がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

あとちょっとデイトナ

2012年05月21日 | 模型


 金環日食は見れましたでしょうか?九州はどうやら全滅かと。気圧の谷の影響が九州全域に影響を及ぼしている事で、嫌味なくらい分厚い雲に覆われてます。
コレ書いてる時間は午前6:40。観察グラスも300円位のだけど子供達の分も用意してたのに残念無念。次回の皆既もしくは金環日食を九州で確認できるのは
2050年以降の話だそうです。

 先日所用にて宮崎の都城に行ってきました。宮崎はお隣の県ではありますが、大分-宮崎間の交通事情ってのが最低でございまして、九州新幹線が開通した現在では、
北部九州から最もアクセスに時間が掛かるのが宮崎県になってしまいましたな。大分からだと如何なるルートを使っても新大阪から鹿児島に新幹線で行く1.5~2倍の所要時間が要ります。
しかし、このお出かけのお陰で、田舎者の私には垂涎のアイテムを遂に入手することが出来ました。栃木でも、あの北京の御仁でさえも手に入れたアイテム。

アックアッー!♂リィィィンカーーーーーーッ!

っすよ旦那。巷のブログでコレのネタが出る度に、垂涎のアイテムを見せびらかすスネ夫に対する言いしれぬ殺意を抱くのび犬君の様な心境でしたが、遂に入手!
早速使ってみましたよ~。エルさんが言ってた様に、これは使い易いわ。通常の接着剤っぽく使用するも良し、少し乾かしてペタッとシールっぽく貼り付けるも良し、
はみ出したら水と爪楊枝や綿棒でチョチョイ、固まっても塗膜を侵さないのでペロンとトリミング。

っつーことで、またもデイトナです。天井の一部を研ぎ出し中に剥がしてしまったのをリカバリーしたので、クリアーの乾燥時間が必要になり作業が停滞しておりました。
通常研ぎ出しのミスというのは所謂”カドを出す”ってのがあるわけですが、今回のはチョット違って塗膜剥離ってものでして、油分等の不純物が塗膜下に残留してた場合、
磨いてる最中にペロっと逝っちゃう事がありまして、まさしくそれをやらかしたらしいと。塗装色と部位によっては風呂から全塗コースにもなりかねんとこでしたが、
今回はルーフ部分だったことが幸いして、ルーフパネルのみの下地研磨から再塗装→クリアーコートで済みました。


 で、改めて研ぎ出ししてその後、ウィンドウモールを塗り分け。実はこのキット、お手つきしたのは今から15年位前でして(笑)、当時のショボい工具でスジ入れてしまっていて
今の目から見ると彫り方が相当に雑になってます。一応パテで埋めたりして或る程度は補修してるんですが、直し切れていないのですな。なので、所謂”貼る系素材”で処理すると
ラインの歪みが邪魔するので、メッキシルバーNEXTにて塗装処理してます。これだと多少はマスキングと墨入れでラインの歪みを誤魔化せますんで。墨は入れてみましたが
ちょいとドぎつくなったので要修正か。


 次にライト周りの処理。マスキングして塗り分け。ウィンカー部分はクレオス旧#8でヘッドライトのリフレクターはメッキシルバーNEXTにて。ヘッドライトレンズはレンズカットが
きちんとHi側とLow側で異なっているという凝り様なのは良いんですが、レンズパーツが少々大き過ぎるので周囲を削ってなんとか埋め込んでます。その後、ライト周りに
0.3mmソフトワイヤーで作ったリングを填めておきました。接着は総てアックアッー!♂リィィィンカーーーーーーッ!

この上にスリット入りのライトレンズカバーが付いて見えにくくなるので、リトラ仕様で作る場合ほど神経質に処理する必要は無いかと思います。雰囲気重視。
この部分はパーツの反りとか無理窓式にて組み込む様に構造変更してるのでエポキシ様に御願いすることになりそう。なので今は未接着。

 さて、この後上下合体の儀式を執り行ったのですが、エンスーキットの御約束で、実はこの合体作業が鬼門だったりします。
Dinoとかストラトスで何人の完成目前のモデラーに引導渡したことでしょうか(笑)。このデイトナもかなりキッツイんですが、
今回製作してるのは白ボディーの旧版キットなのでプラに柔軟性が或る程度ありますんで、特にシャーシに加工を施したりする必要は無いものの
一旦合体させた後に再度分離なんて事をすると破損リスクは結構デカイので、忘れ物が内容要注意。天井裏パーツやルームミラー辺りはウッカリしがち。
あと、トランクのインナーを丸ごと省いてるので今回はスンナリいきましたが、そこいらも律儀に組み込んじゃうと難易度アップします。

 車高は1mm落としましたが、所謂エンスー系思考の人には許し難い車高になったかも知れませんねぇ。トレッドもプラ板でスペーサー作って車高落としたなりにタイヤが外側にシフトするよう
調整しています。デイトナレーシングに近い感じのアライメントにしてみたわけ。

 このキットの問題点というか、次回以降の製作時には是非対策したいのがテールライトの処理。ベースのパーツを1mm程ガシガシ削ってからブルタックで仮留めしてもこのザマ。
マウントパーツがゴッツ過ぎて飛び出しすぎてしまいます。仮組み段階でキチンと確認しておかなかったパーツは、このように土壇場で直ぐに牙を剥くのがフジミテイスト。

 ボンネットは開閉用のダンパーをエンジンルーム内規定位置に収めるように仕込んだところ、全開状態には出来なくなってます。これは実写寸法&取り付け位置を気にしすぎたための採寸ミス。
仮組み時に気付いてはいたんだけど、再加工が面倒くさかったことと、全開にすると省略されてるラジエターコアアッパーサポートのフレーム&パネルを自作しないと筒抜けがモロバレするので、
と、いうのを言い訳にスルーしておきました。
 ボンネットフードのチリが上手く合ってないのが何とも侘びしい。これも、熱で修正したにも拘わらず、塗装後にウッカリ乾燥機に突っ込んでしまったことで歪みが回復してしまったという
ケアレスミスに起因する失敗。デイトナのボンネットは平板に近いようで微妙に三次曲面になっていて、特に左右フェンダーの峰からボンネットに掛けての微妙なRに合わせるのが
意外と面倒な面構成。ボンネットを固定してしまうと修正も楽なんですが、今回は珍しく開閉機構を活かしたマンマ作っちゃったのでこういう事に。で、スルーと。

 っつー事で、完成間近に見せかけて、まだまだ小物パーツが残っております。ヘッドライトカバーに前後バンパー&フロントグリル、ホイールスピンナーにドアミラー・ドアノブ・ドアキーシリンダー、
ワイパーにアンテナにトランクのモールにナンバープレートにリバースランプにマフラーエンド。で、今週から来月の頭にかけて、外に出て行く系の野暮用が立て込んでますんで、
完成は来月になりますな。

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1/20 FERRARI 412T2 【その12】

2012年05月06日 | 模型


 先日購入したカメラ NIKON 1ですが、大方の予想通りカミ様が子供達を撮るのに使いまくっております。あの、ロータス試し撮りして以降、、私は使う機会が得られません(笑)
して、買うた止めた音頭踊って思い切って金出して、気が付くとカミ様の所有というパターン。まさに圧倒的。


 さて、先日欲しがっていたペガサスのトライポッド、

ネット彷徨ってたら並行輸入系で在庫してるショップがあったのでポチったら届いた。買ったのは大阪日本橋のアストロゾンビーズというSF系の輸入雑貨店。
輸入物のSFとかキャラ物って正規輸入でも探すのが中々面倒くさいんだが、雑貨屋というのは思い付かなかった。ちなみにこの店、通常の模型とは逆に
輸入物のスケールモデルの扱いは殆どありません。お値段は税込み5700円程で、本国価格が定価65ドル(実売は45~50ドル)のキットなので許容範囲かと。

 して、このキット、箱絵やネットに転がる完成見本画像見ると判りにくいんですが、実際はかなりの大型キットです。

頭部のパーツだけでこの大きさ。まぁ、構造上頭部以外は生えてるだけの三本足と触手だけなんすけどね(笑)1/24の車のボディと同じくらいの大きさ。

先の完成画像にあった円形のベースに車のボディーを乗せると大きさが判りやすいか。ここから先の完成画像の実物の大きさを考えると結構なデカブツなのが判りますでしょうか。
全高は約40cm。大体「メガサイズ ガンダム」のキットと同じくらいか。スケールが1/144なので、情景を作るにはもってこいのサイズ。また、頭部パーツがクリアパーツで成型されているので
電飾したい向きにもこの大きさなら色々仕込めるからよろしいんじゃないかと思いますで。


 さて、ディアブロとデイトナが賢者タイムだったので、久々にMFHの412T2を再開してみました。コイツの面倒くさいのは他のF1車体に比べて多いカーボン処理。昨年外装関係の塗装を
行った際に、前後ウィングのカーボン部分の処理で、大人しくマットブラック辺りで済ましとけば良いものをデカール処理なんてしちゃいまして、その際スケールモータースポーツや
モデラーズなど正味期限的にヤバイのを中心に使用したもんだから、必要以上に貼り込むのに手間取っちゃいました。、あぁ、そこで一旦萎えて手が止まったのでありますが、
今回アンダートレイやらギアボックスのカーボン処理を頑張ってみようと。前後ウィングにデカール貼っちゃったもんだから、他の部分も適度に処理しとかないとバランスが悪い。
デカールは、貼り込み→乾燥→クリアー→乾燥→フラットクリアー という行程で作業してる事と、とっ散らからないようにセクター事に一々作業してるので思ったように進まねえったらない。

 ベース固定でカウル開状態で完成とするので、カウル固定用のツメや凹等は総て潰してます。その上で、見えるところ限定でカーボン貼っていったんだけど、使用したデカールがアレだったので
馴染ますのが結構大変だった。
 
使用したカーボンデカールは、アンダートレイとエアファンネルがモデラーズの2番(黒)、



ギアボックスとラジエターの縁,それとエアファンネルのトレー部分がスケールモータースポーツのNo.1424、



ファイアウォールのコネクターベースと左右のサイドインダクションボックスはモデラーズの1番(メタリックグレイ)+スモーク、

と使い分けてみました。スケールモータースポーツのは、
フィルム層が薄くインク層がゴテゴテしてて、この車の時代に多かった仕上げが雑なドライカーボン表現には中々重宝するんですが、なんせ田舎では入手が面倒というか不可能に近い。
インナーインダクションボックスは、資料からゴッテゴテのドライカーボン成型になってるみたいなので、キット付属の耐熱シート用のシールの余りをパッチパークして貼り込み。
これにイエロー系の色を塗れば良い感じになる予定。予定は未定。このボックスとファンネルのトレーの間に挟まる部分のカーボン処理は色含めてどうしようかと考え中。

 カーボンといえば、まだコックピットのシート脇とか面倒くさいトコが残ってんですが、こないだベヨネッタ号で使用したハセガワのフィニッシュシリーズが中々使えることが判ったので、
カーボンファイバーフィニッシュってのを試してやろうと思い目下密林に発注中。更に、この車のお陰で虎の子のスケールモータースポーツのカーボンを遂に切らしたので、
色々なパターンを再現するのに便利らしいMFHの変化カーボンでカールを4種類入手してみたので、プッシュロッド辺りでそれも試してみてやろうかと思います。

 仮組みで概ね組めるようにしてあるんだけど、アンダートレイのフィン類を、その存在そのものを全く失念していて、慌てて取って付けようとしたら案の定隙間が出来たのでパテ埋めするハメに。
アンダートレイにはボディーと同色の部分があって、そこを先に磨かなければならなかったり、カーボンデカール含めて面倒くさいったらありゃしないですな。底板だけでこうですから、
完成はホンマに何時になるやら。F1オンリー或いはBORAさんみたいにF1主体のなモデラーさんってよくモチベーション保てますな。あっしにゃぜってぇ無理ですわ。

 既にキットは「塗って組むだけ」と言っても良い状態にある筈なんですが、まぁ一々このカーボン処理に行く手を遮られていて、まだまだ先は長い感じ。次はモノコックの処理ですな。
サスペンションでもブレーキダクトとプッシュロッドへのカーボンが待ち構えてるね。それでも、手を動かしただけ進みますんで、コツコツ作業して何とか夏の展示会には間に合わせたい。
取り敢えず、またも一区切り付きそうな感じなので、エンジンやギアへのデコレーションを済ませてから、再びデイトナ&ディアブロに戻ろうかと思います。

コメント (11)
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