がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/20 FERRARI 412T2 【その6】

2011年01月29日 | 模型

 そろそろ今年のF-1の新車も出てきそうな頃合いになりました。フェラーリはF150ってのが出てくるそうですな。
年末に発行されたF1MODELINGでAdrian Neweyが特集されていましたが、思えば息の長いテクニカルディレクターさんでありますな。
彼が在籍するチームは悉く優勝争いに加わっているというか、レギュレーションがどんなに変わろうともキチンと勝てる車を出してくるとこが凄いです。
彼が携わった車で最も好きなのはウィリアムズFW14。コブ付きじゃない方ね。アレのロングノーズ仕様がいいやね。戦績はB型なんだろうけど。

 ところで、フェラーリの新型繋がりで、最近「FF」なんてのが発表になりました。FRかと思わせて4WDだけど名前はFFとかケンカ売ってんでしょうか?

うーーむむむ。オレちゃんの感性が間抜けなのか、どうしても素敵に思えない。無理矢理感がかなり出てる気がします。どうせ無理矢理なら

こっちの方がマシとか言うと怒られそうですが・・・・。

 さて、タイトルの412T2ですが、2年程前に弄ってたモデルファクトリーヒロのキットです。なぜに製作が止まってしまったのか?ブログの履歴を見ますと

・プラモ屋でヱヴァ零号機のプラモにオマケでロンギヌスの槍が付属するのを知ってしまう→レジ直行

・仮組みしてて零号機に槍投げさせたくなる→情景製作開始

・何とか完成するも北京から「電柱が無い」とツッコミ入る→一応無視して412T2製作本格化

・部屋の片付け中に08年年末に買った初音ミクデカールの使い道を思い付いてしまう→412T2中断してNミクXに製作に移行。

・初音ミク号が目処付いてきたところで412T2に戻りかけるも机の上の状況がそれを阻む→作りかけで邪魔だったPS13と911ターボをやっつける事に。

・ポルシェとPS13を片付ける頃に初代ガヤルドパトカーが現場から引退との情報を得てしまい時機を逸しないよう完成してしまおうとか思い付く

・ガヤルド製作中に、出張先にて電柱素材を発見確保。北京からのツッコミフラッシュバックでヱヴァ情景アップデートを開始

・ヱヴァ完成もガヤルドパトカーは結局休止

・出張連発と合間に展示会とかで模型どころではなくなる→アイマスキットを何となく買ってしまう(更なる間違いの始まりw)

・漸く仕事が一段落も、スケジュール的に無理なのにポルシェ祭のアイテム製作を強行→結局〆切間に合わず棚上げ

・ウッカリ買ってしまったアイマス機。デモドリ氏の製作を見てて「時期を逃すと間違いなくゴミになる」との焦燥感から自分も早めに片付けることを決意。

・F-14が大方の予想通り時間掛かってしまい、加えてF-16CJ&F-2Aのアイマス機も片付けようと4ヶ月をアイマスだけに費やしてしまう。

・自称カーモデラーなのに展示会出品ネタがアイマス機のみという事態に陥りそうになり、急遽休止していたガヤルドパトカーを再開

・ガヤルド完成も、塗料棚の中から「ダイナマイトパープル」なる怪しげな色を発見して使ってみたくなりイタレリXJ220を実験台にする事に→完成

・ペキモブログでベヨ姐さんのPV見てゲーム屋直行。セクシーすぎる姐様に悩殺されまくり御褒美もらいまくり(フラグが勃ってしまった)

・タミヤのアストンの完成体を模型仲間から見せて貰ってしまい、ボンドカー風に作ってみたくなって勢い製作開始→完成

・突然フジミのデイトナを作りたくなる→手持ちの赤の「具合」の違いを検証したくなり、実験台としてアバルトとカリフォルニアに手を付ける

・水面下でデイトナの顔作りをしつつアバルトとカリフォルニアを並行製作→アバルトとカリフォルニアは完成

・ベヨネッタ姐さまの痛車用デカールが発売されたことをうっかり知ってしまい入手。で、速攻製作開始→デイトナ休止

・ヒロの412T2のホワイトレジンがうっすら黄変してきたので、劣化して割れたり縮んだりする前に昇天させるべきだと改心

・ベヨ姐様を文字通り突貫工事で目処付けたので、やっとこ412T2の製作再開(←今ココ)

っつー流れになってました。そっかー、製作が止まってたのはペキモさんとデモドリさんのせいだったのかー(殴。
で、先ずはどこまでどういうコンセプトで製作が進んでいたのかを回顧するところから再開。こういう場合ブログというのは非常に便利でありまして、
どういう行程を踏んで来たのかを簡単に回顧することが可能です。すぐ途中で投げ出しちゃう浮気性な御仁には特にブログはお薦めでありますよ。

どうやら足回りの調整中で、プッシュロッド無しの状態で車高とアライメントの目処を付けたところまで進めていたらしいです。通常この手のガレキは
プッシュロッドに足回りの色々なしわ寄せを集約させて逃げ道に使うと便利なわけですが、このキットの場合はフルディテールなので逃げ道は無し。
しかし、メタルキットとは思えない高い精度でパーツが成型されてまして、スタジオのプロポーションキットよりも足回りの製作は簡単かも知れんね。
 フロントはコーサクさんからの情報を頼りにロワアームとサス穴付きボードの建て付けとノーズ下面のラインを若干弄ったくらい。
 リアはアームが、カウル後端のサスカバーやアンダートレイを貫通する複雑な構成になってますが、排気管との干渉に気をつけるだけで後はスンナリ収まります。

 こっから分解して休止しておけば良かったのに、全くこの状態で保留していたために、仮留めに使用したマスクゾルが経変でネッチョリこびり付いてしまっていたので
洗浄しつつ一度完全に分解し、再度おさらいを兼ねて組み直し、今度はプッシュロッド&スタビを含めて足回りを調整していきます。微妙に縮み入った感じで、
若干隙間調節をする必要がありましたが、2年放っておいた割には収縮してないとも言える。こういうのは積む派にとっては誠に有り難い話です。

 
プッシュロッドはベルクランクと一体成型になってまして、若干アップライトと干渉するのでアップライト側を削って調整。ほぼポン付けでこの↑状態に持って来れました。
ロッドとベルクランクを接続する部分のバーの形状がS字クランク状に曲げられてますが、実際はここ、バーの太さももっと細く形状も一直線なんですよね。
だからと言って安易に洋白線等で置き換えようとすると、ダンパーやスタビライザーやベルクランク取り付け角やカウルカバーとのクリアランス等々
色々な部位の位置決めとも大いに関わっちゃう部分なので、キットのままで済ますか、もしくは弄るとしても他の部位が整ってからの方が良さそうです。


また、ダンパーassyやスタビライザー&トーションバーを構成するパーツに関して、ダンパーシリンダーがアルミ挽き物、スタビロッド等がステン管、
その他の部位がホワイトメタルというパーツ構成になってまして、殊にダンパー本体が非常にシャープな挽き物になってまして、これと他の部分との
質感の違いが非常にアンバランス。またラバーブッシュのパーツはメタル製で穴も偏ってたりしますんで、そこらを整えておきました。


先ずはコックピット寄りのパーツ(ダンパー頭頂部とモノコックとの接続ジョイントとサブシリンダーが一体になったパーツ)に関しては、サブタンク(?)部を切り離し、
リューターに噛ましてダンパー頭頂部がアルミ製ダンパーシリンダーと同じ様な質感になるよう丁寧に磨き上げました。
 また、アルミ製のダンパーシリンダーはロッド差し込み用の穴が浅いので、0.9mmドリルで穴を深掘りし、最終的なダンパーassy組み付け時に調整の余裕を持たせておきました。
 ベルクランクからダンパー方面に伸びるロッドは切り離して0.8mm洋白線に置き換え。ブッシュはキットパーツの変更穴を拡大して最終的な接着時に一を調整出来るように余裕を持たせてます。


切り離してあったサブタンク部は、キットのメタルパーツのままだと本体への接続ステーもゴツ過ぎますし、そもそもダンパー本体に比して形状がダルいです。
そこで、1.2mm真鍮管の中に0.8mmの洋白を仕込み、ドリルレースして真鍮管から突き出た洋白線の先端部を成型。本体接続用のプレートを0.4mm洋白線をサブタンクにハンダ付けしています。
 スタビライザーリンクは画像は真上から撮ったため見えませんが、上下の接続用のロッドを0.8mm洋白線にドリルレースしてテーパー付けた物に置き換えてあります。
スタビのロッドはキット指定通りステンパイプと洋白線の組み合わせにて。


 んで、フロント部は未だ幾つか作業が残ってますが、ちょいと悩みどころが残ってる。先ず赤で示したロッドはスタビロッドなので問題ないんですが、
緑で示した部分は何なのかイマイチよう判らん。ってのもインストではここにステン管と洋白線で作ったロッドを装着する様指示されてるんですが、
手持ちの資料にはこの部分にそうしたロッドが装着された412T2の資料が無いんですよね。大体こんなとこにロッドが付くと、ベルクランクの動きが
制限されてしまって動かないサスになりそうな気もするんですがどうしたものか。
 また、先述の通りプッシュロッドの↑図で水色で囲った部分をどうしようかと。ちょいと採寸してみたんですが、上から被せるカウルカバーがメタル製で
その厚みを考慮したりしての事か、ベルクランク自体少し小さめに作られてる感じ。かといってキットデフォのここがグニっと曲がってるってなぁ状態も見てくれ良くないですしね。
 他のプッシュロッド関連のパーツを一旦組み上げて所定位置に納めた上で、改めてプッシュロッドと同じ長さの採寸治具を真鍮線かプラ棒かで一回作って検討してみようと思います。


 リアは今のところフロントほどの問題は抱えておりません。ダンパー関係はフロントと同じように処理するつもり。ただ、組み付けに関しては
フロントサス関係よりも更にパズルチックになってて面白いです。ドライブシャフトは以前のエントリーでキットパーツを却下してた様で、ここは捻り出さんといかん様です。
っつーことで、次回はフロントサスの続きとリアサスの調整ということで今回はココまで。真鍮管やステン管の加工で指に色々刺さりまくって傷だらけであります。
一番痛かったのはステン管の中を芯線の洋白が通るようにドリルで浚う際に、ついでに指まで穿ってしまったやつ。しかも親指と人差し指で二回もやらかした。

 最後に、QV組のイベントでカウンタック作ろう会が開催中。無期限って事だったのでそのうちアイテム選ぼうとか思ってたら、自分以外のイベント参加者さんは
皆とっととアイテム選んじゃってて、私だけ空欄状態で寂しかったので無理矢理ネタ選択してみた。選んだのは

フジミのLP500Rらしきもの。LP500と言いながら実はLP400ベースのLP400S辺りが基準で、そこにオリジナルパーツくっ付けたりなんたりしてLP500Rと呼ばれる様になったものだとか。
一時期LP5000QV用のエアロを纏って益々どう呼べばいいかワカラン仕様だった物が、最近はまた元のLP400ベースに戻ったんだとか。

 キットのパッケージングは、近年ヴァリエーションキットとして一部パーツ追加とデカール追加でリリースされた物でありますが、中身はLP400+αって状態になってます。
っつーか、細かい点が色々異なってるフジミお得意の「箱絵と中身とでは一部異なる箇所がエクスキューズ」ってやつなので、LP500Rっぽくするにはそれなりに資料&改修が必要になってきますな。
カウンタックは1970年代の所謂スーパーカーブームの際にデビューしたキットが多く、結果現代では非常に組みづらい物や再現度に難がある物が多かったんですが、
昨年アオシマから新規金型キットが出てきて漸く世のカウンタック好きも溜飲下がる日が来た感じなんですが、そうなってくると積んでる過去キットの立場は?事になりまして
今回のイベントではアオシマを選択せず敢えて古株から選択。昨年やっつけたF-14もそうでしたが、このフジミのエンスーカウンタックもリベンジ要素が多いです。
 又、このLP500Rはボディーが黒成形色にて射出されてるんですが、触った感じでは予想通りプラ質が硬めの印象。フジミのエンスーを作ったことある方は御存知かと思いますが、
旧来の白成形色の場合、プラ質が非常に柔らかく変形しやすく、しかも10年選手以上の積み組だとそこにモロくなってるという面倒くさい要素がある訳ですが、ひょっとすると
このLP500Rの黒成型色はそこいらが解消されてるかもという淡い期待があったりして。
 何れにせよアイテムは選んだものの、スケジュール的には年内に開始できれば御の字な感じか。期限無しだし気長に構えるとします(←その内アオシマから500Rも出たりしてw)。

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1/24 Chrysler 300C collaborate with BAYONETTA cp.3

2011年01月21日 | 模型

獄門島から釈放された@河童です。不便だ暇だとなんだかんだ言ってましたが、昨年末から調子崩していた胃腸の具合が
今回の懲役の間にスッカリ良くなってしまいました。不健康だった御仁がムショに入ってる間にスッカリ健康になったなんていう話もあるわけで
ネットだプラモだ原稿だ家族サービスだといった事から僅か一週間とはいえ開放されたことが、かえってリフレッシュになったということかも。

 さて、出張前の話に遡るんですが、エアブラシ関連でトラブルが続発しておりました。


・エルさんから貰った(格安チャイナ品を大人買いしたそうです)エアブラシ御逝去。
 ぼくの大好きなエアーブラシ
 栃木のオッサンから貰ったエアーブラシ
 とっても大事にしてたのに
 壊れて塗料が出ないのよ
 どーしよう どうしよう
 っつー感じで、エアーは出るけど塗料が出ない。パッキンまで完全分解してツールクリーナーに放り込んで、出張から帰還して組み直してみたけど
症状改善せず。っつーか、ノズルのとこにゴムのOリングが死に体でくっついてて、ちょっと触るとボロボロと粉砕してしまってのが原因か。
リペア用のOリングが無いので、何らかの対策が取れるまで安らかにお休みになっていただくことに。サフ用に物凄く重宝してたんだけどな~。


・レギュレーター不調
 フィルタートラブルかレギュトラブルか判らんが、0.1Mpa以下だとパルスみたいなのが出るようになっちゃいました。圧上げると解消すんだけどね。
で、使用してるコンプはオイルにモーター沈めるタイプで、エアタンク内の余剰分を吐出する際に一緒にオイルも吹いちゃう(これはデフォ)んですが、
最初から付属されてるレギュ&フィルターだとオイルミストを取りきれないのは以前から確認してました。今回のトラブルを機に、レギュ&フィルターを
追加新調してみました。里見で売ってるSMC製のオイルミスト対応のレギュフィルター。コンプ付属のレギュで0.35Mpa程度に一時減圧し、
今回追加したレギュで使用エア圧まで二次減圧する様にしてみました。パルスも消えたしこのレギュのOUT側からは全くオイルも吹かないのを確認。
当面この体制で使用し、コンプ側のレギュが完全にお亡くなりになるまではこの体制で良さそう。


・クレオス LWA不調
 主にクリアー吹くのに使用してるクレオスのLWA(0.5mm径)エアブラシ。アバルト製作時当たりから薄々感じていたんですが、どうもノズルを閉じきれないらしく
トリガー締めても塗料が出続けてしまいます。私のクリアーの吹き方って、缶ペ風にドバーっと吹くことは殆ど無く、吹き付ける部位やボディー色等で調節機能を
かなり頻繁に動かしてる影響も有ってか、どうもニードルかノズルが摩耗しちゃって塗料漏れが起きてるっぽい。5~6年使ってる古株でもあるし、
レギュ買うついでに里見に注文出して試しにニードルとノズルを新品に交換してみたら、完全復活致しました。めでたしめでたし。


 さて、獄門島は終わってもまた次の出張り仕事が待っております。っつー事で、出張りで時間確保が難しくなる前に、ベヨ号の内装を進めます。
っつーか、もう概ね作業は終了しております(笑。別段改造施すようなとこは無いんですが、可動式ドアを固定式に変更した煽りで、前ドアの内張を
最終組み立ての際にどう組み付けるか少々悩んだりしました。内張パーツをアチコチ削って、何とか後ハメ出来るようにはしましたが、
ダッシュボードと干渉しやすいので、最終組み付け時には多少の塗料剥がれを覚悟した方が良いかも。後の基本骨格は概ねキットのまま。

 っつっても外装がベヨ姐さんってことで、内装もイメージコンセプト優先で塗装とアクセサリーで雰囲気を醸し出してみたり。基本塗装はスカボロ銃の本体カラーを意識して
お仕置きレッドブラウンとご褒美ピンクの配色。発色させるのに少々手間掛かるけど、ガイアの黒サフをベースにして黒立ち上げでシャドウとハイライトを意識しつつ
立体感重視で吹いてます。ご褒美ピンクは、ベースとなるサーモンピンクをファンデ白+シャインレッド+純色マゼンタで作ってから蛍光ピンクと純色グリーン&シアンで上下に微調整してます。
お仕置きレッドブラウンは艦底色ベースでテキトーグレー(染料系・蛍光色・メタリックを除く色々な塗料の余りものをテキトーに混ぜてストックしてるグレー)と赤みをハーマンレッドで
調整した色になっとります。

 今回はお遊びとして、シートベルトを全て金色のチェーンって事にし、更に後席には「女王様の麗しく芳しき御足を舐めさせて欲しくてたまらない卑しい下僕」用の首輪を設置。
チェーンは手芸店で入手し、首輪は前回製作したフェラーリカリフォルニアのエッチングセットに入っていた皮バンドを流用。

 で、実はボディーの方がトラブってまして、出張から帰ってみるとクリアーに引っ張られたのか知らんけど、サイドモール周辺のデカールが微妙に浮いてきてます。
また深刻ではないものの、デカールの一部にクラックが発生してます。デカールの密着不足と乾燥不足が合わさってて強制乾燥食らわすと希に出る症状です。

つまるところ貼付時の定着が甘かったようですな。デカールのトラブルって自分の中では7~8割が密着不足から来ると思ってる位なので、結構気を付けたつもりなんですけど残念です。
XJ-220→アバルト→300Cとなんかここ最近モールで苦しめられてる気がするなぁ。今回の場合、モールはスッキリ落としてそのままデカールに行っておいた方が
良かったんだと思いますが、こういうのを早い段階で気付けるか気付けないかが一つのセンスの有無みたいなもんなんでしょうな。まぁ見れない状態に成るか微妙なとこなので
このまま行っちゃおうと思います。新年企画みたいなもんだしね。

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豚が来る!?

2011年01月14日 | 模型

MFHが正月早々に
Porsche 917 Pink Pig

桃豚リリースを発表。反射的に居酒屋さんに買っちゃうよ宣言して、昨年末の積みの反省は何処へ?な@河童です。

 目下地元を離れて日曜まで5泊6日での出張中。熊本県の外れにある上天草市・天草市界隈を流浪しております。当初この出張中はネット出来ないだろうと思ってたら
意外なことに宿泊所件出張中の事務所に無線LANがあることが判り、それを使わせて貰ってNET出来ております。こんなことならデジカメ持ってくれば良かった。
こう言っちゃなんですが、自分が何時も住んでる地域のことをド田舎とか言ってましたが、今来てるここいらは当にド田舎。特に事務所周辺は近くにYAMAHAの
工場が在る位で、後は殆ど何もない感じ。何故かパチンコ屋は在るようですが・・・・。コンビニも一応ヤマザキが在るんですが、これがなんと午後10:00閉店(笑
このコンビニの周辺には病院と中学校と萎びた電気屋さんが在るんですが、試しに店員さんに「あの~、この辺りで一番お店とか在るのはどこら辺?」って聞くと
「この近所が当にそう」とか言われる始末。車で小一時間走れば、天草市街(本渡)か上天草市街に出れるとのこと。それって往復一時間以上って事じゃないか!
流石に此処と比べればオレちゃんが住んでる所は、クリスタルキングが力入れて歌い上げる程の大都会かも。事務所の人に色々聞いたんだけど、どうも近年
過疎が酷くなってるらしい。よく「若者が居ない」とか言うじゃないですか。ここらではそうじゃなく「若者も年寄も居なくなっちゃう」だそうです。若者が出ていく際に
心配だからと年寄までセットで出て行っちゃって、正しく人が居なくなってるとのこと。人が居ないんだから夜中にコンビニ開けてても強盗さえ来ないそうな。
政令都市の過密化が問題になると言うことは、それと全く表裏一体のセットで過疎化も益々深刻化してるって訳ですな。っつーか、そんな所に出張して仕事あんのか?となる訳ですが
先述の通りほんの小一時間移動すれば、そこそこ揃った環境の天草市街や上天草市街に出れるわけですし、両方を仕事エリアに抱えるには境目が丁度良いって事で、
こんなとこに拠点がある様です。問題は、オレちゃんの仕事が出張先であるこの事務所の中で完結してしまうので、そうした市街地には行く機会が与えられないってとこか(笑。

(↑前回来たとき現地で撮った滞在地周辺風景の画像)ネットで繋がってることが、まるで文明社会との一本の蜘蛛の糸の如き縁となってます。
 で、その田舎エリアですが、正直環境は素晴らしかったりもします。島なので周囲は海に囲まれイルカウォッチングなんかも出来ちゃうし、少し内陸部に入ると山だらけで、
街の明かりが少ないということもあり天体観測用の施設なんかもあります。温泉施設もあるしレクリエーション施設なんかも在りまして、一度プライベートで家族と来てみたい所でもあります。
余談ですが、プラモ屋無いかと検索してみたんですが、滞在エリアからかなり離れた場所に一件あるっぽい感じですが、ちょっと行ってみるには肩透かし喰らうリスクが多大(笑)。
天草市街まで行くとドカベン電器があり幾らか置いてるらしいけど、わざわざここまで来ていく価値は無し。もし生き残りのプラモ屋とか在ったら、お宝眠ってそうな過疎具合なんですけどね。

 そらそうと桃豚。またブツが届いてから改めてネタレポしようと思っては居ますが、出してくれないかな?と思ってはいたけどホントに出してくれるとは!

この車についてネット上の話を総合してみますと、そもそものデザインコンセプトがちょいと昔のF1と今のF1の関係みたいなとこにあった様です。つまり、安全性を多少犠牲にしても
兎に角レースで勝てる車をって事で開発された917シリーズですが、デザイナーズグループのSERAが「空気抵抗を増やすことなく安全性安定性を高める」事を主眼として
前後オーバーハングを縮めてトレッドを拡幅したデザインの917を登場させました。これが917/20で1971年の事であります。で、いざ改良デザインが出来上がってみると、
917KやLHの前後をプレス機で圧縮したようなアウトフォルムとなり、ガレージ内で「このデブは何だ?お前は豚だよ豚!御褒美が欲しかったほら、あたしの靴をお舐め!」とか言われる始末。
しかも、向上させようとしたCD値も安全性も大したこと無かったとか、CD値に関してはむしろ悪化したという話もあるそうな。更には更には、冠スポンサーだったマルティニから、
「こんな醜い車に我が社のロゴもカラーリングも与えてはいけないざます」
と罵られ、マルティニポルシェチームの車でありながら、マルティニを名乗ることを許されないという異常事態。するとチーム側はこれを逆手にとって、全身をピンクに塗り、
更に豚肉の部位名を全身に施すという奇抜なカラーリングで出走させたとのことです。この状況で71年ル・マンで優勝でもした日には、「みにくいアヒルの子」を地で行く逸話になったんでしょうが、
そうは問屋が卸さず見事なまでのクラッシュリタイアになりましたが、後年その豚っぷりが逆に可愛いとか言われて思いの外人気者となり、917系のレースカーの中でも固定ファンの多い車両となっとります。
フジミが917Kを出してくれた際には、Lやこの豚も出してくれるんじゃないかと期待したりしましたが結局出ず仕舞いで、MFHがその補完をしてくれたっつーことになりますな。

 それから、カミムラ師のブログで知ったのですが、旧モデラーズのマスクゾルがグッスマRから「解決!ゾル」とかいう名称で進化+の復活を果たしたようです。

これは非常に嬉しい。っつーのも、モデラーズのマスクゾルは、私自身登場して以来の長年の愛用者でありまして、モデラーズが㌧だ時に最も頭抱えたのがマスクゾルの消失。
モデラーズのコンパウンドやカーボンデカールの消失も痛かったが、代用品が無いマスクゾルが一番痛かったです。よくクレオスのゾルneoと同じと思われがちですが、
臭いの強さで判るように、溶剤成分が異なってまして、これによって乾燥時間・表面張力が段違いになっとるのですで、私的には代用になりえなかったんですが、これで一安心です。

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1/24 Chrysler 300C collaborate with BAYONETTA cp.2

2011年01月06日 | 模型


 カミさんと子供達が帰省からUターンしてきて名実共に正月が終わった@河童家です。結婚して7年位経ちますが、最近思うのは家っていいなーと。
屋根があって電気が点いてってのが家なんじゃなく、自分の家族が居る場所が家なんですよ、なんて事も思うのであります。
流石にウチのカミ様は死んだふりはしませんが。

 さて、正月モードも終わって仕事復帰と同時に模型も復帰。早速に年末から作り始めてたクライスラー300Cの続きを。
っつっても、製作記として残しておくような仕事がある訳じゃなく、前回のエントリーでドア閉固定の処理も済んでますんで、
とっとと塗装に入りました。


 っつーか、もうクリアーコート前まで進んでしまいました。今回のコンセプトは、グッスマのデカール「ベヨネッタ」。そう、あのドS痴女魔女姐さんでデコレートです。
前の初音ミクの時もそうだったんですが、こういう汎用デカールって中々使い方が難しいというか、ロゴやキャラの配置に難儀しますな。
今回も色々考えたんですが

・ボンネットにゴモラ招喚のグラフィックをドカンと貼る(っつーか貼りたい)
・サイドには一番の大きな姐さんのスカロボ(四丁拳銃)構えポーズを貼る(っつーか貼りたい。)

という二点が先行確定。そこから色々ネットで調べてたら、ニコ動画なんかでゴモラ招喚のアクション(動画の3分過ぎ及び12分過ぎ辺り)では

「かーまぼーこー」っつって弾幕撃たれるんですが、どうやら実際は魔女語(?)で「AVAVAGO」っつってるらしいとのこと。意味はよう判らんのですが
どうも「悪魔の雷でブッ殺せ」的意味らしいです。更にドゥルガーっつーモロに雷系の武器もあったりしますんで、んならカラーリングは雷をコンセプトにしようという事にしまして、
ボディーに稲妻書いてみた。ドゥルガーなら雷&炎の武器なので炎も描こうかと思ったが、リアルファイアーは全く未経験なので今回は諦めました。今度練習してみよう。

・ベースカラーはクレオスウィノーブラックを敷きまして、上にクレオススーパーブラック+クレオスCカラートパーズゴールドの混色をコーティング
 →クリアーを吹いて→更にクリアーを砂吹きして→エアブラシで稲妻を描いて→周辺に散ったミストをコンパウンドで除去→デカールへ

っていう手順にて塗装。稲妻の書き方って色々あるんでしょうけど、0.2mm口径のエアブラシで先ず白(スーパーホワイトⅣ)で基本の線を描き入れ
ガイアのウルトラマリンブルーで先に入れた白い線を青白くなるようにコートし、更に細い白線を入れてまたブルーで陰影付けてトドメに極細の白で
稲光の中心線を沿うように入れるという、まぁLightning(稲妻)の描き方としては定番な手法にて。下地色に保護用のクリアー入れた後に砂吹きしたのは
塗装面がやや荒れてた方が、シャビシャビに薄めて超至近距離低圧吹きで乗せる塗料を乗せやすくなるためです。
 稲妻は全身に入れると非常にうるさい感じになるので、ルーフと左右両サイドのみに描くことにし、前面・ボンネット・リアゲート・ケツには入れないようにしました。
一発勝負になっちゃうので

実験君2号機で練習してから実戦に突入しましたが、ちょっと慎重になりすぎてブラシの動かし方が悠長だったせいか、想定よりも稲妻のラインが太くなった感があります。
キモは最終的に入れる白が最初の段階で入れたラインの上を外さないようにトレースすること。人がやってんのを見てると簡単そうなんだが、いざ自分でやってみると
思ったよりも神経使いますな。尚、実験君では青にクリアーブルーを使用してるんですが、実戦ではデカールが介入するって事で染み上がり&クリアーコートでの余計な滲みを
警戒して、ガイアのウルトラマリンブルーに変更してます。ウルトラマリンは顔料系なので染料系のようなトラブルの心配はないですが、逆にグラデーションを効かせ難いですね。
これも練習とは少し勝手が違った部分でした。

 デカールは初音ミクNSX以来二度目のグッスマデカール。前回のミクの時は意外なほど貼りやすくて感心したんですが、今回のは更に質を変えたらしい。
で、結果どうだったかっつーと「硬い!」「溶けない!!」「馴染まない!!」とF-14のアイマスデカールの様な(あれ程割れやすくはないけど)、
実に貼りにくい物になっちゃっててちょと残念。あらゆる軟化剤が効きにくく、どうしたもんかと試しに半田鏝出してきて、水を含ませた綿棒をコテのヒート部で
加熱しながらデカールを圧着(蒸し綿棒)すると非常に貼りやすくなってくれました。要するに熱で程良く軟化するっつーことですね。

 今回は先述の稲妻がアチコチに入ってますんで、これ以上うるさくならないようにロゴ関係は最小限に抑えてます。スポンサーロゴも無し。
ボンネットに入ってる変体フォントの「AVAVAGO」のみ、市販のインレタから起こした自作デカールです。

日本型車検の影響かwグラフィックを窓に掛けるのは好きじゃないんですが、リアウィンドウだけは「描いた」んじゃなく「貼った」感のあるグラフィックを貼ろうと思いまして
セットにあったスカボロ四丁拳銃とリボンの一部を貼付。トランク上面には何も貼らないつもりでしたが、ルーフから降りてくるリボンを左右対称に出来なかったので
誤魔化しの意味もあってベヨネッタのロゴを。トランクの正面部分には真後ろから見たときに四丁拳銃と面が繋がるって事でセットの「Scarborough Fair」ロゴを貼付。


 今回、ベースカラーに初めてクレオスのクリスタルカラーを使用してみました。白系・青系は上品になっちゃうので、ルビーレッドとトパーズゴールドをセレクトして比較してみたら
トパーズゴールドの方が下品なパールブラックになったのでコレをチョイス。ベヨネッタもブラックの衣装にゴールドの鎖ジャラジャラなので丁度良いんじゃないかと思ったのもある。
このパール、粒子が細かいと言うより反射が強いパールのようです。粒子の細かさなら、ラインナップの中で一色だけ遅れて年末に出てきた「ムーンストーンパール」が細かいですが
それでも細かさと言うより反射の強さが従来のパールフレークより強いって印象です。イリサワ流通雲母堂のパール剤で言うならVGパールみたいな感じか。
 あと、パール粉が最初からクリアーに混ぜられてるタイプの商品形態になってて、パール粉の含有量がちょっと多めな感じです。

 っつーことで、後はクリアーの層を作るっつーことになるんですが、10日辺りから一週間、ネット環境が不安定な地域に長期出張しますんで、それまでにクリアーを終わらせたいです。。

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三日くらい前に明けたらしいです、おめでたいのかい?

2011年01月04日 | 模型

遅ればせながら明けましておめでとうございます!何がめでたいのかよく判りませんが今年も宜しくお願いします!
ちょっくらブログのデザインというか配色をリニューアル中。取り敢えずロータス風配色狙ってみた。タイトルの画像も変えたい気もするが、
中々ネタが思い浮かばない・・・・・

 っつー訳でお年玉、貰う側からあげる側にスッカリ移行してしまったです。オレちゃん側身内だと弟んとこに甥っ子一人居るだけなんだけど、
カミさん側は義理の姉さんんとこが3名、義理の兄さんとこが2名居てます。当然そんだけじゃ済まないわけで、正月ってだけで金が飛ぶ飛ぶ。
今カミさんと子供は実家に帰省してんですが、義父母なんて正月に全孫帰還で7体の使徒が一挙に襲来するっつーんだから大変ですな~。
大体、日本人が調子こいてクリスマスなんてもんやるもんだから、クリスマスの僅か一週間後にまた正月だって子供にたかられるような事になっとる。
欧米では新年は大騒ぎしたりはしても子供が金品貰えるって習慣は無いわけで、そういうとこも真似しろよとか思わないでもない(笑。

 っつーことで、正月元日早朝に私の両親からお年玉をちゃっかり回収した我が子達は母ちゃんとともに山口県に帰省しました。
よって、オレちゃん目下期間限定の独身山賊へ立ち返らせていただいてるんですが、なんせ正月なので折角の山賊ライフを満喫しようと思っても
世間が正月モードで通常通りの業務を何処もやってくんないの。オマケに毎年の事ながら、人口減り続ける過疎地方都市っつーことで、
帰省してきた都会人共が大挙襲来してきてましてね、どこもかしこも人だらけ車だらけで出かける気をモッコリ削がれてしまうであります。

そういう時こそプラモですよ

ってのはオレちゃんやんない(殴。っつーか大晦日の日の真夜中に、訳あって寒波襲来雪降る中で2時間ぐらい外で立ちっぱしなきゃならず、
その影響や年末の出張連発の疲れもあったのか体調崩しまして、プラモどころかここんとこ毎年恒例にしてる映画鑑賞さえする気が起きず、
結果スカパー!の正月スペシャル番組をナショジオやディスカバなんかで堪能しながら、ゴロゴロ転がってる間に正月休みも後1日しか
残っていないという状況になってしまった。っつーか3日くらいあんまり太陽を見てない気がする。

 散々ゴロゴロした効果か、体調も殆ど回復した感じなので、明日四日中になんとか活動時間を修正して、五日からの通常業務に備えたいところです。

 新年って事で、今年の抱負を考えてみたんですが、
・上の娘が小学生になるので、作文で「ウチの父ちゃんはウンコ野郎です」と書かれないよう父の威厳を保つ
・愛車が車検なのでどうにかする
・ホームシアター用のプロジェクターを今度こそHDMI搭載機に買い換える
・今年こそ念願の電動リクライニングソファーを導入する
・人間ドックを受診する
・県内で隔年開催の名物模型展示会がある年なので何か出品する。
・地元クラブの展示会に2つ今年製作の物を出品する。
・なんかデカいサイズの模型を一つ完成させる
・積みを昨年の50%以下に抑える(30個以下目標)
っつーところか。今年はどんな一年になるのやら。

っつー感じで、今年もヌルーくいきますんで、宜しくお願い申し上げます!

コメント (11)
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