がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/24 HASEGAWA SUBARU IMPREZA 555 ver.95 その1

2005年07月31日 | 模型
 暑い日が一段落と思ったら今度は雨。まぁ、涼しくなったからいいけど。今夜はF1ハンガロリンク大会がありました。盛り上がったんだか盛り上がらなかったんだかよく判らないけど取り敢えずは面白いレースでした。中身は地上波の放送がまだなので明日以降ってことで。

 そんな訳で、取り敢えずブロガー仲間でいつの間にか始まってる「プチ・インプレッサ」祭りに、形だけでも参加できてる状態にある様なので、今回から正式に「1/24 ハセガワ インプレッサ555」とカテゴライズして仕切り直しです。余談ですが、ブロガー仲間さんのプチ祭り参加者は、「AUTO MODELINGver.1.2」」のRomeoNanjohさんと「新Myプライベートルーム」」のkazuさんで、ブロガーでもなければ参加表明もされていないけど表社会では相互リンクサイト「KENZO EXPERIENCE」主宰KENZO氏も、05インプレッサを製作中の御様子です。祭りだけに、周りはホンマにインプだらけやね。
 今回は一回目って事で、表ページのメイキングに流用する都合もありますし、カテゴリーを新たに設けたこともあり、今までのブログで使った画像を再利用してます。よって、画像は多いけど中身は薄かったりするのでヨロピコ。まぁ、いつも内容と文章力は薄いんだけどね(笑)。

 先ずは、おさらい。今までの経過ですが、先ず選択したのはハセガワのインプレッサ555の94アクロポリス仕様のキット。これにスタジオ27のデカールを使って作ろうって事にしました。多分インプ祭り=タミヤのインプで皆さん来るだろうからと邪推しての選択っす。
 そんな訳で早速製作開始~。先ずは仮組みをしました。

 であまりの車高の高さとホイールベースがボディーとシャシーでちょこっと合わないことに驚きつつ、悩んだ末に今回はターマック仕様で作ることに決定。測ってみると、前後とも3mm強車高を下げれば良いようです。タイヤホイールはハセガワのカローラWRCモンテ仕様に入ってたタイヤホイールを流用すれば、形もサイズもドンピシャです。

 なんだかんだ悩んだ結果、オッサンとしてはコリン・マクレーよりもカルロス・サインツってどっかの殺し屋みたいな名前がイカス御方の搭乗仕様で作りたいっつーこととで、色々と候補を上げたんですがデカールの都合で作りたい仕様(95年カタロニア)で製作することが困難と判り、泣く泣く95年モンテカルロ仕様に落ち着くことになりました。

 早速製作開始。先ず、ハセガワGr.Aインプの泣き所(大袈裟)なボンネット上のダクトの改修。ソックリ刳り貫きまして0.3mmプラ板で底上げして再装着。ついでに左右の形状差もここで修正しておきます。

 また、画像ではまだ未処理になってますが、ボンネットセンターのインタークーラーダクトは、傾斜角がおかしかったので修正しつつ、ボディー側の取り付け基部が塞がってるので開口してから塗装前に接着しておきました。

 それからルーフベンチレーター。当初はデカールを安易に考えていたので勢いのママに開口。その後95年モンテ仕様でつくることにしたものの、折角開けたのでベンチレーターは開けたままで製作続行。モンテで開けたら凍えるっちゅうねん(笑)。ちなみに私、以前98年モンテ仕様でもここを開けて製作した前科があります。
 先ずはボディーパーツに左右がずれないように、最初から開いてるベンチレーター用の2つ穴を基準に、スケールで計測しつつ四角い穴を2つ開けます。ベンチレーターは、キットのパーツに0.3mmプラ板に長方形の穴を2つ開け裏からメッシュを当てたものを貼り付けて製作。キットのベンチレーターパーツは笑うくらい天板が分厚いのでガリガリ削って薄々に修正してます。画像ではまだボディーに乗っかってる状態ですが、この後さらにボディー側を削り込んでベンチレーターがボディーにめり込むようにしておきました。



 その他の作業ですが、磨くときに邪魔になるしキットのモールド状態では透明っぽさを再現するのが難しいので、モールドされたサイドウィンカーをウェーブの型想いを使用しエポキシにて複製してから、心おきなく削り飛ばしました。失敗することも考えて6つ複製したけど、早速気泡が入って一個失敗(笑)。アルミ板の上に貼り付けたものを3個と樹脂のみのもの2個作ってます。


 フロントのボンネットフックはキットのエッチングを使えばいいのですが、リアトランクのフックがパーツ化されていません。っつーか、レースカーなのにトランクにキーシリンダーが付いてるし(笑)。そんな訳で、キーシリンダーを削り取って、自作のフックを追加装着することにしました。7mm程の長さで切り出した0.5mm洋白線を先端のみ焼き鈍して金床の上で先端のみ叩いて平たく潰し、そこに0.5mm程の穴を開けます。コレとは別に0.3mmの洋白線を0.5mmの線に巻いて輪っかを作り、先のパーツの潰して開口したのとは反対の端にハンダ付け。後は0.2mmの糸ハンダをグルグル巻いて、最後に全体的な形を整えて完成。書くと面倒くさそうだけどやってみるとそうでもない作業だったりする。仕上げ時に0番インセクトピンでボディーに止めます。


 後は、市販車仕様の為にモールディングされたトランクのキーシリンダーとAピラー上のラジオアンテナを削り取り、バンパーのフォグランプ基部とカバーを取り付けて、ボディーパーツの下地処理に入ります。
 これがなかなか面倒くさくてね、キットのモールドが浅いのとプラ質がちょいと硬かったのもありまして、私が苦手とする筋彫り作業で失敗の連続。昨日の阪神の先発ブラウンの様なコントロールの悪さでして、どこもかしこも運河彫りしまくりですた。
 なんとか見るに堪えうる状態になったので、一回目のサフェーサー。タミヤのサフを使いましたが、案の定小傷やエッジ落ちだらけ。そうした問題箇所を再修正した上で、タミヤサフを薄吹きしてから、今度はクレオスの瓶入りベースホワイトを吹きました。

 このベースホワイトですが、正確にはホワイトサフェーサーでして、質としては瓶入りのサフェーサー1000と同じです。今度は傷もなく良好な状態で出来上がりました。

 乾燥機で一昼夜乾燥後、先ずはサフ面を研ぎます。3M製スポンジヤスリの1000番相当で概ね磨いてから1500番相当で仕上げました。

 磨きカスを水洗いで落とし、水分を乾燥機で飛ばしてから、今度はボディ色の塗装に入ります。キットの指定では、インディーブルー35%+コバルトブルー35%+クリアーレッド30%という配合が指定されていますが、過去にこの指定色で塗装した時に、クリアーコートの際に塗料に混ぜてたクリアーレッドがデカールの表面に染み出してしまい、ジャンク行きにしてしまった経験から、今回は実車板金塗装用のアクリルラッカー塗料を、知人の板金屋に調合して貰って入手した物を使用します。

複数の異なる青系顔料の混合だそうで、隠蔽力がかなり弱いから~気をつけろ!とのこと。色自体は、キットのボディー成形色の近似値色ですな。

 で塗ってみました。


 実車用塗料ですが、調色用ベースカラー以外は殆ど余計な物が混ざっていないので、クレオスの薄め液で三倍稀釈して吹きました。忠告通りフィニッシャーズのブライトレッド並みに隠蔽力が低い色でしたよ。低圧細吹きなら斑が出ること間違い無しって感じ。また、実車用って事で予想はしていたものの、案の定塗料が濃くて重いため、塗膜が厚くなりました。クリアーコートして筋彫りが保つかチョット心配(*ι*)ヾ
 でも、色自体は求めていたインプ用の青そのもので、この点は大満足です。30分ほど自然乾燥させてから乾燥ブースに放り込みました。
 ホントは、ボディーと同色の内装やシャーシも塗装しておくべきなんだけど、車高を下げる加工とかロールゲージの改修作業なんかがあるので後回しっす。


 そんな訳で、今日のブログをみると沢山作業をしたみたいに見えますが、実は過去に紹介していた分以外での新しい作業は下地塗装とボディー色の塗装のみだったりするのです。要するに、カテゴライズ化して祭りに参加し始めたものの、相変わらず進行は亀なのだす。
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使える素材 その1

2005年07月29日 | 模型
 長年模型やってる人には、釈迦に説法、ケンシロウに指圧マッサージってとこでしょうが、そうでない人に、ちょいと役立つ素材情報を時々紹介して、模型製作が進まない時のネタにしようと思ってみたり(笑)。

 さかつうが自動車模型用素材をリリースしだしてから随分経ちますが、あそこも元は鉄道模型用素材専門のメーカー。鉄道模型の世界というのは、1/150(Nゲージ)や1/80(HOゲージ)といったミクロの決死圏で戦ってるだけあって、細かいパーツの宝庫でもあります。しかし、流通経路や販売店の特化によって、通常のプラモデル取扱店では、鉄道模型用の素材を見かけないことが多いのも事実。
 そこで、自動車模型のユーザーさんにも、積極的に鉄道模型店に足を運んでみることを薦めたいのでありますよ。

 しかしながら鉄道模型といっても、色々な形態がありまして、自動車模型で言うなら「完成品ミニカー」「ガレージキット」「プラモデル」ってな感じで分かれてるわけ。この内、件のパーツ類を扱ってるお店ってのは、概ね「ガレージキット」に類する「金属製キット」を取り扱ってる、或いは金属素材によるスクラッチビルドの支援をしてくれる様なお店でなければ先ずお目にかかれない。トミックスやKATOのNゲージを扱ってる程度の店だと扱っていない可能性が高かったりするわけですよ。そういうお店って、意外と少ないんですよね。

 で、目指すアイテムはどんなものかですが、これはもう色々。ノーブランド品まで含めると、星の数ほどのパーツが存在するんですよ。特に銀河モデルっていうメーカーのパーツは面白い。パーツの名称は「国電○○用」とか「電気機関車○○用」とか書いてるけど、中身は特殊形状の金属ピンだったり精密なエッチング製の箱だったり、金属の挽き物のタンクだったり、もう色々。こういった物が自動車模型、特にエンジン周りやコクピット周りに流用すると役に立ってくれることが多いんですよね。あとFlying zooとか福原金属の製品にも面白い物があるし、他にも、髪の毛くらいの太さの糸ハンダとか、極細の編みワイヤー、ワンオフエッチング取り扱いとか金属用黒染め加工キットなんかもありますので、気になる方は是非お店を探して訪ねてみるといいんじゃないでしょうか?お店探しのヒントは
http://www.gingamodel.net/shop.html
http://www.tenshodo.co.jp/railroad/list/index.html
ここいらで探してみると良いかも知れません。
 

 





 さてさて、気がついたらスタジオ27のHPが更新されていて、F2005とR25の画像が掲載されていました。F2005は目下の実車の成績状況ではちと買う気になれないかな~?タメオの1/43の出来が良いらしいので買うならそっちかな~な感じ。既に予約してるR25は、画像の状態のままキットになるとしたら、色々と修正したくなりそうです。画像見ただけでも、「ノーズが太すぎ」「モノコックのエッジが立ちすぎ」「サイドポンツーン前半部の三次曲面が変」「ウィングレットの形状がゴツい」等々と、既に私が持ってるR25の印象とずれちゃってるわけですが(笑)。懸案のサイドポンツーン状のエアアウトレットですが、これはクッキリモールドされてるみたいで、もしかすると以前同社の2003GAの時に行ったピンバイス・キサゲ・ノミによる削り込み攻撃で、擬似的に「穴空いてる感」を再現できそうな雰囲気っすね。多分作るときは、ブツブツ文句言いながら作ってそうな私だと思います、はい。
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ライバル不在

2005年07月27日 | 模型
 ケンシロウにとってのラオウ

 のび太にとっての出来杉君

 長州力にとっての藤波辰彌

 セナにとってのプロスト

 ベジータにとってのカカロット

 アクエリアスにとってのポカリスエット

 ハマの黒ヒョウにとっての風吹祐矢


 やっぱりですね、ライバルって重要なことだと思うんですよ。片方だけでは成立しないというか、結婚しなけりゃ離婚は出来ないというか。

 でね、やっぱりフジミは550マラネロ出す前に、フェラーリ512Sを出すべきだと小一時間。昨夜、「栄光のル・マン」っていう、スティーブ・マックイーンが出てるってだけで、殆どストーリーらしいストーリーはなく、サルトサーキットのLM24にてポルシェ917Kとフェラーリ512Sがデッドヒートを繰り広げる様”だけ”で映画にしてしまった漢な映画を見てたわけですが、やっぱり欲しくなるんですよ、512S。フジミを名指ししたのは、モロにマックィーン仕様に出来る917Kをキット化してくれたって事情がありまして、やはり917Kには512Sだろ?って思ったわけだ。モデルファクトリー・ヒからも出てるけど、25000円位するレジンキットなので、うっかり映画版仕様で作るなんていうチャレンジングな事がしにくい。プラキットなら心おきなく出来そうなんですがね。あ、間違ってもフェローラ512S※じゃないっすよ。

そんな訳で、今日はT79のリアダンパーをデッチアップしようと作業開始したけど、スプリング作る段になって適当な線材が見当たらず、ホームセンターに出かけるまでは良かったけど、買って帰ってきたら全然やる気無くなってやめちゃった(笑)。実は九月末期日でとある研究機関の会議に提出しなければならない論文ってのを作っておりまして、精神的に落ち着いて模型に勤しめなくなってきてるんですよね~。精神的なゆとりがなけりゃ、楽しさも半減ですしね。そんな訳で、益々作業は進まないっす(映画見る暇はあるのに?(笑))。

※フェローラ512Sとは?
 映画「栄光のル・マン」に於いて、映画の中盤に一台の512Sがコースアウトして爆発炎上するんですが、流石にモノホンの512Sをぶっ飛ばせるような勿体ないことが出来なかったらしく、ローラT70のフレームを流用して作られた撮影用レプリカ。映画撮影中にマックイーンをはじめスタッフキャストからは、フェローラ512Sって呼ばれていた。
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台風?

2005年07月26日 | 模型
 前回の550に続いて、本日は575Mがアマゾンから到着。パーツ差し替え製品なので中身は既に承知って事で、アマゾンの段ボールさえ開けてもいないんですが、25日出荷予定って当初の案内通り発送しやがったんですね。巷では一週間くらい前から出てたみたいですけど。

 さて、今日は関東東海地方に台風が捲土重来だったそうで、当該地方の方にはお見舞い申し上げます。その御陰なのか、私が住む九州北部地方は、夕方からここ最近では珍しく風が吹いて涼しくなりました。こんな夜には是非模型を進めたいとこですが、仕事関係の会合でついさっきまで市中引き回しに遭ってましたよorz。

 昨夜のことですが、暑くて模型作る気が相変わらず萎えてるって事もあり、クーラーの効いた部屋でもカミさんからのクレーム無しに楽しませて貰える模型撮影の練習とかして遊んでました。表ページにギャラリーって一応設けているんですが、模型の撮影って本当に難しい。特に細かい部分まで写そうとマクロ撮影に挑んだりすると、ピンが合わなかったり絞りが不適切だったりで、なかなか気に入った写真が撮れません。そんな中、共に完成後10年以上経過してしまったF1二台を撮り直してみました。使用したデカールが殆どタミヤ純正であることと、使用した塗料がモデラーズって事で、流石に10年の年月には勝てず、どちらも外装は結構傷んできています。まだ1年位は保ちそうだけど、こいつらもとうとう定年かなって思うと少し寂しい。
 元来、アパートで貧乏一人暮らしモデラーだったので、キット買うお金の工面も大変だったため、ショップから白箱貰って組ませて貰ったり、友人が買ったキットを作らして貰ったり(笑)してましたし、その頃の完成品は最終的に引っ越し先が関西から660km離れた九州って事で持ち帰るのが難しく、泣く泣く友人知人に無理矢理上げたりして、今の我が家には殆ど残ってないんですよね。今だとデジカメがあるので、完成させたら好きなだけ撮影して、賞味期間内の完成品を画像で残しておけるのが良いですな。ここに気付いたってのも模型を5年ぶりに再開した理由の一つですしね。
 完成品て、他人から見ればなんてこたぁないどころか、粗なんか探されちゃったらひとたまりもないわけですが(笑)、製作した本人にとっては思い出の品であります。あの頃デジカメ環境があれば、現物は手元を離れても、画像として残しておけたのになぁ~とか悔しい気もしますね。

 そんな訳で、もう少し撮影を練習して、作った完成品が元気なウチに、写真撮って沢山残しておきたいと思ってます。形ある物は必ず崩れる、アニマックスの「嫁を見る 昔マチルダ 今はドム」じゃないけど、画像で残すことは或る意味模型製作の工程の一つなのかも知れません。

でも、やっぱり難しいんだよなぁ~。特に1/43が難しいっすね。

尚、今回ネタに挙げてる撮り直した画像は
ベネトンB192のギャラリー
マクラーレンMP4/7Aギャラリー
に再UPしております。
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 収穫少ねぇ・・・・

2005年07月25日 | 模型
 先ずはじめに、ブロガーのわかさんから「ピンボケいやーーん」って言われたので、前回UPしたフックの画像を差し替えてみました。見ての通りのやっつけ仕事ですが、何もないよりは全然良い感じになると思われ(笑)。1/43なんか作るときは特にそうですが、ルーペがあるとないとでは随分勝手が違います。視力が5.0とかのマサイ族モデラー(居るのか?)でも、よく見えるのと拡大できるのとは全然意味が違うよねって思うはずです。

 さて、金から日まで関西方面に出張っておりました。夏休み最初の週末だとかで、やたらと子供連れが多く、行き帰りの新幹線の中は騒々しかったですな。普段九州のド田舎に居を構えてる身としては、こうした出張で都会に出るときには、なるべく模型店に立ち寄るようにしております。キットそのものならともかく、塗料とか材料とかは、実際に店頭で見かけて「そういや持ってなかった」「そういやそろそろ切れそうやな」って気付く物が多いんですよ。今回も、大阪のROMUに立ち寄りまして、フィニッシャーズの塗料とか、資料用の雑誌とか金属板に金属棒にインセクトピン各種、それに瞬着スプレーの徳用サイズ等々細々した物を買ってきました。さかつうとかアクステオンの小物類も色々ありましたけど、高いので自作の参考に目に焼き付けただけ(笑)。スタジオ27のメッシュエッチングも気になったけど、これも高いのでやめました。どうでもいいですが、スタジオ27のカーボンデカールって高いですよね。あの価格ではおいそれと使う気にならないなぁ。

 他には、確かブロガーのRomeoさんが言ってたフェラーリのCavarino Rampante エンブレムセットらしきものも見かけたので、これも2セット購入。


 それからフィニッシャーズのバーオークって塗料も買ってみました。BAR用の黄土色ですが、手持ちの005や006にドンピシャだそうで、作るときまでに腐らなければ使ってみるつもり。005や006のキットって、デカールの三色塗り分けのバランスが変なんですよね。この色さえあれば、ブライトレッドとピュアブラックを使って塗り分けることが可能になります。別に調色しても良いんだろうけど、キットのラッキーストライクロゴの色と合わせたいしね。でも、あんまり使用量が期待できない塗料に500円とは如何なものか?(笑)。飛行機の内装色とか機体内部色なんかにも使えそうな色ではありますけど。そうそう、飛行機といえば、ハセガワから今度出るF/A18スーパーホーネット!ジョリー・ロジャースマーキングも格好良いし、模型店で見かけたらウッカリ買っちゃいそう~。

 一方、キットの購入は今回は無し。私好みのめぼしい物はタメオのF2004M位で無かったですね。そのF2004Mも、一瞬買おうかな?と思いかけましたが、F2004以上に増えてしまった空力パーツに恐れを成して退散(笑)。まぁ、シルバーラインと違ってタメオブランドの方は、基本的に絶版てのが無いので、気が向いたらそのウチ手に入れるかも。他にも、製作中のインプレッサに使えそうなゼッケン&ラリープレートデカールを捜したけど収穫無し。何故かカルトグラフのMP4/5B用デカールが一枚だけ残ってたのでそれだけ買いました。

 こうして買い物する度に、年々欲しいものが減っている気がするな。先が思いやられる自動車模型業界です。


 さて、昨夜は帰宅早々録画しておいたF1ドイツを観戦。またもやアロンソが勝ち!ライコネンは無念のリタイア!!でも真の勝者はファン・パブロ!!!って感じのレースでした。R25って車もアロンソも結構好感持っていたんだけど、昨夜のレースのアロンソ&ブリアトーレのコメント見てて、ちょっと天狗になってんじゃない?って嫌悪感を感じてしまった。後半戦、アンチアロンソと化してライコネンを応援しようと思う(笑)。でも本音はモントーヤ来い!だな。点数足りんだろうけど。シューマッハー&バリチェロは最早消化試合です。来年のことだけ考えてくれたまへ。ホントは、ここに一番勝って貰いたいってのが私の本音なんすけどね。
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81-82年モノ

2005年07月22日 | 模型
 こないだネタに挙げたフジテレビ721のF1レジェンド企画ですが、投票のと中継経過を見ていて思ったこと。

途中経過

 82年のベルギーの得票が異様に高い!気持ちは判るんですよ、ジルでしょ?でもね、ジルはこのレースの予選でトンでる訳ですよ。本線は当然走ってないんですよ。っつーか、フェラーリそのものがレースを棄権した上に、レースは非常に地味且つ見所の薄いレース。んなもん変身シーンのないキューティーハニーを見るようなもんですからねぇ。個人的にはこれがランキングに入って、他の面白いレースがランキングから漏れるというのはイタダケナイ。81年~82年ってそれでなくても結構面白いレースが多いんですよね。個人的には、ランキングから漏れてるもしくは漏れそうなところで82年のオーストリアと82年のイタリアは是非サルベージしていただきたい。オーストリアはエリオ・デ・アンジェリスとケケ・ロズベルグが白黒ドッグショー(笑)を演じた末に非力なJPSロータスが薄氷の勝利を獲得したレースで、イタリアはマリオ・アンドレッティがジルとピローニという二人のドライバーを失ったフェラーリに、突然緊急参戦し、PPGETした上に三位入賞でポディウムにまで昇る偉業をやってのけたレース。他にも81年のスペインも歴史に名は残ってるはずなのだがテープが残ってないらしくこれは残念。見たいレースは人それぞれではあるけど、82年のベルギーは要らねぇなぁ・・・・。得票から考えると最早当確ではありますな、残念。余談だけど、このベルギー戦はついこないだまで3位だったんだけど、流石に気づいた人も多いらしく、ジルの最後のレースとなった82年のサンマリノが逆転してるようです。
 私の投票ですが、見たいと思ったレースの内、既に当確と思われる81、82年のモナコや81年カナダには敢えて入れず、先述の82年オーストリアとイタリア、それからニキ・ラウダ復活優勝の82年アメリカに投票しておきました。締め切りまであと一週間、まだ投票してない方はお早めに!!

 そんな訳で、勝手に個人的に盛り上がりかけてるF1レジェンドのせいで、モデルファクトリー・HIROのフェラーリ126CKモナコ仕様を買ってしまいました。既にカナダ仕様は持っているんですが、結局モナコ仕様まで手を出してしまいました。モナコ仕様とカナダ仕様は実車の仕様違いの再現以外に、キットのコンセプトも両仕様でそれぞれ若干異なってるという曲者でして、オマケにフルメタルフルディテールなもんですから「いつ作るんだよ!」なキットだったりします。ほーーんと、いつ作るんでしょう?死ぬまでには作ってみたい(笑)

 さてさて、今日は少しだけインプを作ってみました。毎日少しずつやってはいるんですが、サフ吹いては手直しの繰り返しでして、なんせ猛暑ですからキカイダー01の様に途中でエネルギーが切れて萎えちゃうんですよ。ビジンダーもサムライダーも助けてくれないし、御陰でじぇんじぇん進みません。
 で、今日は

↑こんなの作ってました。作り方は、0.5mmの洋白線を7mm程切り出しまして、先端1mm強ほどを焼き鈍してからプレスし、そこに0.3mmの穴を開けます。更に0.3mmの洋白線を0.5mmの金属線に巻き付けて輪っかを作り、先程の切り出してプレス加工を施した線とハンダ付け。こうして両端に輪っかがある金属線を作り出しまして、穴と穴の間を鉄道模型店で入手した0.2mmの糸ハンダをグルグル巻き付け、最後にプレスして穴を開けた部分の先端を少し折り曲げてようやく完成。全てルーペの覗きながら作業してたんですが、こんなゴミみたいなの作るために、御陰で汗がボットボトです。もう気分はブラックジャックにヨロピコって感じ。
 で、これは何かと言いますとですね・・・・・・

 これ、トランク部分のキャッチピンです。

 さかつう辺りから出来が良いのが出てるらしいけど、なんせ高いっすからねぇ。


2つ作った輪っかを使い、ボディーには0番インセクトピンで固定できる様にしてみますた。

 たったこれだけの作業で、既に汗だくになっちゃったので今日は作業終了。ホント暑くてやってらんない。冷風機付けるって手もありますが、細かいモノを作るときに風を送り込むタイプの機器は、パーツ飛ばすことがあるのでウッカリ使えない罠。


 さて、明日から週明けまで、ちょっくら関西方面に出張してきます。時間があればROMU辺りに出向いて、模型ネタを物色してくるつもりでございます。

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凄い人たち

2005年07月20日 | 模型
 凄い人と言えば、セバスチャン・ローブ。とうとうアルゼンチンでも決めちゃって、あろうことか6連勝!今シーズン9戦で7勝2敗という、およそ冗談みたいな一人勝ち状態です。スカパーなどで今シーズンもキチンとチェックしてはいるんですが、単に勝ってるだけじゃなくてずば抜けて速いんですよ。クサラ&ミシュランってのが速いパッケージングだってのもあるんですが、ローブ自身がずば抜けてる。F1でも六連勝なんてーと凄いことでありますが、パッケージング・ドライビングスキルに加えて運も非常に重要な要素であるWRC於いて6連勝するってのは、とてつもない記録です。腹立つのは、昨年に続いてこんだけ勝ってるのに未だにタミヤやハセガワからキット化されないこと。寂しいよなぁ、アナウンスくらい欲しいよなぁ。F1のMP4/5やF2002やF2004なんかもそうですが、凄い記録を出したマシンは模型として手元に置いておきたいと思うのがモデラーの性。そりゃ海外産とかガレージキットを漁ればキット化されてたりもしますけど、インジェクションキットとしては世界最高水準の精度を誇る、国産キットで手に入れたいとこですな。

 それから凄い人と言えばネット内のモデラーさん。色々なサイトやブログを見て回るのですが、技術やセンスが凄い人が沢山居るものですね。このブログでブックマークさせて貰ってるブロガーさんとこや、表サイトで相互させて貰ってるサイトさんなんかでも、色々なアイデアを勉強させて貰ったりするわけですが、ネット内を彷徨ってると、偶に全く参考にならないモノに出逢うことがあります。っつーか、参考にしようにも「あ、こりゃ無理だ」と次元の違いを感じるようなモノを見かけることがある訳ですよ。ただただ凄ぇなぁと思うばかり。一概に言えるのは、そういう人の完成品って一見素性がとても良いキットの単なる素組完成品にしか見えないんですよね。どこをどう改造したかなんて言われなきゃ判らん程スッキリ仕上がってるわけですよ。で、よーく見ると、殆ど手が入っていないところが無かったりする。勝手なサイト紹介ですが「模型の花道」って有名なサイトがあるんですけど、ココの完成品は物凄い出来です。フジミのカウンタックも、一見「エンスーのカウンタックを真面目に作ったら出来上がった」風に見えて、物凄いディテールの追求が施されています。圧巻はウォーターラインの「空母機動部隊第一航空戦隊」の加賀と赤城。最初画像見たとき、完全に1/350と思ったんですが、なんと1/700スケールだったという罠。しかも、甚だしい改造が施されているにも拘わらず、そうした改造箇所が全く自己主張することなく自然にバランス良く納まってるとこが凄いですな。

 暑くて模型作るのがやってらんない様な日には、こうして色々なサイトを見て回って目の保養をするのも良いもんです。
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どうやらまた亀モードに・・・・

2005年07月18日 | 模型
 暑い、暑すぎる!今日は仕事場も暑かったのだが、外に出たら出たで、暑い上に無風と来たもんだ。仕事の方も、昨日から本格的に忙しいモードに移行してきたので、多分九月いっぱいくらいまでは、悶絶仕事モードの生活になりそうです。そんな訳で、模型製作のペースは、すっかりこっかり亀モードに移行するでしょうな。ホントはインプのボディー塗装くらいまで終わらせておきたかったけど、何故かボディーパーツのプラ質が硬い上に筋彫りがメチャメチャ浅いので、そこらを彫り直したりなんたりしてる内に時間切れ。筋彫りといえば、運河彫りもパナマやスエズのように盛大に逝っちゃったので、光硬化パテがどんなに有り難いアイテムであるかを身を以て知れました(笑)。そんな訳で、こちらもロータス79同様に亀モードに移行です。

 私の仕事ですが、7月8月が忙しい上に「海の日?何それ」「盆??先祖が帰還??何やそれ」って感じのスケジュールになってましてね、この時期は一年で一番忙しい時節なんですよね。毎年の事ながらイヤになっちゃいます。オマケに自営業なので「ボーナス?賞与??特別手当???」って感じで、忙しい上に張り合いが出ないっつーのが困ったもんでありんす。

 どっちにしても、今日は外なんて楽勝で30℃超えてましたし、風もないコノ気候の元では、休みがあったところで、クーラーのない模型製作部屋に籠もるなんて根性は、元来持ち合わせておりませんです、はい。こうやって模型は完成することなくどんどん積み上がっていくんでしょうかね?
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プロジェクト 青

2005年07月16日 | 模型
 ちきちきちきちきちっちきちー♪

 Hey yo,ha,ha,ha,ho,ho,ho,ha!♪♪

ポリパテ削ったら粉が出~る HELL!

マスクしてなきゃ寿命減~る HELL!!

減ってもどうせ行くなぁ地獄(へーる) HELL!!

そんな訳で、親父っぽささえ超えそうなお寒いスタートの実は暑苦しいらしい@河童です。でも、ポリパテって”ポリエステル樹脂”な訳ですから、削りカスって相当ヤバイ代物。防塵マスクしないと寿命が短くなるってのはホントの話。

 昨日は色々あって模型はお休み。今日もお休みしようかと思ったのだが、あまりの暑さに外に出る気が失せてしまい、気がつけば先日刳り貫いたインプのボンネットダクトを、フィットさせるべくポリパテ使って作業してました。刳り貫いた後穴をプラ板で塞ぎ、そこにダクトを再装着するわけですが、そのまんま付けたら刳り貫いた意味無し。何mmかのプラ板で嵩を上げてやるっつー訳です。これがまぁ微妙な嵩上げでしてね、色々調べてみたら0.2mmじゃ薄すぎるし0.5mmは厚すぎる、0.3~0.4なんだけどボンネットが微妙に三次曲面なので、取り敢えず0.4mmのプラ板で嵩上げして、後は形状修正を兼ねて適当な段差が付くまで削って修正することにしました。うーむむむ、思ったより面倒くさいかも(笑)。筋彫り深く彫って誤魔化しとくのが精神衛生上良かったかな?(爆)。でも、こういうのはやって見なきゃワカランし、やったことで何かしらのスキルはアップすると自分に言い聞かせて黙々と作業。ついでに、ボンネット真ん中のインタークラーエアスクープも、ちょっと高さが高過ぎなので、こちらは底を削って高さを微調整しておきました。


 さて、ここらでいつも通りボディーの下地作りを開始。パーティングラインを落としたり筋彫りを深くしたりするわけですが、このキットのボディーは市販仕様のボディーと共通なので、ピラーアンテナとかトランクのキーシリンダーとか余計な物が付いてます。ところで、給油口はキットのままの位置の筋彫りで良かったんだっけ?埋めるんだったっけ?よく判る資料が無くて迷い中です。御存知の方、教えていただければ幸いなのですが~、御存知ない?
 更についでに後々磨くときに邪魔になるウォッシャーノズルとウィンカーを削り飛ばします。ただ、このインプのウィンカーは少々変わった形状をしていますので、今回は削り飛ばす前にWAVEの「型おもい」で型取りをし、無事複製が出来上がってから削り飛ばすことに。
 
結局↑の様にエアが入って抜けなかった一個を除き、全部で5つのウィンカーレンズを用意しました。材料はエポキシ樹脂ですが、0.1mmアルミ板に貼り付けた状態のものと単に樹脂のみのものの二種類を用意してます。とくに意図はなく、実際の使用時に使い易そうな方を使用するつもりっす。

 それから、キットの指定ではルーフのベンチレーターが「開」状態でパーツ化されてるのですが、取り付け方やパーツの状態なんかはムチャクチャなやっつけ仕事仕様。塞いじゃおうかと思ったけど、端から塞がってるよりは簡単に開状態に出来るので、今回は開状態で作ることにしました。ルーフに正確な開口パターンをケガき、ドリルで穴を適当に開けてからケガキに沿って四角い穴に成型します。キットの天板パーツには取り付けようの凸があるので、位置合わせようにボディー側の穴も少し残す感じで成型しておくと、後の仮組みが楽になるみたい。ベンチレーターの方は、正面のプレートがオミットされてるので、1×3mmサイズの四角い穴を2つ開けた0.5mmプラ板を貼り付けて成型。後は現物合わせでボディーとフィッティングさせていけばOKだす。
 


↑今のところまだ天井に置いてる感が強いので、もう少しめり込ませたいとこですな。


さて、そろそろ製作を続行するか否かの塗装色の問題を何とかしなければなりません。
取り敢えずインストの指示通りの調色はクリアーレッドが混ざるので、単色ならともかくデカールを貼る都合上端から却下。クリアーレッドの他に何か無いかと、赤・モンザレッド・スーパーイタリアンレッドと混ぜてみたけどどれも青が濁っちゃって×。フィニッシャーズのも試してみたけど、今度は「何かが足りない」って感じ。試しにフィニッシャーズのロスマンズ用のブライトブルーにブライトレッド(生赤)を調色してみたけどこれもニュアンスが微妙に違う。長谷川指定の調色の内、肝はクリアーレッドにばかりあると思い込んでいたんだけど、どうやらコバルトブルーにも重要な色合いの種がある模様。

 結局試行錯誤したんですが、時間ばかりが過ぎてイライラしてきたので、実車趣味の方で以前から交流がある、最近独立してやる気満々になってる知り合いの板金屋(笑)にSOS。そんな訳で、その板金屋に実車用の配合色をアクリルラッカーで調合して貰うという反則技を敢行(笑)。「プラモに使うから」とか言うと意地悪して作ってくれないかも知れないので(笑)、用途は言わずに「スバルの53Cをくれくれ君」とか言ってみた。僅か30cc程の量なんて面倒くさくてやってらんねぇんだけどとか、客紹介しろよ~とかブツブツ言ってたけど(ふつうは門前払いらしい)、結局は作ってくれて感謝感激っす。バックスなんかで調合してくれるホルツとかでも良いんだけど、あっちは一液型ウレタン成分が配合されてるから、色々と使いにくいのだ。
 そんな訳でボディー色も無事調達。

 色は正しくキットの成形色とほぼ同じ。

 染料系は入っていない(4種類のブルー系ベース色の配合だったそうな)ので、クリアーもOKだす。流石に無量で貰うのも気が引けるので「幾ら?」って聞くと、向こうもタダでくれてやる気はサラサラ無かったらしく「ん~1000円かな?」だと。高ぇよ(笑)。でも、無理聞いて貰ったんだし、安いと言えば安いのかも知れませんな。

 さて、もう一つ決めごとが残ってます。一応グラベルで作るつもりだったのですが、ジャンクパーツの中にハセガワのカローラWRCのタイヤ&ホイールが有るのが判りまして、これを使えばインプのスーパーディテール版とか使わなくても、車高を下げるだけでターマック仕様に出来ます。

ん~、やっぱりターマックにしようかな?結局まだ決めかねるオレ。



 話変わって某所にスタジオ27のルノーR25を予約発注。結局スタジオもあのルーバーはモールド処理だそうな。どうしてくれようかと手ぐすね引いて待っている訳だが、結局は当分積んどく事になると思われます。
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感無量・・・・

2005年07月15日 | 模型
 長かった。

 生涯初めて映画館にて鑑賞した映画は、小学校2年生の時の「スター・ウォーズ」。それから約28年、とうとうこの壮大なストーリーを追いかけ続ける日々の終焉を迎えました。

 いやぁ大感動大会だったよ。「チューバッカ、別に出なくても良かったんじゃない?」とか「アナキン、堕ちるの急すぎ」とか思わないわけではないが(笑)、長年この壮大なストーリーを追いかけてきたファンに向かって、これでもかこれでもかとメッセージを叩きつけてくる終盤には、もう興奮しすぎて時間が経つのをすっかり忘れておりました。いやぁ良かったなぁ。ここは模型のサイトなので、映画に関しては近日中に「皿といつまでも」の方に感想をUPしておくことにします。

 で、脳内が小学生並みの緩さである私としては、映画鑑賞後に立ち寄ったトイザらスでAMT/ERTLの「ATAT」のキットをウッカリ見かけたとあっては、最早買わずには居られない。

買っちゃいましたよ~(笑)。大方知っていたんですが、一応家に帰って中身を確認。

やっぱり旧MPCのキットやね。輪ゴムが入ってるとこなんかも懐かしい~。中学生の時に、X-WINGとかATATとか買って作ったことあったんですが、当時は模型道も入門青空模型小僧状態だったので、どうにも巧く仕上げられず、結局数年後にはゴミと化してた訳ですが、今であれば多少は難儀なキットも手に負えるって事で、近いうちに再チャレンジをしようと思ってます。モールドが全て凸なので、これを全部プロップ資料を基に彫り直すとこから始めなきゃならないから、かなりのモチベーションが要求されそう(笑)。子供の衣料品やオモチャを買うカミさんのカゴに、試しにATATを忍ばせてみたら、「しょうがないねぇ、ちゃんと作るんやで!」と、どっかのオバハンみたいなセリフと共に買ってくれました!調子扱いてこないだkazuさんが作ったムルシエラゴのデラックス版キットも忍ばせてみようかなぁとか思ったら、手に取ってみてただけでカミさんの頭上に積乱雲がモクモクと・・・。SWグッズだと何故にこうも応対が違うのかね?(笑)。

 さて、家に帰ってからブログ覗いてみると、先日の仮組みしてみた555インプのネタに、ボンネット上のグリルは切り取って嵩上げして再装着するといいんでない?ってワタナベさんからアドバイス貰ったので、取り敢えず切り抜くだけ切り抜いてみました。何故かジャンクボックスにはこの型のインプのボディーパーツが2つ転がっているので、失敗してもかまへんで~とばかりにやってみたら、意外とアッサリ抜けちゃって拍子抜け(寒)。

 ここは最早解決したも同然。次は車高調整だな~とか言ってんのに、これでもまだ、このインプでの祭り参加をキメ倦ねてるというグダグダな@河童でありました。
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祭りだそうですが、どうしたもんか(笑)

2005年07月14日 | 模型
 さぁて、ボチボチとロータス79の製作に戻ろうかと思ったら、ブロガーのkazuさんから「インプ祭り」とかいう話が出てきて、どうしたもんかと悩み中の@河童です。05インプも買ってはいるんですが、他社からもっと扱いやすい別売デカールが出てくれないかな~とか期待しちゃってて今のところ待ちモード。大人しく引き下がって79の製作をポツポツと始めようと思ったんですが、なんだか気になったので結局ストックの中から94年アクロポリス仕様をピックアップ。デカールがカルトではないので黄ばんで死亡していた事もあり、持ってたところでオクにも流せないので、これを社外デカール使って作ってみる気が無い訳ではない(どっちやねん(笑))。

 取り敢えず、10年前のハセガワ製キットって事で、タミヤのようなイキナリボディー処理ってのも場末のピンサロに飛び込みフリーで突入するくらいリスキーなので、取り敢えずはパチパチとパーツを切り離して全体的な仮組み。

 ん~、昨今のマッチョなインプを見慣れた身とすれば、すげぇ貧弱に見えるGr.A仕様の4ドアインプ。発売当時は「カッチョイイ~」って思ったから買ったわけだが、今の目から見ればオサーン車にステッカー貼ってるだけにしか見えん。
 仮組みの結果ですが、全体的に合いの悪い場所等は殆どありません。ただ細かい問題はチラホラ出てきています。

 先ず以て車高がいただけない。グラベル仕様とは言えちょっと高すぎです。また、前後でやや後ろ下がりなのも気になる。スプリングのモールドで言えば、1巻き~1巻き半位下げた方が良い感じになりそうです。ターマック仕様への改造とか、スーパーディテール版のキットに変更するとかもあるけど、ちょっと思うところあってグラベルを選択しておきたい。


 車高関係ではリアも少し問題有り。シャーシが経年劣化の影響かも知れませんが、少し歪んでるっぽい。その影響か、前後のホイールベースとボディーのホイールアーチとのマッチングが今一歩です。特にリアは危うくタイヤがホイールアーチに引っかかるほど接近しているので、前述の通りやはり少し車高を下げてやった方が良さそう。また、前後とも車高の関係でダンパー&スプリングが丸見えになるので、ここらも少し見栄え良くしておきたいですね。


あと、フロントウィンドウからこれ見よがしに丸見えなロールゲージも気になります。そもそもこのインプのキットですが、レガシーのラリー仕様と共通のパーツが多く、しかも92~95年仕様までパーツは殆ど変わっていないので、内装関係は色々問題抱えてるんですよね。手持ちの資料も少ないし、画像のようにちょっと幅が狭い左右のバーの間隔を広げる程度の工作で、あとは適当にでっち上げて製作する方がストレス無くって良さそうです。ロールゲージ自体は組み立てやすいのですが、パーツの成形がイマイチなので、いっそ丸ごと作り直してやった方がスッキリするかも知れません。


 エクステリア関係は、94年~96年までマーキングの変更を除いて殆ど変更はないみたい。これも資料が乏しくて、ひょっとしたら目立つ改修があったのかも知れませんが、Gr.A規定はエクステリアの市販車からのパーツ変更は基本的に認められ難いものだったので、多分大丈夫と思うけど。
 但し下図中の赤○部分のダクトは少し立体的に処理しておきたいですな。ボンネットから一段盛り上がってるのが本当なんだけど、帰途ではボンネットとツライチの高さでモールド処理。改造は簡単そうに見えて意外と厄介な部類になるかもね。


 仕様はどれがいいですかね?最初は95年モンテにしようかと思ったけど実戦ではアリバイマークなので却下。この頃のインプのタバ禁マークって、ムチャクチャ格好悪いアリバイロゴになってるので、やっぱり555を貼っておきたい。となると、用意しうるデカールの関係上、94アクロポリス・94ニュージーランド・95ポルトガル・95アクロポリス・95カタロニア・96スウェーデンってとこになるんですが、サインツで作りたいから94アクロか9ポルトガルって事になるな。って、作る気になってるんか?(笑)
 なんだかんだで、実はこのキットの最大の問題はボディーカラー。キットのインストの指定ではクリアーレッドを調色に使用することになってますが、そんな危なっかしいモノはデカール貼る車に使えねえっつの。代用になる純赤が出てるのがモデラーズとフィニッシャーズって事で、クレオスの塗料とフィニッシャーズのブライトレッドもしくはフォーミュラーレッドの上塗り塗料との混合の実験が必要ですな。


 話変わって、かなり遅くなったけどF1のシルバーストーンを観戦。目下の所世界一タバコのロゴに厳しい国での開催でしたので、当然各チームともタバ禁マーキングで走ってたわけですが、群を抜いて良い感じのロゴになってたのがTOPを快走したモントーヤのマクラーレン。ライコネン車じゃなくモントーヤってとこがミソで、本来WESTってロゴが入るところに、絶妙な文字配置で「Juan Pablo」って入ってるんですよ。そんな名前の企業がありそうなとこがイカスー(笑)。っつーか、俺的にはWESTとJuan Pabloの両方のデカールが入ってたら、間違いなくJuan Pabloを選ぶな。
 どうでも良いけど、概ね今年はアロンソで決まっちゃったっぽいね。2~3戦ノーポイントのレースが出てくれば別だけど、なぁ大丈夫なんじゃない?結局レギュレーション換えたのに、その結果は例年通り夏には興味が失せてしまうタイトル争いって事になりそうやね。
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I am your Father・・・

2005年07月11日 | 模型
 昨夜ナンバープレートを除いて完成に漕ぎ着けたGT-Rを、本日は屋外に持ち出して撮影。庭で撮影したんですが、小雨が降る中セッティングして、雨が止んだ隙を狙って撮影。っつーか、何故にそんなにまでして撮る?。


 これよ、これ。ちゃんと真面目に模型を磨いておくと、屋外撮影時に周囲の景色がボディに綺麗に映り込むので、一人で勝手にコッソリ悦に浸れるのだ。ヲタ趣味はこうでなくっちゃいかんよな。そんな訳で、ニヤニヤしながら撮影しまくった画像の一部は、表ページのギャラリーにUPしておきました。これでこの完成品も心おきなく賞味期限切れを迎えられるよ(笑)。
 ついでにといっては何ですが、雨が止んでる隙に、以前制作した二台のインプレッサの画像もリニューアル。っつーか、98年版インプは5年経っても正式には未完成で放置プレイ中なんすけどね。こちらも表ページのギャラリーにUPしております。各ギャラリーへの直リンは以下の通り。
GT-R Z-tuneのギャラリー
SUBARU IMPREZA WRC97のギャラリー
SUBARU IMPREZA WRC98のギャラリー


 さて、今日は宅配便で荷物が到着。通常模型ネタが届くとカミさんという名の厳しい税関の検閲にあって、場合によってはお茶の間という名の取調室にてこっぴどく尋問されたりもするんだが、このアイテムだけは通過が簡単。何故なら、ワシ以上にカミさんがフリークだから(笑)。


↑そんな訳で、コトブキヤ製のベイダー卿の1/7フィギュアでございやす。既に我が家には同社のベイダー卿が一人鎮座しているのですが、そっちはEP5の帝国の逆襲仕様。で、今度買ったのは、9日に公開が始まったEP3シスの復讐verのベイダー卿です。1/7と言ってもマントがブワーーっと広がってまして、モノ自体はかなりデカイ。
 そして早速中身を取り出して組み立て。フィギュアってコレクターさんの中には決して箱を開けずにコレクトする人も多いのだそうですが、我が家ではちゃあんとホームシアター部屋のスピーカーの上に飾ることが義務づけられています。違反すると一週間くらいワシの嫌いなオカズばかりが食卓に並んでしまうという恐ろしい罰を食らったりしますのじゃ。

 で、あっという間に組み立て終了。組み立てっつーても、四肢を胴体にくっつけてマントとメットを装着しライトセーバーを装備させて完成なので殆ど完成品フィギュア。





キタ─wwヘ√レvv~(゜∀゜)─wwヘ√レvv~─ !!

イマイチ格好良さが伝わる画像が撮影できなかったので、メーカーページからバストアップを参照させていただきますと

↑こんな感じ。


カッコ良すぎて死にそうです(笑)。御値段が一万円近くするのが玉に瑕ですが、相応にデカいフィギュアですし我が家的には立派なオブジェ。カミさんも娘も大喜びです。諸般の事情でEP3は14日までお預けで見られないのですが、待つ間の溜飲を下げるには余りあるな、こりゃ(笑)。ベイダー卿を見習って、目下八ヶ月の娘が物心付く頃に「I am your fatherコーホー」って言ったときに、ルークみたいに「ノォ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━!!」って拒否られんよう気をつけたいものですね。
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TAMIYA 1/24 NISMO-R34 GT-R Z-tune 6th

2005年07月10日 | 模型


 ちょっと終盤になって紆余曲折有ったんですが、何とかUPしても見れる状態に持ってこれたので完成としまする。まだ、前後のナンバープレート部分が無いんですが、これも紆余曲折の煽りで紛失したので、明日にでも足しておくことにします。天気次第では自然光の画像も撮ってギャラリーに於いておくとしまひょ。


 それでは、紆余曲折の顛末記です。何故に前回から完成まで3日も開いたのか!(笑)

 先ずはボディの磨き上げ。所謂「研ぎ出し」っすね。昔、MG誌にて盛んだった F1模型の特集にて、デカールの段差を均しつつ塗装面を鏡面に磨き上げる手法を「研ぎ出し」と称し始めた頃から一般的になったけど、元々は鉄道模型分野で編み出されたテクニックで、元々は塗装表面に付けてしまった傷のリカバーテクニックだったそうな。ホントかどうかはともかく、今回はコレを地でいく憂き目に遭いました。
 乾燥ブースに放り込んでおいたボディですが、気がつけば5日間も放り込まれっぱなし。以前使っていた温風式の食器乾燥機だと、中にパーツを入れたままスイッチを入れることが出来ず、巧く使っても自然乾燥と併用で2週間くらい乾燥が必要だったのですが、今度導入した対流式ドライブースだと、予想以上に速く乾く模様。ホントに予想以上でして中研ぎしようと取り出したら既にカキンコキンに乾燥していたんすよ(゜∀゜)、本気で驚いたっす。で、中研ぎ飛ばしていきなり仕上げに掛かりました。今回の磨きは
#2000→タミヤコンパウンド粗目→同細目→同仕上げ目→ハセガワセラミックコンパウンド
で行いました。たかが5日の乾燥で、既に磨くのに労力が要るほど乾燥しちゃってます。結局最後のコンパウンド掛けが終了するまで二晩使っちゃいました。

なんだかんだで研ぎ出し終了~♪。尚、この車はアチコチのエッジがシャープすぎるので、油断して磨くとカドを出しやすそうな気がしたので、用心のためにヤヴァそうな部分は、粗目のコンパウンドが終わるまでは細切りマスキングテープでガードして磨きました。


 磨き終わったボディに窓枠を入れます。窓枠マスキングですが、いつもであれば深掘りした窓枠の筋彫りを使って、ボディーにマスキングテープを貼り付けてからテープをカットするんですけど、今回はボディー色がシルバーっつーことで、食い付きが良くないので刃は入れたくない。そんな訳で、細切りマスキングテープを使ってチマチマとマスキング・・・・・。

しっかりマスキングしてから、半艶黒をブラシ吹き。で、このときに紆余曲折第一弾ヽ(`Д´)ノ。物凄く油断して何の対策も施さずにブワーっと吹いたら、なんとカブっちゃいました(笑)。半艶じゃなくて艶消しになっちゃったよorz。マスキングを剥がした後で気がついたのですが、またやり直すのも面倒なのでこのまま行きました。

 窓枠が入ったら、前後のライトパーツを組み込みます。リアは簡単に収まったのだけど、説明書の「接着しません」ってのが理解不能。接着しないで組んでみたら簡単に外れちゃいます。接着しないと無理だろ?これ。
 前部補助灯とリアのバックランプ&リアフォグのレンズをはめる位置には、事前にメタルックを貼り込んでおきました。実は、リアのハイマウントストップランプ部はデカール処理が指定されてるんですが、コッソリ透明プラ版でレンズ部を自作しております。よってここもメタルック貼り。



 次に念願のボディとシャーシの合体です。と、その前にウィンドウパーツを固定。ルームミラーも忘れずに装着。で、ここで紆余曲折第二弾(=゜ω゜)ノ。実はこの時、前項のランプ類の接着と同時にウィンドウパーツも固定しようと考えたのですが、その際にズボラして両面テープやマスキングテープでウィンドウをルーフとピラーに密着させておくって作業をサボっちゃいました。更に、接着にヘッドライトとリアコンビを固定する際に使用したエポキシボンドが余っていたので、これを使用したところ、見事にルーフ裏とウィンドウの隙間にボンドが流れ込んでしまい、気がついたときには少し浮状態で固定されてしまいました・・・・○TZ。まぁ、ぱっと見では微妙な浮きなので、これまたスルーしてしまいます(笑)。

 この後、ヘッドライトカバーを装着。面倒くさいけど、この手のパーツの接着が下手っぴな私としては、接着部分が見えにくくなるように、カバーの縁に細いラインを入れておきます。補助灯やリアのバックフォグなんかも同様に縁入れ。極細切りにしたマスキングテープを使ってチマチマとマスキングしやした。

 先の画像中のマスキングテープやゾルがチョコチョコ貼ってあるのは、ワックスを掛けた後に装着することにしたいパーツの取り付け部。ワックスの上からは接着剤が効かなくなるために、それを避けるべくマスクしておきます。

 さて、無事ハセガワのポリマーも塗り込み、小物類も全て取り付け、あとはリアウィングだけとなりました。リアウィングは大きいので念のため低白化瞬間で取り付け。と・こ・ろ・が、このとき、今回の製作工程中、否、私の拙なる模型人生でも経験したこと無いような、最大級のトラブル発生!何故かこのタイミングで、棚の上から両面テープの輪っかが落下し机の上のニッパーに激突、ニッパーが弾かれてこれが更に瞬間接着剤のボトルを直撃、直撃を喰らったボトルはスゲェ勢いで宙を舞い、中の接着剤をばらまきながら目の前のGT-Rの頭上を見事な放物線を描いて飛び越え床下に転落。このときまき散らされた瞬着の飛沫が、あろうことか完成目前のボディーの上に!!漫画のような展開に唖然呆然!!!



ノォ━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━!!!

いたい、痛すぎるよママン。画像ではボンネットルーバーの部分しか見せていないが、そもそもこんな画像を撮るような余裕さえ無かった衝撃っす。この筆舌に尽くしがたい衝撃は、オレ的には眼前でマチルダアジャンの死に様を目撃してしまったアムロ・レイの衝撃に勝るとも劣らない。ショックで三秒くらい臨死体験したよ。
 最大の被災地はフロントウィンドウ。勿論ボディーへの被害も甚大でありました。完成直前の失態は痛すぎるっす(´・ω・`)
 嘆いていても仕方ないので無い知恵を振り絞ってリカバー法を模索。生憎瞬間接着剤を除去する物質は、どれも所謂アセトン系溶剤なので塗装面やクリアーパーツに使用すると被害が更に致命的になるのは確実。ここは綿棒でソロリと吸い取れるだけ吸い取って、最終的には800番→1200番→1500番→2000番→タミヤ三種コンパウンドフルコースで研磨してリカバーすることに。ハセガワのポリマーにて塗装面を最低限保護していたことに加え、使用したクリアーがフィニッシャーズ製だったので塗膜が堅かった事で、研磨によるリカバーが何とか可能でした。クリアー層の下まで侵されてるとなんぼ磨いても無駄ですし、また塗膜が柔らかいと既に研ぎ出しが終わったボディーへの再処理になるので、800番とか1200番とか絶対に無理。ともかくもなるべく被害のあった場所以外は磨かないように注意し、一カ所一カ所チマチマと処理し続けること約一晩。なんとか見れる状態にまで回復させることに成功しました。でも、失敗って作った本人には異様に能く見えるんだよなぁ・・・・・orz。ちなみに、二カ所ほどどうしても研磨が入れられない場所に付いちゃった飛沫は、埃と見間違うかのような小さな飛沫でもありスルーしてます。
 でも、ホントに一時は「終わった・・・・」って思ったでやんすよ。

 紆余曲折ありましたが、何とか完成です。今回のレシピですが、当初の予定通り「ほぼ素組」です。市販の別売りエッチングパーツは使用していません。素組と言いながら、ディテールアップと言うよりも作業効率の都合上手を入れた部分は以下の通り。
・マフラーの配管取り回し(ディティールはオミット)とテールエンドの形状変更。
・小さな○を描くのが苦手なので、ドアとトランクのキーホールには、ドア0.8mm・トランク1.0mmの洋白線をそれぞれ先端を研磨して埋め込んでます。
・リアのハイマウントストップランプ部は透明プラ板からの切り出しモノに変更。
・磨きの都合上ウォッシャーノズルとサイドウィンカーのモールドは削り飛ばしたので、ノズルを2番のインセクトピンからの削り出して再生。
・サイドウィンカーは1/43用のヘッドライトレンズにて再生。
このくらいかな?




表ページへのギャラリーには、自然光の画像を入れたいので明日以降UPする事にします。

色々ありましたけど、根本的には非常に良くできたキットです。バラバラでパーツ数の多い前後サスペンションが、仮組も無しにピタピタ収まってしまうのには寒気さえ感じそう(笑)。この技術で、もっと色々出してくれると嬉しいのにね。まぁ、積んどくモデラー状態の人間が言えた義理では無いんですが(笑)。
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TAMIYA 1/24 NISMO-R34 GT-R Z-tune 5th

2005年07月07日 | 模型
 先月下旬近くまでは問題なかったこのgooのブログですが、先月末から今月にかけて、深夜の時間帯にコメントやトラックバック、時には管理者による記事投稿でさえ、巧く機能しなくなっています。サーバー管理者側は目下色々な対策を施してる真っ最中だそうですが、先月下旬辺りから新規加入者が爆発的に増えてるとかで、訪問者の方には御迷惑をおかけしてます。

 さて、御多分に漏れず模型雑誌ってのを読んだりするんですが、最近思った「?」な事。現在はスッカリ車模型しか作らなくなりましたが、元来はノージャンルのスケールモデルファンな私でして、「モデルアート」「モデルグラフィックス」「アーマーモデリング」「モデルカーマガジン」辺りを愛読したりするのですが、最近見かけた記事の幾つかに「○○はちょっと変わったモノを使ってます。どんなものかは内緒」とか「このままではイマイチなのですが、あるものを追加すると結構使えるようになります。何を追加するかは秘密。一応これでも探すのに苦労したんでね」とかの記載がありました。これっておかしいんじゃねぇのか?って思うんですよね。記事に載せるつもりが無いなら思わせぶりな事書かなきゃいいわけだし、ブログじゃねぇんだからテメェの「私だけが知っている」「どうだ!オレって凄ぇだろ」的優越感を誇示する場にするんじゃねぇよって。読者としては金出して雑誌買ってるわけです。ネットなんか無かった時代、地方のモデラーなんて、雑誌のネタと模型店に集う仲間や店主からの情報を頼りに、お互いが実験台になったりなんかして情報交換していたもんです。伝えるつもりが無いなら完全にスルーで書いてくれれば、奥歯に物が挟まったような不快感を読者が感じることもないですし、もし秘密にされたことで多くのユーザーが抱えてる問題が解決に向かうなら、いいこっちゃぁないですか。教えて君はウザいってネットの中ではよく言われますけど、ネットの掲示板やブログと雑誌の記事を混同するの様なライターが居るんやねぇと呆れるやらなんやら。っつーか、本来有償情報発信媒体である雑誌を単なる自己顕示欲の発散場にしか考えていないなら、ライターなんてやめちまえって思います。まぁ、一般的には毒性が強いとか、取り扱いが難しいので環境面でオススメできないから敢えて紹介を伏せるってんなら判るんですけどね。自己顕示欲の発散は是非私のようにブログかまそう!。まぁ、私の場合は、小技の伝授っつーより失態のの野ざらしって感じだが(笑)。


 余計な話はこの辺で、本題のGT-R Z-tuneの製作記の続き。

 今回はシャーシ&内装の塗り分け組み立てを敢行。内装は早い段階で既に塗り分けを済ませてありましたが、シャーシの塗り分けがまだだったので作業はシャーシから。

先日ハセガワのマスキングリキッドの呪いによって、エラい目に遭ったこともあり、面倒なので見えないところはエアブラシのフリーハンドで塗り分け、どうしてもキッチリ行かねばならないところは筆塗りでやっつけました(笑)。戦車作るときは殆どフリーハンドで塗り分けますが、感覚的には似たようなもの。意外とマトモに塗り分けられて本人もビックリです( ̄ー ̄)。ホントは燃タンもボディ色で指示されてますが、流石にフリーハンドだと小汚くなりそうなので指示は無視して黒一色っす。

 さて、先日紹介したマラネロとは逆ベクトルで細かく細分化されたサスペンションパーツの塗り分け。説明書では、セミグロスブラック・フラットブラック・フラットアルミ・クロムシルバーの4色で塗り分け指定が指示されていますが、いい機会なので色々なメタリック塗料を使い分けてみました。いずれ表ページのコンテンツネタにも使えるかもしれんですしね。

 先ずはインタークーラー。ここはアルクラッド2のアルミニウムで塗装。タミヤで言うトコのフラットアルミに近い感じです。

 キットの指定では、ここに「NISMO」のデカールが入るわけですが、個人的に間抜けにしか見えないので貼りませんでした。嘘です。貼った後凸凹に馴染ませようと軟化剤を塗ったらデカール丸ごと横滑りしちゃって取り返しが付きませんでした( ´Д`)。端の方が微かに汚れてるのはデカールのカスが目に詰まっただけっす。マスキングゲージ作って塗れば良かったよヽ(`Д´)ノ。

続きましては~、オイルパン回り。ここはクレオスのスーパーファインアイアンを使ってみました。思ったよりメタリック粒子が粗目だったので、ただ吹くのでは部位的にミスマッチな事もあり、シャドー吹きにて塗装。ちなみに下地はグロスブラックです。


続きましては~、デファレンシャルギアケース。ここはアルクラッド2のホワイトアルミニウムを使用。先のアルミニウムよりも明るいトーンのアルミシルバー。メタル粒子が細かく、タミヤのエナメルで言うとフラットアルミとクロームシルバーの中間って感じかな。


続きましては~、デファレンシャルギア用オイルクーラー。ここはアルクラッド2のポリッシュドアルミニウム。下地をグロスブラック(クレオスの黒)で塗って更に6倍稀釈のクリアーを吹いてテロテロにしてから吹いてます。ちなみにこのポリッシュドアルミニウムは乾燥後磨くと艶が若干ですが増す塗料です。

アルクラッド2は、総じて吹き加減にコツが要ります。私も最近漸く慣れてきたのですが、ノズル径の大きい(0.4mmとか0.5mmとか)ブラシを使用し、エア圧も低めで薄ーーく吹かないと綺麗に仕上がりません。特にクロム・ポリッシュドアルミニウム・ステンスチールの三色は要注意。

続きまして~、ブレーキディスク&キャリパー。ここはディスクローター部をアルクラッド2のステンスチールで、キャリパー部を同じくアルクラッド2のペイルゴールド、ローター内径の黒い部分は先述のステンスチールを塗った上からクレオスの艶消しブラック+クリアーを吹いてます。

マスキングは、テープを使うとステンスチールで塗装した部分がテープに持って行かれるので、モデラーズのマスクゾルでフリーハンドマスキング。先日呪いをかけられちゃったハセガワのリキッドと違って、こっちはマスク効果と剥がし易さに関しては折り紙付きなので安心して使用してます。

続きまして~、EXマフラー。実車はヴェルディナのSPLチタンマフラーが奢られてるのですが、キットではノーマルのテールエンドを一本出しに換えるだけのお茶濁し処理。完成後は見えないようでいて、実は結構見えてしまうパーツでして、かと言って詳細にヴェルディナを自作すると時間がかかってしまう割には目立たなくて努力も報われない(特にサブサイレンサーと触媒部分が面倒)。そこで、手軽に手抜きで配管の太さと取り回しのみプラ棒とフレックスロッドを瞬着+促進剤で組み合わせて再現してみました。製作時間約10分(゜∀゜ )

 で、塗装ですが、タイコとテールエンドはアルクラッド2のクロム、メインパイプから触媒付近の間がクレオスのスーパーチタンでシャーシパーツのエキパイモールドとくっつく前端部がクレオスのスーパーファインステンレスです。アクセント代わりにセミグロスブラックでグラデを入れましたが、まるで排気漏れまくりのマフラーみたい(笑)。


 塗り分けた足回りパーツを全て装着しますと、

こんな感じです。かなりでっち上げてますが(笑)、かと言ってらしく見えないわけでもないと自己暗示。完成後はケースにボルトで留めちゃうので見え無くなっちゃうしね。ちなみにケースの土台にシャーシが映り込むような凝ったプレートを使ったりする際には、こういった部分も綺麗に仕上げとかなきゃいけなかったりする。

 シャーシが出来上がったので内装も組み立ててしまいました。

 ん~、もっと綺麗に塗り分けが出来ないもんかね、オレ(´・ω・`)。脳内ではもっとシャキーンとスッキリした塗り分けに出来上がる予定だったのだが・・・・。

 タイヤ&ホイールも組み込みました。ホイールは黒にホワイトパールを少し混ぜてみて、更にデカールを貼ってからクリアー吹いてあります。パール量を抑え過ぎて普通の黒にしか見えんですな。

 アルクラッド2ってクロムとポリッシュドアルミニウムばかりが持ち上げられてますが、ステンスチールはブレーキローター部分に使用すると、非常にマッチングが良いと思うんですけどね。

 今度は、箱車の製作では避けて通れないクリアーパーツの塗装処理。最も面倒くさいウィンドウの黒枠塗装ですが、最近のタミヤのキットでは驚くくらい正確な寸法のマスキングテープが入っているので、面倒くささが7割位軽減されますな。他社のキットでもマスキングテープが入ってることがあるんですけど、寸法が結構いい加減で結局は自分でマスキングするハメになることが多いのですが、タミヤのは実に正確。サクッと貼って念のため表もマスクしブリッと吹けばこの通り。

 今回は内装の出来が思ったほどに仕上げられなかったので、誤魔化し含めてリアセクションにはスモーク吹いてます。クレオスのスモークグレーはそのまま吹くとムラが出来やすいですが、クリアーを50%位混ぜてやるとムラが出にくく濃度の調整も楽になります。

 リアコンビランプの塗り分けも滞りなく終了。

 マスキングをどうしようかと思ったんですが、ウィンカー部分の窪みにモデラーズのマスクゾルを爪楊枝の先を使って流し込みますと、意外と簡単に綺麗に納まってくれました。表面は同じくゾルで全面マスクした上で、裏側だけ先ずクリアーレッドを吹きます。乾燥後、今度はウィンカー部分のマスキングだけ剥がし、同じくパーツ裏側だけクリアーオレンジを吹きます。乾燥後、表側のゾルを剥がせば出来上がり。

 ヘッドライトも塗り分けます。最初細切りマスキングテープでチマチマとマスキングして塗り分けようと思いましたが、メッキ部分へのテープの食い付きが非常に悪く、なかなか巧く行かなかったので、結局はフリーハンド筆塗りです。塗る部分にだけプライマーを塗り、その後エナメルのフラットブラックを筆塗り。

多少はみ出しても、プライマーを塗っていない部分には塗料が食い付かないので、乾燥後爪楊枝で擦ってやればはみ出した部分だけ剥がすことが出来ます。

 以上、遂に全てのパーツが揃いました!塗装が必要な場所も、ボディの窓枠だけです!!次のGT-Rの製作記で完成に漕ぎ着けそうでやんす。

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地獄のマスキングリキッド剥がし

2005年07月06日 | 模型
 今日、GT-R Z-tuneはシャーシと内装が出来上がる予定だったんんすよ。ついでに、金属色部分を使ってアルクラッドとクレオスメタルカラーとの比較なんぞもやってみようかと思ってたんですよ。



時間切れで全部パァ!です



 原因は↓コイツ

乾くとカッターでカットできるという触れ込みのハセガワのマスキングリキッド。価格もソコソコしますので、そりゃもう期待したわけですよ。まさか対比1/5以下のクレオスのゾルよりも使えねぇ製品だなんて思いもしない訳じゃないですか。
でも、残念ながら



全然使い物になりまへん。



確かにね、乾くとカッター入れられる。



しかし、剥がれまへんがな。



マスキングなので剥がれないと意味無いっす。いや、正確に言うと、ウィンドウパーツ等の平面に使うには、取説通りの使い方で使えますのよ。剥がすときもモデラーズのゾル同様に爪楊枝に巻き付けてクルクルっと剥がせる。しかし、立体的なモールドが入ったパーツのマスキングに使うと、途端に「剥がしたくても剥がせない地獄」にはまります。なかなか脱がないキャバ嬢のパンツを脱がすためならテンションも上がりますが、なかなか剥がれないゾルのカスを爪楊枝の先でチマチマ穿るなんつーのはストレスしか上がらんって。

 もうね、シャーシ&サス関係に後先考えずに件のマスクキングリキッドをガツガツ使っちゃたもんだから、もう乾いたリキッドを剥がす段に於いては壮絶な生き地獄でした。4~5時間かけて漸く塗り分けとマスク剥がしの目処がついたんですが、塗ってる時間よりマスキング剥がしてる時間の方が長かったっちゅうねん。足回りを組んで部位によっては金属で加工したりなんかしながら没頭して気がついたら五時間も経ってたっつーなら充実感も一入ですが、単にマスキングを剥がすために何時間も使ったとあってはあほらしいやら空しいやらです。

 期待してたんですけどねぇ。これがメーカーの謳い文句通りの性能なら、車模型の前後の灯火類の塗り分けに威力を発揮しそうって期待してたけど、絵に描いたような期待はずれですた。

 教訓。やっぱりマスキングは、タミヤのマスキングテープの細切りとモデラーズのマスクゾルのツープラトン攻撃に勝るものなし。
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