そろそろ今年のF-1の新車も出てきそうな頃合いになりました。フェラーリはF150ってのが出てくるそうですな。
年末に発行されたF1MODELINGでAdrian Neweyが特集されていましたが、思えば息の長いテクニカルディレクターさんでありますな。
彼が在籍するチームは悉く優勝争いに加わっているというか、レギュレーションがどんなに変わろうともキチンと勝てる車を出してくるとこが凄いです。
彼が携わった車で最も好きなのはウィリアムズFW14。コブ付きじゃない方ね。アレのロングノーズ仕様がいいやね。戦績はB型なんだろうけど。
ところで、フェラーリの新型繋がりで、最近「FF」なんてのが発表になりました。FRかと思わせて4WDだけど名前はFFとかケンカ売ってんでしょうか?
うーーむむむ。オレちゃんの感性が間抜けなのか、どうしても素敵に思えない。無理矢理感がかなり出てる気がします。どうせ無理矢理なら
こっちの方がマシとか言うと怒られそうですが・・・・。
さて、タイトルの412T2ですが、2年程前に弄ってたモデルファクトリーヒロのキットです。なぜに製作が止まってしまったのか?ブログの履歴を見ますと
・プラモ屋でヱヴァ零号機のプラモにオマケでロンギヌスの槍が付属するのを知ってしまう→レジ直行
・仮組みしてて零号機に槍投げさせたくなる→情景製作開始
・何とか完成するも北京から「電柱が無い」とツッコミ入る→一応無視して412T2製作本格化
・部屋の片付け中に08年年末に買った初音ミクデカールの使い道を思い付いてしまう→412T2中断してNミクXに製作に移行。
・初音ミク号が目処付いてきたところで412T2に戻りかけるも机の上の状況がそれを阻む→作りかけで邪魔だったPS13と911ターボをやっつける事に。
・ポルシェとPS13を片付ける頃に初代ガヤルドパトカーが現場から引退との情報を得てしまい時機を逸しないよう完成してしまおうとか思い付く
・ガヤルド製作中に、出張先にて電柱素材を発見確保。北京からのツッコミフラッシュバックでヱヴァ情景アップデートを開始
・ヱヴァ完成もガヤルドパトカーは結局休止
・出張連発と合間に展示会とかで模型どころではなくなる→アイマスキットを何となく買ってしまう(更なる間違いの始まりw)
・漸く仕事が一段落も、スケジュール的に無理なのにポルシェ祭のアイテム製作を強行→結局〆切間に合わず棚上げ
・ウッカリ買ってしまったアイマス機。デモドリ氏の製作を見てて「時期を逃すと間違いなくゴミになる」との焦燥感から自分も早めに片付けることを決意。
・F-14が大方の予想通り時間掛かってしまい、加えてF-16CJ&F-2Aのアイマス機も片付けようと4ヶ月をアイマスだけに費やしてしまう。
・自称カーモデラーなのに展示会出品ネタがアイマス機のみという事態に陥りそうになり、急遽休止していたガヤルドパトカーを再開
・ガヤルド完成も、塗料棚の中から「ダイナマイトパープル」なる怪しげな色を発見して使ってみたくなりイタレリXJ220を実験台にする事に→完成
・ペキモブログでベヨ姐さんのPV見てゲーム屋直行。セクシーすぎる姐様に悩殺されまくり御褒美もらいまくり(フラグが勃ってしまった)
・タミヤのアストンの完成体を模型仲間から見せて貰ってしまい、ボンドカー風に作ってみたくなって勢い製作開始→完成
・突然フジミのデイトナを作りたくなる→手持ちの赤の「具合」の違いを検証したくなり、実験台としてアバルトとカリフォルニアに手を付ける
・水面下でデイトナの顔作りをしつつアバルトとカリフォルニアを並行製作→アバルトとカリフォルニアは完成
・ベヨネッタ姐さまの痛車用デカールが発売されたことをうっかり知ってしまい入手。で、速攻製作開始→デイトナ休止
・ヒロの412T2のホワイトレジンがうっすら黄変してきたので、劣化して割れたり縮んだりする前に昇天させるべきだと改心
・ベヨ姐様を文字通り突貫工事で目処付けたので、やっとこ412T2の製作再開(←今ココ)
っつー流れになってました。そっかー、製作が止まってたのはペキモさんとデモドリさんのせいだったのかー(殴。
で、先ずはどこまでどういうコンセプトで製作が進んでいたのかを回顧するところから再開。こういう場合ブログというのは非常に便利でありまして、
どういう行程を踏んで来たのかを簡単に回顧することが可能です。すぐ途中で投げ出しちゃう浮気性な御仁には特にブログはお薦めでありますよ。
どうやら足回りの調整中で、プッシュロッド無しの状態で車高とアライメントの目処を付けたところまで進めていたらしいです。通常この手のガレキは
プッシュロッドに足回りの色々なしわ寄せを集約させて逃げ道に使うと便利なわけですが、このキットの場合はフルディテールなので逃げ道は無し。
しかし、メタルキットとは思えない高い精度でパーツが成型されてまして、スタジオのプロポーションキットよりも足回りの製作は簡単かも知れんね。
フロントはコーサクさんからの情報を頼りにロワアームとサス穴付きボードの建て付けとノーズ下面のラインを若干弄ったくらい。
リアはアームが、カウル後端のサスカバーやアンダートレイを貫通する複雑な構成になってますが、排気管との干渉に気をつけるだけで後はスンナリ収まります。
こっから分解して休止しておけば良かったのに、全くこの状態で保留していたために、仮留めに使用したマスクゾルが経変でネッチョリこびり付いてしまっていたので
洗浄しつつ一度完全に分解し、再度おさらいを兼ねて組み直し、今度はプッシュロッド&スタビを含めて足回りを調整していきます。微妙に縮み入った感じで、
若干隙間調節をする必要がありましたが、2年放っておいた割には収縮してないとも言える。こういうのは積む派にとっては誠に有り難い話です。
プッシュロッドはベルクランクと一体成型になってまして、若干アップライトと干渉するのでアップライト側を削って調整。ほぼポン付けでこの↑状態に持って来れました。
ロッドとベルクランクを接続する部分のバーの形状がS字クランク状に曲げられてますが、実際はここ、バーの太さももっと細く形状も一直線なんですよね。
だからと言って安易に洋白線等で置き換えようとすると、ダンパーやスタビライザーやベルクランク取り付け角やカウルカバーとのクリアランス等々
色々な部位の位置決めとも大いに関わっちゃう部分なので、キットのままで済ますか、もしくは弄るとしても他の部位が整ってからの方が良さそうです。
また、ダンパーassyやスタビライザー&トーションバーを構成するパーツに関して、ダンパーシリンダーがアルミ挽き物、スタビロッド等がステン管、
その他の部位がホワイトメタルというパーツ構成になってまして、殊にダンパー本体が非常にシャープな挽き物になってまして、これと他の部分との
質感の違いが非常にアンバランス。またラバーブッシュのパーツはメタル製で穴も偏ってたりしますんで、そこらを整えておきました。
先ずはコックピット寄りのパーツ(ダンパー頭頂部とモノコックとの接続ジョイントとサブシリンダーが一体になったパーツ)に関しては、サブタンク(?)部を切り離し、
リューターに噛ましてダンパー頭頂部がアルミ製ダンパーシリンダーと同じ様な質感になるよう丁寧に磨き上げました。
また、アルミ製のダンパーシリンダーはロッド差し込み用の穴が浅いので、0.9mmドリルで穴を深掘りし、最終的なダンパーassy組み付け時に調整の余裕を持たせておきました。
ベルクランクからダンパー方面に伸びるロッドは切り離して0.8mm洋白線に置き換え。ブッシュはキットパーツの変更穴を拡大して最終的な接着時に一を調整出来るように余裕を持たせてます。
切り離してあったサブタンク部は、キットのメタルパーツのままだと本体への接続ステーもゴツ過ぎますし、そもそもダンパー本体に比して形状がダルいです。
そこで、1.2mm真鍮管の中に0.8mmの洋白を仕込み、ドリルレースして真鍮管から突き出た洋白線の先端部を成型。本体接続用のプレートを0.4mm洋白線をサブタンクにハンダ付けしています。
スタビライザーリンクは画像は真上から撮ったため見えませんが、上下の接続用のロッドを0.8mm洋白線にドリルレースしてテーパー付けた物に置き換えてあります。
スタビのロッドはキット指定通りステンパイプと洋白線の組み合わせにて。
んで、フロント部は未だ幾つか作業が残ってますが、ちょいと悩みどころが残ってる。先ず赤で示したロッドはスタビロッドなので問題ないんですが、
緑で示した部分は何なのかイマイチよう判らん。ってのもインストではここにステン管と洋白線で作ったロッドを装着する様指示されてるんですが、
手持ちの資料にはこの部分にそうしたロッドが装着された412T2の資料が無いんですよね。大体こんなとこにロッドが付くと、ベルクランクの動きが
制限されてしまって動かないサスになりそうな気もするんですがどうしたものか。
また、先述の通りプッシュロッドの↑図で水色で囲った部分をどうしようかと。ちょいと採寸してみたんですが、上から被せるカウルカバーがメタル製で
その厚みを考慮したりしての事か、ベルクランク自体少し小さめに作られてる感じ。かといってキットデフォのここがグニっと曲がってるってなぁ状態も見てくれ良くないですしね。
他のプッシュロッド関連のパーツを一旦組み上げて所定位置に納めた上で、改めてプッシュロッドと同じ長さの採寸治具を真鍮線かプラ棒かで一回作って検討してみようと思います。
リアは今のところフロントほどの問題は抱えておりません。ダンパー関係はフロントと同じように処理するつもり。ただ、組み付けに関しては
フロントサス関係よりも更にパズルチックになってて面白いです。ドライブシャフトは以前のエントリーでキットパーツを却下してた様で、ここは捻り出さんといかん様です。
っつーことで、次回はフロントサスの続きとリアサスの調整ということで今回はココまで。真鍮管やステン管の加工で指に色々刺さりまくって傷だらけであります。
一番痛かったのはステン管の中を芯線の洋白が通るようにドリルで浚う際に、ついでに指まで穿ってしまったやつ。しかも親指と人差し指で二回もやらかした。
最後に、QV組のイベントでカウンタック作ろう会が開催中。無期限って事だったのでそのうちアイテム選ぼうとか思ってたら、自分以外のイベント参加者さんは
皆とっととアイテム選んじゃってて、私だけ空欄状態で寂しかったので無理矢理ネタ選択してみた。選んだのは
フジミのLP500Rらしきもの。LP500と言いながら実はLP400ベースのLP400S辺りが基準で、そこにオリジナルパーツくっ付けたりなんたりしてLP500Rと呼ばれる様になったものだとか。
一時期LP5000QV用のエアロを纏って益々どう呼べばいいかワカラン仕様だった物が、最近はまた元のLP400ベースに戻ったんだとか。
キットのパッケージングは、近年ヴァリエーションキットとして一部パーツ追加とデカール追加でリリースされた物でありますが、中身はLP400+αって状態になってます。
っつーか、細かい点が色々異なってるフジミお得意の「箱絵と中身とでは一部異なる箇所がエクスキューズ」ってやつなので、LP500Rっぽくするにはそれなりに資料&改修が必要になってきますな。
カウンタックは1970年代の所謂スーパーカーブームの際にデビューしたキットが多く、結果現代では非常に組みづらい物や再現度に難がある物が多かったんですが、
昨年アオシマから新規金型キットが出てきて漸く世のカウンタック好きも溜飲下がる日が来た感じなんですが、そうなってくると積んでる過去キットの立場は?事になりまして
今回のイベントではアオシマを選択せず敢えて古株から選択。昨年やっつけたF-14もそうでしたが、このフジミのエンスーカウンタックもリベンジ要素が多いです。
又、このLP500Rはボディーが黒成形色にて射出されてるんですが、触った感じでは予想通りプラ質が硬めの印象。フジミのエンスーを作ったことある方は御存知かと思いますが、
旧来の白成形色の場合、プラ質が非常に柔らかく変形しやすく、しかも10年選手以上の積み組だとそこにモロくなってるという面倒くさい要素がある訳ですが、ひょっとすると
このLP500Rの黒成型色はそこいらが解消されてるかもという淡い期待があったりして。
何れにせよアイテムは選んだものの、スケジュール的には年内に開始できれば御の字な感じか。期限無しだし気長に構えるとします(←その内アオシマから500Rも出たりしてw)。