がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

【完成】1/24 Jaguar XJ220 (Italeri) 

2010年08月26日 | 模型完成品

予定が四日ずれたっつってたら、ものの見事に四日遅れでジャガー完成。スケジュールの計画だけは合ってたっつーことか。


出来上がってみれば何事もなかったようにケースに鎮座してる訳ですが、製作では色々ありました。
それでもイタレリなので外国製のプラモとしては楽な方だったかも。
 なんせ展示会に間に合わせようと仕事の合間を縫ってかなりの突貫工事で進めましたんで、
製作途中の画像は前回以降全く無しです。普段は接着剤硬化待ちとか塗装の乾燥待ちとかのインターバルで
球体ジョイントのミニ三脚立てて製作途中の画像を撮ったりするんですが、そんな事する暇あるなら
時間は全て製作に回すって感じで頑張ったんですが、そもそもこんなキットの製作途中は今後必要になる事もないだろうってのもあった。




 今回難儀したのは過去の製作記でも書いたようにボディーパーツの多分割構造と、あまりにショボいタイヤホイール。
そして透明フードなのに省略されまくりのエンジンルームとヨレヨレ寝ぼけ彫刻のくせに多分割ボディーの接合を邪魔するサイドモールって辺り。
他の部分は概ね形に出来ましたが、一旦削り取ってプラ材で再生させたサイドモールだけは納得いく物が出来なかったです。
下地段階でボディーに埋め込むって手も有ったんですが、それだと研ぎ出しの邪魔になりそうで結果新造する事にしたんですが
やっぱこういうのは下地段階でボディーに埋め込んだ方が良かったですね。ボディーカラーがタッチアップ不可な色ってのも
塗装後にモールを貼り付けるという厄介な方法を敢えて選択してしまった理由でもあります。
あと、フロントグリルも表面に豪快な突き出しピンが出ていて処理が難しく、これもプラ材で新造するハメになりました。
エバグリのプラ帯板が何故か接着剤の効きが悪く難儀さに輪を掛けてくれますた。





 あと、ルーフはキットのパーツが曇りガラス系の艶消し処理になってて、何となくそのまま裏からスモークだけ吹いて貼り付けたんですが
ここは艶消し処理を研ぎ出してグロスにしといたほうが良かったようです。気付いたのがガッツリ接着した後なので渋々スルー。
 また、これもガッツリ後に気付いたので泣く泣くスルーしたのがリアクォーター窓。キットパーツは一枚板で
サイドウィンドウからリアクォーターまで繋がってるんですが寸法が合ってないので、リアクォーターが
F40のリアクォーターみたいに窓後端が内側に入り込んで固定されてしまいました。ちなみにインストには
「サイドとリアクォーターは分割して処理する!」
と、テメェで「!」マーク付きで注意書きしておきながら、全く以て失念してました。製作中座期間が長かった上に
製作途中の記録もネタがネタだけに疎かにしていたツケを食らったようです。

 今や窓越しにしか見えませんが、内装に関してはイタレリらしくメリハリの効いた綺麗な彫刻。
塗り分けが四色塗り分けでちょっと面倒くさいんだけど、0.2mmのエアブラシでフリーハンド塗り分けが比較的容易に出来るくらい
内装パーツはメリハリが効いてます。ただし、パーツの合いはバリと型ズレが邪魔してイマイチです。

 塗装に関しては、前々から考えていたキャンディー系の塗装を試し打ち。メタリックやパールの粒子は表に出ず
パッと見は透明度の高いソリッドカラーのように見えて、光源下ではハイライト部分が金属系の反射をするってのを狙ってみた。
通常のシルバーよりもトーンが暗めでメタリックの粒子が細かく綺麗な銀をベースにって事で、
先ずはクレオスのスーパーステンレスを下地にして、その上にスパッツスティックスのキャンディーカラー用の透明度の高いパープルダイナマイトをコート。
吹きっぱなしだと乱反射というか綺麗に反射してくれずひょっとして目論見外れたかと心配しましたが
キンキンに研ぎ出してみたらば、ちゃんと想定通りとも言うべき色合いになってくれてホッとしました。

 結構作業量が多かった割に、出来上がってみればタミヤの素組み程度の見栄えしかなく、やっぱ普通この車作るならタミヤの方が良いと再認識。

 さぁ、一個片付いたので、次回からは、もう一つの夏の忘れ物アストンDBSに再突入することにします。

コメント (18)
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なつやすみ ぷらもてんじかい 2010

2010年08月23日 | 模型
せんせい、あのね。ことしもあしのうらがくさそうなおじさんたちが、たくさんあつまってぷらものてんじかいをしてたよ。
おかあさんが「あんなとこいったらのうみそすいとられちゃうからいったらいけません」っていってたけど
ぼく、どうしてもきになってついいってしまったんだ。だからせんせい、おかあさんにはないしょだよ。

 3くみのむらたくんのおとうさんのちんちんみたいなたいほうが、なぜかれーるのうえにのってました。
ちかくにいたおじさんにきくと、「どーられっしゃほう」っていうのと「れおぽるどれっしゃほう」っていうんだって。
ぼくよりずっとおおきいのですごいというよりこわかったです。



 っつー感じで今年もプラモ展示会が開催されました!中々増えないクラブ員に加え、中々増えない完成品。
おまけに今年の猛暑は会員各位の追い込みモチベーションを激しく下げたらしく、皆一様に「今年はキツかった」と言ってました。

 展示内容は画像タンクのサーバーに一日辺りの投稿枚数の制限があって、明日にならないと全ての画像がUP出来ず
このブログでは紹介することが叶いませんが、数日中に会のブログの方で細かく紹介することにします。
で、このブログでは、車模型を中心に独断と偏見に基づいた紹介をば。

 先ず今回の展示品の中で最も印象に残ったのが、福岡のドイツかぶれ氏のデカ物作品群。
1/35のカール砲、レオポルド砲、そしてドーラの各列車砲とか1/16のキングタイガーとか出展されてました。


 そもそもレオポルド砲は勿論カール砲でも一般家庭では展示場所どころか製作場所にさえ困るデカ物ですが、
ドーラ砲は全く以て別格。

 1/16のキングタイガーと比較してもこの有様。

人間と比較。

で、ただ完成させてるだけじゃなく、各所は細かく塗り分けられ、エージング処理もスケール相応に施されて、
その苦労はどれほどのものだったのでしょうか?製作期間は僅か二ヶ月。仕事以外の空いた時間は
全てコイツに注ぎ込んだそうです。ちなみにお歳は私より一回りは確実に上な方の作品です。

 今回は車の展示が非常に少なくなってしまいました。しかしながら、現状多分地元クラブのエース格な人が
孤軍奮闘してくれたお陰で、何とか1コーナースペースを埋めることが出来ました。


この人、まだ20代の青年ですが、車模型が主ではあるものの、

↑こんなものまでキッチリ作ってきたりして、最近はオールマイティなモデラーさんになっております。

 あと、テメェがパトカー作ったもんだから、「誰か他にパトカー作る気ない?」と勝手な呼びかけをしたところ
先述のエース格と高校生の車モデラーさんが賛同してくれて、たった三台ですがパトカー並べることが出来ました。
ちなみに、例会にコンスタントに参加できる車モデラーが3人なので、実は全員参加だったりします(笑

 呼びかけに応じるべく僅か一週間ほどで無理矢理完成させて持ってきて貰ったGTOパトカー。

 高校生の車モデラー武者修行中の少年の割に選択が渋すぎる1/32トヨペットクラウンパトカー。

彼は来年は受験生ということで、当面は学業に専念しなければならなくなりますが、会に参加してから
順調に数をこなして腕を上げてきています。

 他に、ゲスト参加で痛車痛マクロスを沢山持ち込んでくれた御仁も居られました。

この方の痛車の陳列のお陰で、車コーナーが大変賑わいました。私は今年はガヤパト一台のみ。
全く以て面目ないです、はい。あれ?ジャガーは??アストンは???(笑

 あと、車の他にアイマス機も展示しましたが、会の中に熱心なPが居ましてね、試しに

「あの二つのアイマス機展示品、ベースごと貰ってくんない?」
と打診しましたら快く引き取っていただきまして、展示会閉会と共にドナドナされていきました。
製作したものの自宅に展示する気は無いので正直持て余してたんですが、F-14なんかはなんだかんだで時間かけて作った完成品なので
アイマス好きな方に貰っていただけて何よりでした。


 さて、肝心の私の方ですが、結局アストンもジャガーも間に合わず。一応的をジャガーに絞った上で
タイムスケジュールは立ててたんですが、本来夏期休暇の予定だった16日~19日の4日間が、全て仕事、
それも間の二日間は出張仕事になっちゃって、これのお陰で万事休す。

21日の展示が無理ならせめて22日だけでもと思って、明け方まで粘りまして何とかここまで進めたものの
・フロントグリル表面に付きだしピン跡が出ていて作り直す必要が出たこと
・ボディーサイドの自作のモールが塗膜の厚みで若干の再調整の必要が出たこと
等々細かい工作箇所が湧いてきてしまって、今回は出展叶わずとなりました。11月に隣町の日田市で展示会があり
せめてそこに出せればと気を取り直して近日完成に辿り着きたいとこです。
 
 今回の展示会、色々会としての課題も出てきた展示会でしたが、何はともあれ無事閉会に至ってホッと一息。
 車モデラー的視点で言うと、昨今のF1ブームの中にありながら、F1の展示がF60の一台だけというのは寂しくも思いました。
来年は流行遅れになってる可能性も無きにしもあらずですが、取り敢えずジャガーとアストンを完成させて
次の展示会までの一年は、久々にF1ものに執心専念してみようかと思うのでありました。

っつーことで、ここんとこはスケジュール的に大変厳しかったこともあり、ネットでの活動が疎かとなっておりました。
当然の如くジャガーの作業途中の写真も撮ってません。展示会も終わって追われるような心境も弛まりますんで
そろそろいつものペースにネットも趣味も戻したいと思います。
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1/24 Jaguar XJ220 (Italeri) 4th

2010年08月08日 | 模型
定番ですが毎日暑いですね~。ウチのカミさんなんか家で家事してて軽~く熱中症にかかりましたよ。
部屋でプラもしてても食らう怖れ有りでっせ。

 加えて、本業が「殺す気か!」っつー位クソ忙しく、模型は殆ど弄れておりません。どうも展示会は二台とも無理っぽい。
まだ日はあるので、まだ諦めた訳じゃないですけどね。
 更に北京の人が動画を貼ってた影響で、またも40過ぎのオッサンがゲームに嵌る始末。

「ベヨネッタ」っての。魔女狩りで囚われの身だった姐さんが、なんだか良く判らないけど復活してみれば
自分を貶めた天界の連中が度を超して好き勝手するのを懲らしめる(要約すれば大体合ってるw)ゲーム。
レーティングが掛けられてて、所謂「グロテスクなシーンや残酷な描写が含まれてます」って事なんですが、

↑の5:00位から始まるバカなシーン見てたら、それだけじゃないっぽい(笑。この動画みたいに華麗に決めるのは
実はメタクソ難しい硬派なゲームなんですが、それにもめげずオッサンは暇あれば(無いけど無理してw)遊んでおります。
いやー、このケツはヤヴァいわ。


 そんな感じで中々製作が進まないプラモですが、取り敢えずXJ220で懸案だった部分をどうにかしておきました。
元キットの足回りは、タミヤ並みの精度がないとアライメントがそのままでは整わない分割構造でありながら
強引に設計された感がありまして、画像では何事もなかったように見えるかも知れませんが、
実はフロントもリアもアームやアップライトを切った貼った捻り出したの大工事になってます。

投球フォームだけ真似しても草野球の少年がダルビッシュと同じ球が投げれるわけがないとか、
ガッキーそっくりのAV女優という箱絵見て買って早速見てみたら色んな意味で微妙な感じみたいなもんです。
いや、実際はイタレリの方が先に出してきたんだけどね。


 更には、キット付属のタイヤ&ホイール&ブレーキのパーツが、総じてショボくて悲しかったので
他キットから一式ゴッソリトレードしてきました。ドナーは

懐かしのロッソ製512TR。それも何故かドリフト仕様とか言ってウィングとかタイヤホイールが追加されたバージョン。
箱絵に描かれたドライバーが、何故こういう髭なオッサンなのかデザインした人間に問うてみたい。オマエは何かのマニアかと。
そりはともかく、XJ220は現在のように19インチとか20インチとかが当たり前な時代ではなく、17インチでも驚いちゃうような時代の車、
更に前後異幅異扁平のタイヤで構成されてて、最悪なのはレーシングカーよろしくセンターロックナット方式。
レーシングカーからの移植も考えたんですが、これが中々マッチングの良いものが主にサイズの問題で見つからず
アレコレ探してたら、ボディーを失敗してジャンク化してたコイツを見つけましてね、センターロック式じゃないけど

意匠がセンターロック式に見えないこともないセンターキャップ付でしたし、サイズ的には丁度良かったので
このTRのBBSホイールを装着することにしました。同じく貧弱だったブレーキパーツもTRのを移植。
ホイールは黒成形色がデフォでメッキされてなかったんですが、ブレーキパーツはメッキされてましたんで
これを漂白剤で落としてから洗浄、してたらリア側の一枚を落っことして下水管に飲み込まれてしまい
ブルーミックスでポリパテ複製して何とかしたっていう余計な作業が、製作のモチベーションを下げるのなんの。
ホイールの塗装は毎度お馴染みミラークローム。このホイールに変更するお陰で、ボディーからシャーシから
パーツフル動員して工作するハメになったので無駄に時間を食いました。
 外国製のキットはスケールを問わずタイヤ&ホイールがネックになりがちなのですが、ジャンク市で買うとか
アフターに何か注文するときに送料考えてついでに注文しておくとか、失敗したり破損して処分品と成り下がった完成品から確保しておくとか
市販の別売りタイヤホイールセットを適宜買い集めておくとかしておくと良いと思いますで。
複製技術をお持ちの方はまた事情が変わってきますがね。私の場合は、レジンをこぼして大変なことになったトラウマがあるんですが。
私の場合
・車模型の外装へのプラパテ・エポパテ・ポリパテを多用しての工作
・車模型の外装へのプラ用接着剤の使用(特にメタリック&パール塗装時)
・車模型外装へのタミヤスプレーの使用
・研ぎ出し時のピカールの使用
・ジャンル問わず完成時に露出する部分への塗装後の瞬着の使用
・レジンを使用した複製

といった辺りは、マテリアルの性質上の問題の時もあれば、明らかな自分の作業ミスの時もあったりしますが
何れにせよどれも何かしら痛い目にあったことがあって、可能な限り避けてるトラウマ作業であります。
全くやらないと決めてる訳じゃないけど、なるべく避けたいって考えてるだけなんですが、
こういうのって、結構他のモデラーさんにもあったりするんじゃないでしょうかね?
コメント (13)
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