先の模型展示会について。当日は380余りの完成品(一部未完成品あり??)が揃い、
入場者数も二日間で800人を数えて盛況でした。土曜日がドシャ降りの雨だったのが災いして
入場者が伸び悩んだんですが、日曜日はカラッと晴れて図書館も家族連れで大にぎわい。
そのついでにだとは思うのですが、図書館内大ホールで開催された展示会にも沢山の家族連れの方々が
訪問してくださいました。
地元模型クラブ以外にも我流会さんやH.I.Cさん、県外からも築地模型同好会さんや
熊本トムキャッツさんの会員さんなどが訪問・ゲスト参加して下さり、中には雑誌に記事掲載してるような
プロフェッショナルな御仁の参加もあり、展示数は前回・前々回より減少した反面、出来的に充実度が上がった作品が増え、
見応えも一入な展示会となったように思います。
個人的な思いとして、ガンプラやAFV系や飛行機・艦船等のモデラーさんのブースは中々賑やかで楽しそうだったのですが
車・バイクのコーナーはあまり賑やかになってくれませんw。会の中に車模型を嗜む方は増えてきてるのですが、
他のジャンルのブースのようなモデラー会話が中々聞こえない・・・。この一年に入会された方と思いますが
ラッカークリアーとウレタンクリアーを使い分けておられる会員さんが居られ、未だ使い始めて間がないとのことでしたが
「ラッカー?」と思えるようなシャープな吹き加減でウレタン(精密屋製)仕上げを施し研ぎ仕上げしてあるF430なんか
中々の塩梅。他にもいつも[グラチャン系]の作品をこよなく愛す御仁が
WOLF WR1等というアイテムを作ってこられてたり、フェラーリのキットが大好きと言って憚らない
弐号機の女の作者さんが、或る意味予想通り痛車方面を揃えてきてたりと、実は車方面も作品は賑やかだったんですがね。
では、他ジャンル含めて各展示内容から主観で気に入った物を幾つかご紹介。今回はやけに飛行機が多かったんですが
1/72のスケルトン仕様のフォッカーDⅦ。言わずと知れた第一次大戦中の名機ですが、
真鍮と有機材とを組み合わせて殆どスクラッチビルド。こういうのって単に真鍮線をハンダ組みしてるんじゃなく
完成時のバランスであるとか、外装装着を想定して仮想的アウトラインが崩れないように採寸を性格にするとか
根機と鋭気を要する緻密な作業の集大成。翼部分の骨組みのバランス感など秀逸で見とれてしまいます。
続いて、同じく飛行機物ではF86セイバー祭ってのが開催されまして、計7機のセイバーが揃いました。
中には小牧基地にて実際に飛行隊に所属し実機のセイバーを整備していた元自衛官さんが祭に参加されてまして、
御本人から直接の解説を頂いて大変勉強になったりして。どの機体もそれぞれに異なったシルバー塗装のアプローチが為され
見ていて楽しかったです。改めて思ったんですが、86セイバーって、立体物で見てみますと
メカヲタにはタマラン要素が満載の機体です。アカデミーのが思ったより出来が全然良かったので
今度見かけたら積もうかと思うております(←まさに思うツボ)
あと、今時の愉しみ方といいますか、1/35のヘリコのディオラマってのがありました。
クラクラさんも最近1/35のブラホをかましてくれましたが、此奴はパンダの1/35イロコイス。
着陸後兵士がワラワラと湧いて出てくる様が素敵。ローターが二枚羽なので、横長ベースに収めてましたが
ブラホだと四枚羽だからどでかいベースが要りますな。
AFV方面では、面白いとか言っちゃうと何かのターゲットにされそうですが
↑やはりこの「遂に発見」っつーのがいいすね。後、Ⅳ号祭ってのも密かに開催されてまして
私もコッソリ参加しようと思ったりしてキット買ったりしたけどそれどころじゃなかったんですがw
他の方の作品はちゃんと完成してました。Ⅲ号Ⅳ号あたりはヴァリエーションによって
アウトフォルムの変化が物凄いから、祭化すればネタは無尽蔵ですな(笑
あと、今回目を引いたのは、前回紹介したローデンのシュターケンの人の張り線も凄かったんですが、
↑一人菊水作戦コンプリートの張り線攻撃も猛烈。実は地元クラブ側でも、菊水作戦BOXを会の副会長が手に入れて、
一人一艘ずつ作って会員に配布して展示会で並べようじゃないか作戦を敢行してたんですが、
(←みんなよう頑張った)
先の各艦が木製ベースに乗ってる菊水作戦の方は、ぬわんとソロ、つまり単独でおフルラインナップ作戦だったという・・・
↑しかも、1/350?と思えるような悶絶張り線攻撃が圧巻。恥ずかしながら我が会、死力を尽くして
フルラインナップ揃えたけど、偶然のゲスト参加一人菊水張り線ボンバーによって、エージェントスミスの大群が
一人のネオ君に蹴散らされるかのように度肝を抜かれたという・・・(笑:会長談
あと、1/350のイージス艦こんごうが展示されてたんですが、同系艦アーレイパーク級のRC巨大模型が
日曜日になって急遽会場入り。スケールは驚きの1/72(笑。後部甲板に、ちゃんと1/72のヘリコが載ってます。
或る意味、このヘリコの為の超巨大電動展示台が、このRCイージス艦か。ミサイル発射口は
自動開閉し、尚かつロケット花火を装填すると、トマホークよろしくRC操作にて発射させることが出来るという仕様。
その他にも沢山展示されておりました。詳細はクラブのHPに画像アーカイヴをUPしましたんでよろしこ。
さて、次ネタの”筈”のヒロ製412T2。今更ですが、開梱ついでに中身のご紹介。
車種としては古めですがキットとしてはかなり新し目の部類。カウルとモノコックがメタルとレジンという複合でして
そうなると経変による収縮とか厄介な問題があるんですが、今のところそうした問題は出てない模様。
ちょっとカウルだけ組んでみたりしたんですが、流石にタミヤって事はないんですが、
そんじょそこらのプラモと争える程度の精度が出ています。つか、レジンのパーツに限って言えば
お前はプラモか?
っつー位の代物w。
レジンパーツで外殻と燃タン部がピッタリ精度で組み合わせるっつーのは車のガレキではあまり見ない。
中々面白そうなキットなんですが、一番の問題は組み立てる側のモチベーションでしょうなぁ(笑