け色処理をしてます。詳しくは表の掲示板にUPしてありますが、ただグラデかけて吹くのではなく、或る程度派手目に色を乗せてから薄め液を吹き付けて余分な色を溶かし流します。このとき流し方を中途半端にしてやると所謂筆塗りにおける”ブレンディング”と同じ状態になるんですが、この中途半端加減は文章では説明しがたいです。すんま屁。エキパイのパイプフレームへの固定は、市販の極細(0.2mm線の1mm径巻き)スプリングを使用。先の真鍮布巻き線やこのスプリングなど、模型に金属線を使うときは一旦真っ赤になるまで焼いてから使用すると、まるでハンダみたいに柔らかくなって使い道が広がりますし作業も楽になります。

 さて、文章で書くと1エントリー分ですが、作業的にチマチマ度が激高だった為、シャツとパンツだけで作業して冷風機を作動させていても、シャツとパンツの色が全面変わってしまうほど汗かいてしまいました。特に配管とスプリングによるエキパイの固定作業では何度かキレかけたので、その反動からか目下益々ヤル気が低下してます(笑。

 更に、汗だくになって当てのない殺意さえ抱きながら作業した割には報われない気がする。試しにお蔵行き決定のハッチサンのバディを被せてみますと・・・・

殆ど見えない!(笑

 無理矢理フラッシュまで焚いてやると

何とか見えてくれる。でも基本的には誰にも気づかれない作業となったようで・・・・。この報われ無さ度は



↑この人並みの報われない自己満足の世界かと思ったりするが、
世の中、特に1/43世界のエキスパートな御仁の中には、この数十倍の労力を費やして、完成後は全くと言って良いほど見えない部分に魂を注ぐ、本気でエイハブな方が沢山居るのだからスゲェ話です(笑


でも、作った本人がこうやって自分で手作り施した箇所を見て、ほくそ笑むお楽しみこそが、模型製作趣味の王道なのかもしれません。車模型ってボディーはテカテカで仕上げるので、メカ部は逆に油っぽさというか機械っぽさというか、雑然とした纏まりなんだよそれ笑といったものが感じられると、程良いコントラストが出て良い気がするんですがどうでしょう?

 さぁ、次は内装だな。
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机を新調

2006年08月20日 | 模型
 ども!一週間ほど更新するネタがなかった@河童です。

 なんやかんやでやる気が上がらずってのが最大の理由でしたが、他にも製作用の机のキャパが小さすぎて作業し辛いってのがずーーーーーっとあった訳でして、そんな折り、先日死亡した接着剤等のマテリアル関連の補給のためにホームセンターに行ったところ、PC用デスクが沢山陳列されてましてね、で、年々デカクなるパソコン画面サイズのお陰か、今時のPCデスクは天板面積が私が持ってるやつより一回りでかいことが判明。これは思い切って新調してやろうということになったのでした。

 ちなみに今まで使用していたデスクだと

こんな感じで、本来の天板部分が物置場になってしまい、作業スペースはキーボード用の引き出し式の板部分になってましてた。

 今回は引き出し式の板は無しで代わりに自由装着型の中板が付いてるものを選択。今まで幅が60cmの天板だったのですが、今度のは75cmのものになりました。80cmのものが売ってて本音はソレが欲しかったんですが、奥行きがありすぎて机を置く場所の横にあるラックの引き出しが使えなくなってしまうため断念。

 で盆中に届いたので、夏休み突入後に早速開梱して組み立てて設置しました。塗装ブースの設置等もドンぴしゃの高さで、なおかつ横幅が今までより広くなったので、エアブラシ等もブースに並べておけるようになりましたし、中板もあるので頻繁に使う工具や、作業中に便宜上出しっぱにするマテリアルなんかも置くことが出来、お陰で天板部分は純粋に作業用として使用できるようになりましたとか言いながら早くも散らかってますよ奥さん(笑。画像では天板の上に青いケースが二段置かれてますが、これも中板部分に移動することになりますんで、画像に写ってるカッティングマット一枚分のサイズだった天板がソコソコ大きくなったことが素直にうれしい小市民なオレちゃん。ソコソコ!大して変わらねぇじゃんとか言わない!!
 実際作業してみて、僅か横幅にして15cmの拡大ですが、たったこれだけでも随分余裕が出来ました。甲子園で言うならラッキーゾーンを撤廃して少し大きくしただけで途端にホームランが激減したみたいなもんでしょうか?1/12のアルファのボディーなんて置いてみたりもしたんですが、この大きさなら1/12の車や1/48の飛行機であれば充分作業が出来そうです。

 さて、911GT1ですが亀の歩みです。リアセクションのフレームを、一部バラして再組み込みする構造に変更した煽りで、田宮の精密設計が微妙に狂ってしまったために、一カ所一カ所確実に固定しておりますんでちょっと時間食ってます。

シャーシのミッション受け部分(ディフューザー上の天板)には、カーボンデカールを縦目に貼り込んでみたんですが、そのままだと妙に清潔でオモチャっぽさが溢れてしまったので、上にエナメル塗料でドライブラシを濃いめに入れてドライカーボン感を表現してみましたという言い訳の元に汚してみました。ミッション&ブローバイタンク部分は軽くウォッシングを入れてます。エンジン&ミッションを囲むフレームの内、特にエアジャッキを囲むフレーム(牽引バー含)をタンクとの別体感を出したくてバラした影響で収まりが悪くなってしまったので、一カ所一カ所チマチマ時間かけて確実に固定中です。今から思えばいっそ金属線半田組で一体処理してやった方が楽だったかもとか思わないわけでもないですが・・・・。

 それにしても、我ながらすっげぇやる気が落ちてますねぇ。ここんとこ全然捗りませんし、気分的にもどうも模型に対してポジティブになれません。なんででしょうかね?やっぱ暑いから??自分でも判らないので正直困惑しております。時々「しばらく止めようかな?」って考えてしまうRomeoさんの心境が何となくわかる気がする・・・・。止めないけどww


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プチっとお知らせ

2006年08月12日 | 模型
    祝!!夕立ち!!!

 といっても、夕方になって突然ナニが元気になってしまう訳ではありまへん。
 我が町で久々に雨が降ったのですよ奥さん。御陰で昨夜はちょっぴり涼しかった!

 涼しかったので、久々に模型をしました。
ただ、作業量が見た目に少ない。
そこで、折角表サイトに画像UP可能な掲示板がありますんで、
小さなレポはソッチに掲載するようにしました。
他にも何か小ネタがあったら掲示板の方にUPすることにしますんで、
このブログに直で来て下さってる方も、
偶に表の方を偶に覗いていただければ幸いに存じますとか図々しく言ってみたり。

 あと報告ですが、「ポロリ祭」のポロリコーナーのお一人、
北京のオタンコナスことワタナベさんのポルシェのデータがUPされました!
是非是非御覧下さいませ!

 あ~、いよいよオレちゃん取り残されちゃったなぁww


 オマケの話:先月最後に作業して以来一ヶ月ぶりの作業となったわけですが、
うっかりマテリアル類の容器を出しっぱなしにしておりまして(蓋とかは閉めてたけどね・・・)、
瞬間接着剤が2本、
溶剤接着剤が2本、
クレオスの塗料6本、
これらが猛暑による高温と不在中の度重なる豪雨による高温多湿全開攻撃によってお亡くなりになられました・・・orz

 「冷暗所にて保存しましょう」
これって意外と難しいもんですね。
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もう全然ダメのお詫び&プチレビュー

2006年08月07日 | 模型
 今日は八月六日。原爆記念日で甲子園開幕日で一部の学校関係では登校日とかになってるんじゃないかと思います。

取りあえず暑い!!!
っつーより熱い!!!!!

もう

とか

とかを思い出してしまうと暑苦しいのを通り越して、無意味にイライラする程暑い日が続きます。夏だから当然とはいえ、先月末のあの雨ばかりの涼しき日々が嘘のように、もう直球200%で猛暑です。

 以前にも書いたと思うのですが、私の模型部屋はエアコンが無い、それも電源の関係で置きたくても置けないという環境なので、正直この暑さではパーツに汗が滴るような状況になるので、ちょっとやる気が起きません。911GT1進んだかな?と気にかけてくださる祭関係の御仁には、誠に申し訳なく思います。すんません。曇ったりして勧めることが出来たときには都度レポりますんで。
 それから、先日のコメント欄にも書いたのですが、細かい考証ミスが多発してもう一度ボディー製作をやり直した方が明らかに幸せになれる97年33号車は、一旦リタイアします。96年25号車に集中することにします。いやぁ、今更ですが同時進行は難しいですね。

 そんなわけでネタには枯渇しっぱなしです。それでは斯様なサイトやブログを覗いてくださる方に失礼極まりないので、今回は、yoshitakaさんがやけに気にしてるらしいPMAのアストン等をレポってネタにしときます。

 Provence Minitures AutomobilsことPMA(ポールズモデルアートと奇しくも略称が同じですな)ですが、一昨年にブランド丸ごとあぼーんしたプロバンス・ムラージュの関係者が新たに起こしたブランドと噂されましたが、その実は確かにプロバンスムラージュの関係者が絡んでたり、予定ラインナップにムラージュ系の売れ線アイテムが入ってたりしたのですが、実際はほぼ別組織だったようです。過去形で語るのは、このPMAもどうやら風前の灯火ラインを越えてしまったらしいとの情報に依ります。今年初頭から新製品が全然出てこないし、既発品の再出荷の様子も無いに等しいとのことですんで、欲しい車種があるなら早めに押さえておいた方が良いのかもしれません。
 1/43の箱車って、ラインナップ数が凄まじいので、出戻り後は「ストックの収拾がつかなくなる」と避け気味だったんですが、PMAのキットも一つくらいは記念に買っておきたいとか思っちゃいまして、巷での評判もソコソコのアストンマーチンDBR9を買ってみることにしました。で、ROMUにてアストンを手に取ると、傍にTVRのタスカン400Rが徐に積まれておりまして、元来TVRの車が好きな私としては店内で「どっちを買おうか」と激しく悩んだんですが、結果両方とも買ってしまったというわけです。
 先ずはTVRタスカン400R
 
 映画「ソードフィッシュ」でジョン・トラボルタが乗り回したり、平成版「西部警察」で撮影中に人跳ねちゃって大騒ぎになったTVRタスカンスピード6ベースのLMマシンが400R。曲面基調のウネウネしたボディーラインに、怪しく輝くブルーメタリックがマブい車であります。ミニカー含めてTVRの車をまともに造形したキットは皆無に等しいのですが、このPMAのキットは件のボディーラインを巧みに造形してくれておりまして、いつかは市販仕様でタスカンとかサーブラウとか出してくれネェかなって期待してたんだけどなぁ。
 フロントウィンドウパーツのみヒートプレス(スペア付き)で、他の窓は所謂BBR風無理窓。NACAダクト等の出来にレジン特有のダルさと「穴が塞がってる」感が強いんですが、特徴的なフロント周りやオープンカースタイルが基本故、妙に低いルーフライン等も巧く再現してると思います。デカールも、プロバンス・ムラージュと比べると見た感じは出来が良さそう。

 アストンマーチンDBR9。FIA-GT仕様でブルメタバージョンとメタリックグリーンバージョンのコンパチです。
 
 こちらも実車の特徴を巧いこと掴んでまして、ボディーの出来は私的には満足行く形状です。ヘッドライトカバーのみバキュームパーツで、他はフロントウィンドウ含めてBBRタイプの無理窓。エッチングパーツが豊富に用意されておりまして、箱車キットにしてはそこそこディテール面でも期待できそうです。

モデラー的にはフロントにザクザク空けられたダクトの処理は勿論ですが、左右Fフェンダーのルーバーをどう処理するかも楽しみどころの一つです。面倒くさけりゃ真鍮板でも貼り付けてカバーリングしちゃえば良いんですが、ここは開けてみたくもなっちゃいますね。
 アストン、TVR共に内装なんかもそこそこ再現度がありますし、なかなか面白そうなキットなのですね。まぁ、1/43の場合、実際に造ってみると、パッケージング状態では見えなかったストレス要素が湧いて出てくるので油断は禁物ではありますけどww

 両車種とも、塗装が結構厄介かも知れません。TVRの澄んで赤みがあるブルメタも難しそうですが、アストンなんて資料写真でさえ光の当たり方で全然違う色合いに見えてしまうグリーンメタリックでして、非常に悩ましいです。フィニッシャーズから、多分先月MF-HIROからリリースされた1/24アストンのキット用と思われるグリーンが発売されましたので、試しにコレをベースに造ってみようかと思い、早速塗料だけ取り寄せてしまいました。塗料が腐る前に手を出したいモノですが、なんせペースがドン亀なのでいつになることやら・・・・・。


 こんな感じでネタ消化・・・・。去年も思ったんですよね。模型部屋にエアコン引くために電源工事して貰おうかな?と。でも、斯様な趣味のためにエアコンそこまでするのは如何なモノかという葛藤がありましてねぇ。年々増え続ける体重のせいもありまして、年々夏の”辛さ度”も上昇しております。早く秋が来ないかなぁ(爆)
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K`sコレクション

2006年08月01日 | 模型
 ども!八月になったですね。梅雨も明けたらしいですね。雨ばかりの毎日に辟易した七月でしたが、いざ暑くなってみると「嗚呼、雨ばかりで涼しかったよなぁ」とか思ってしまいそうになります。夏は暑いから大変です。

 で、暑いので模型製作のモチベーションが全くありません。部屋にエアコン無いんですよ。しかも太陽当たりまくりの”ハズレ部屋”が模型部屋なので、暑すぎて模型なんか作ってたら身も心も焦げてしまいます。クーラー効いた部屋でジェシカ・アルバの水着を見ながらトルコ風アイスクリームを堪能する魅力には全く敵いません。で、今日はお仕事お休みでしたが、映画見たりアイス食ったりしながらダラダラしてたらいつの間にか夜になってました(笑。

 ところで、出張中の土産話って訳ではないのですが、ROMUとそごう心斎橋店にて、沢山のハンドメイド完成品を見る機会に恵まれたので、そごう心斎橋店で見たハンドメイド作品の御報告をすることにします。尚、どちらも撮影が許されるかどうか判らなかったし、かといって露骨にカメラ取り出して撮影するのも、ジェントルメンなオレちゃんにはちょっと憚られて出来ないって事で画像無しですすんません。

 そごう心斎橋店の上階には、心斎橋商店街(だったと思う)と銘打たれたフロアがありまして、そこにK`sコレクションっていうミニカーショップがあります。ミニカーショップと言っても、店の趣は高級ジュエリーショップの様な出で立ちでして、妙に敷居の高さを感じてしまう印象。元々、完成品ミニカーには全く興味がないんですが、このお店は完成品ミニカーだけではなく、世界の有名なハンドメイドビルダーの作品も展示販売してるということで、更にかの有名な早川松芳氏の作品も見れるということで行ってきました。
 早川氏と言えば、ヴィンセント・ヴォシカ氏やステファーノ・ヴァーネット氏と並んで世界的に有名な1/43ハンドメイドビルダーですが、この世界に入ったのは僅か20年前のことだったんだそうですね。
 で何点か展示(値段付き!買えねぇけどww)されてたんですけど、実物を見るのは初めてでございました。モデルカーレーサーズやテレビでは見たこと有ったんですけどね。

 で、氏の作品を見ていて一つ気付いたことがあります。氏がオーダーメイドに応じて作品を手がけるか否かは知らないのですが、どの作品も共通したアイデンティティーと清潔感が伴って有るんですよね。どの作品も”同じ人が造ったことが間違いない”事を判らせる臭いみたいなもんが有るわけですが、製作中のストレスみたいなもんが全く感じられないんすよね。
よく、模型の完成品を見て「巧いか下手か」とか「似てるか似てないか」とか気にする話を聞くんですが、氏の作品には良い意味でそうした事はどうでも良いことになってる気がします。勿論、ボディー・シャーシ・内装といった部位別の質感表現の巧みさや、自作パーツのシャープ且つ精巧かつ類い希な出来に目を奪われますが、そうした技術的スキルの高さが店頭で付けられてるプライスの全てではないということ。車両のみの縮小ではなく、車両の存在する空間丸ごとの縮小化という表現法が見て取れるんですよね。車というのは単独では存在意義がない訳で、乗る人・造る人・整備する人・見る人等様々な”人”が車の周りで交錯するわけで、そうした雰囲気をもジオラマやヴィネットという表現を用いずしても縮小して表現しきれてるところが、見てるだけで楽しくなる理由なのかも知れません。
 例えばferrari312psという車があったとして、その車の縮小版が欲しいのか、その車を所有した気分を含めて縮小して自分の生活空間の中に置いておきたいのか、早川氏の作品からは後者の匂いのようなモノを感じたのですがどうでしょう?
 顧客の要望に可能な限り応えるタイプのプロフェッショナルに対し、氏の場合は氏が手がけたことそのものに価値があるタイプのプロフェッショナルって事でしょうか。

 何れにせよ、一見の価値大ありです。関西圏在住のカーモデラーさんには、是非一度足を運んでみられることをオススメいたします!

 
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