がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/20 FERRARI 412T2 【その5】

2009年01月27日 | 模型
ども!新年早々出張ばかりでブー垂れてる@河童です。先週末金曜日に再び株価8000円割れのドル円90円割れとなり
今週はどうなるかwktkな感じなんですが、とうとう株のネット取引始めて一年が経過したということで
確定申告も近いし色々総括したりしてんですが、取り敢えずこの凄まじい暴落の中、
ちゃんと利益を出して一年を過ごせたというのは、我ながらよく頑張ったと思ってあげたい。
 時々ネット上で、専業トレーダーを目指すとかやってんのを見るんですが、公的に無職な状態で
株取引で生計を立てるということを考える場合、人生80歳まで仮に生きたとすれば、
その生涯に株取引だけで2~3億叩き出せなきゃまともに働いて、余力で財テクやった方が
余程割がイイって事に気が付いてんでしょうかね?ほんの数年間で数千万の利益を出したとしても
その後生涯に亘って維持率を上げ続けていかねばならん訳ですから、ソッチの道って生き残る人は
結果極限られた人数になりそうな気がするけど、ネット上には星の数ほど「自称トレーダー」が闊歩してる模様。
昨年来の大暴落を、ホカ弁食ったり鼻クソほじりながらリアルタイムで眺めていた身としては、
小遣い稼ぎ狙いならともかく、人生を賭して挑む程の魅力は感じなかったというのが、この一年の実感でしょうかね。

 さて、楽しみにしていたモデルファクトリー・ヒロのロータス97Tの正式案内が、
某居酒屋模型店から入ってきました。多分1バージョンだろうなぁと勝手に思っていたら
セナが勝った仕様が両方出るようで。つまりポルトガル仕様とベルギー仕様ですな。

で、悩ましいのが、前期・中期・後期と大別される内の前期と後期が出るって話でして
この車が大好物なオッサンとしては、どっちを買うか非常に悩んじゃうわけ。基本的な
アウトフォルムは同じなんだけど、ターボインレットとかウィング&ディフューザーにマーキングと
パッと見の特徴がカナリ異なってんですよね。中開けるとエンジンも違うし。結果両方とも
入手することにしました。益々何時作るんだ?と自問自答しても無駄なので。98Tや95Tなら
こういう事はしないんですが、97Tだけは事情が異なるって感じです。そういう大好物な車って
誰にでもありますよね。ちなみに大昔のタメオの97Tは作るのに苦労した割に、全然97Tにならず(笑、
残ったのは疲労感だけだったのは御多分に漏れずです。どうでもいい話として、LOTUS95Tと97Tでは
間に”96”というタイプ#が抜けてんですが、CART用シャーシとして95Tのモディファイ版が存在してたんですってね。

恥ずかしながら、初めて知りました。こうして画像見る限り、これがJPSカラーだったとすれば
個人的には立体物で欲しいな~とか思わないでもない。


 さてさて、412T2。前回から一週間以上経過したにもかかわらず、全く以て触ってもいなかったのですが
漸く先日サスペンションを弄ってみました。リアセクションは全く以て問題なし。

プラモ並みにサクサク組めてしまいます。ただし、ドライブシャフトは寸法がダメっぽい。
インスト順に組んでないからかも知れませんが、キットのパーツを寸詰めしてみたけど

長すぎて収まりません。まぁ、F1のガレキのドラシャって置き換える率が物凄く高い事で有名なので(オレ調べ)、
問題はないんですが、ここまであまりにサクサク来てたので、かえって奇異に映ってしまう。

一方のフロントサスは、インスト上だと左右一体のロワアームを無理矢理モノコックに装着するようになってますが、

流石にホワイトメタルにプラやABSの様な
形状記憶的な弾性を求めるのは無理がある(笑。っつーことで、おとなしく左右分割方式に変更。

と、このロワアームには、小型の整流板も絡んじゃうわけですが、キットそのままだと
ロワアーム前側と整流板ステーの前側との位置関係がどうも変。メーカーの完成見本は
撮影角度で問題なく見えてたんですが、他の角度からの実車写真を見ると、整流板ステーの方が
ロワアームよりも少し前方にマウントされています。

そもそも、このモノコック下部のロワアームや整流板ステーのマウントがどうなってるかの詳細な画像が一切見つかりません。
どっかの教授やサングラスが似合う元コメディアンじゃあるまいし、下から覗いたらイカンのか?っつー位無い。

よって、今の段階では寸法取りを兼ねて、切断部に0.5mm洋白線をハンダで埋め込んで
モノコック側には内径0.6mmの真鍮管を埋め込んで、取り敢えず差し込み式にしておきました。
整流板のステーも同様の処理をして、ロワアームよりも少し前方にシフトしてマウントしておきました。
整流板は、キットのインストの指示のように単純に湾曲してるだけじゃなく、後方に行くに従って
曲率が大きくなるのが正解。ここらも、今後修正を加えていくことにします。


 今回ハンダ鏝を使ったついでに、サイドポンツーンのインナーとモノコック側インレットの繋がりで
隙間が盛大だったのをインナー側前端部をメタル溶かして延長させてみました。この車は
このインレット部分の開口面積がデカイので、意外と目立つ部分だったりします。


前後サス(プッシュロッドは除く)を組み込んで仮留めし、ゲージの上に置いて左右対称を確認。

旧来のガレキのフルディテールって、スケール問わずこの段階まで持ってくるのにエラく苦労すんですが
このキットの場合は、タミヤのプラモのサスアームを差し込み式マウントに改造する程度の労力で
簡単にここまできてしまいます。リアサスなんてエンジンカウルの一部とかディフューザーとかエキパイとか
色んな物と相関関係があってパズルチックなんですが、メーカー側の計算通りにピタピタと組み込んでいけます。

 と、自分用の備忘録ってだけでは何なので、今やってる作業の意味を紹介いたしますとですね、
ミスが多いモデラーにとって重要なのは、如何にミスを少なくできるかを考えておくという事。
仮組み・寸法取り・パーツ置換を纏めて正確に行えるスキルをお持ちな方には、全く以て無駄足なんですが、
私の場合、そういうスキルというか腕を持ち合わせていないわけ。で、持ってないならないで、
急がば回れと言いますか、先ずはなるべく素組みに近い状態で何処まで組めるのかをじっくり検証し、
その上で何処に手を加えるか、もしくは加えたいかを十分吟味してから、改めて製作に挑もうってことです。
なので、このまま補器類・前後ウィング等も一度全部組んでみて、色々検証した結果出てくる
注意点や改修ポイント、それにパーツ置換用の寸法等をインストに書き加えておきます。
仮組みしながらその都度手を加えていく手法だと、全体的なバランスが取り難いんですよね。
プロポーションモデルなら、見えない部分に辻褄の合わない部分を集約させて乗り切ることが可能ですが
この手のフルディテール物だと、そうした逃げ場があまり無いので、取り越し苦労ばかりになったとしても
先ずは一度可能な限りのパーツを組み上げてみて検証することは大事なことだと考えて、今回は一手間増やしてるって事です。
そんなわけで、今のところは、パーツの改修は必要最小限で地味な作業が続いております・・・。
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1/20 FERRARI 412T2 【その4】

2009年01月16日 | 模型


え~、物凄く今更な話ですがF60発表。wktkしていざ発表されたご神体を拝んで思ったこと。




ぬっっほーーーーーーん'`,、('∀`) '`,、 


すげぇなコレ。いっそ90年代半ばのデザインからバージボードを取っ払ったらイイだけじゃないかと思ったりして。
まだそのほうが遥かにマシな気がするが、果たして開幕までにコレがどう変貌してくれるやら。
それと、F2008辺りだと有り得たサイドミラーの位置ですが、今回のは流石に無理矢理な気がする。
整流板の役目をさせようって事でしょうか?まだ



↑の方が可愛気がある(笑。昔、所謂X-WINGが採用された際、不細工なのは×という隠規によって
総じて廃止されたことがあるが、アレが廃止でコレ(F60)が採用というのは誠にカオス。


中華人民共和国謹製純国産F1マシン

↑コレの方が速そうに見えてしまうぞ。いや、マジでマジで本気と書いてマジ本気。

 でも、模型として考えた場合は、特に1/43辺りだと、最早色んな意味で限界に近かった形状が
スッキリサッパリしちゃった事で、個人的には空力付加物を可能な限り廃するという方向性は
個人的には歓迎なんですがね~。そんな軟弱者はワシくらいでしょうか?


 さて、話はペロンと変わりまして、先日

デジカメ用の撮影スタジオキットを購入しました。昨年、エイリアンとかエヴァンゲリオンとかF-2Bとか
思いの外デカいアイテムで楽しんだ際、完成体の画像を撮っておこうとしたら、背景がフレームからはみ出しちゃって
どうにもこうにもな画像しか撮れず残念無念だったんですが、上記の撮影スタジオキットが
思いの外安くなっておりまして、試しに購入してみた次第。どのサイズを買おうか迷ったんですが
大は小を兼ねるけど大男総身に知恵巡らずっつー事もあるので、程ほどサイズのLサイズを選択。
縦・横・奥行き全てが一辺50cmっつーサイズです。以前見掛けたときは2割引で7000円強だったんですが
最近では2500円位に暴落してまして、この価格なら試しに買っても良いかな?と思ったのでね。
で、いざ届いてみたら、50cm四方って結構デカイでやんすね(笑。直ぐに試すというわけには行かず・・・。
そのうち何か撮影して試してみることにします。

 さて、漸く話は本題で、ヒロの412T2。製作記と書いてますが、まだ仮組み前の仮組みというか
自分用のインスト補完備忘録としてのエントリーなので、ネタとしては全く以て面白くないかも知れません。
多分、色々付加作業が出てくるだろうと思い、仮組みで気付いたことをココにチェックしておくと
後々本格的に組み始めた際に、画像と文字でチェック事項を再確認できるから便利なわけですね。
そもそも、そういう活用法が主体でブログを始めたようなモンですし。ブログって全面非公開でも構築できるので
デジカメがあるなら、製作工程を画像で追いながら記事を構築しておくと、何かの事情で途中で作業を中座したり、
或いはアレンジした組み立て順序をいつでも確認できるようにしておいたりするのに非常に便利ですよ(←誰に言ってるんだか?

 今回はラジエター周辺の仮組みと確認。ゴテゴテとラジエターからの水経路が左右計8本も出ていて
しかも、組み付けに当たってはモノコック&エンジンをアンダートレイに装着し、
更に干渉の有無確認の為エンジンカウルを被せる確認も必要だという思ったよりややこしい組み立て工程です。
で、色々試したんですが、ここらのパーツも寸法精度とか実に適切で、全てのパーツを
キチンとバリを取って表面均して真っ直ぐ取り付ければピタッと組み付けれるのは大したもの。
ただしラジエターマウントと水経路の▲状の接続部の接着にはある程度の強度が必要なので
ここはハンダ付けした方が良さそう。ヒロの古いタイプのキットなら、大空中戦を展開しないと
収まりがつかないと思われるんですが、このキットの場合は「パーツの下処理を丁寧に施し真っ直ぐ組み付ける」
だけで概ね収まってしまいます。水経路のパイプは、ハンダ線で作り直そうかって思いこんでたんですが
エキパイ同様、これらもキットのパーツをブラッシュアップして使用してやれば充分なようです。
ただ、表面処理の際にホースジョイントがどうしてもヤレてしまうので、この部分だけは
一旦パーツにモールドされたジョイント部を削り飛ばして、何かしらの素材を使って
ジョイントのみ再構築してやった方が良さそうです。あと、3番と7番のホースは途中で途切れちゃってまして、
実際完成後は途切れてても全く見えなくなるので問題はないんですが、本当にソレで良いのか自問自答中。
って明らかに俺ちゃんにしか判らないであろう記述ですね、すんません、備忘録っつーことで。
 それと、インストの組み立て工程ですが、これが意外と侮れない。構造上、ウッカリアレンジしたら
もっと効率よくなるんじゃないかと思いこんでたんですが、この水回りの部分の組み立ては
インストの指示通りの順番で行程を進めないと返って甚だ面倒なことになります。


サイドポンツーンのインナー部分も、ステンエッチング製のメッシュも修正無しでピッタリ収まる
箱組み構造で構築されます。レジン製のアンダートレイとのフィッティングも全く以て問題なし。
ただ、入り口部分の枠を整えていたら、下面部分との接合時に結構盛大な隙間が生じてしまいました。
少し薄々系の削りを入れた事によるものですが、本組み時にはキチンと修正しておく事にします。
 アンダートレイは、硬質なレジンで素材色も黒で出来てて、その上で各パーツの収まりが非常に良く
プラモレベルでシッカリした状態でして、ついウッカリレジンであることを忘れそうになります。
アンダートレイ中央部のエンジン固定用の凸は、キチンとしすぎていて組み付け時の微調整には
むしろ邪魔なので、軸線が取れるよう必要な量だけ残して、大部分はリューターで削り飛ばしてしまいました。


 サイドポンツーンのインナーとカウルのアウトラインのクリアランスが結構タイトなので
ココでモノコックとエンジンカウルを仮組み。↑の様に概ねフィッティングは良さそうです。
つっても流石にレジンのモノコックとメタルのエンジンカウルのチリは、そう簡単には合ってくれず
エンジンカウルのモノコックと繋がる部分に、一部0.2mm洋白線をハンダ付けして微妙に延長させたりしてます。
○線で囲った部分(左側サイドポンツーン後部)は、叩こうが捻ろうがフィットしてくれず段が生じる上に
エンジンカウルの方は薄い為削り込みが難しいので、ここはレジン側にポリパテ盛って修正するしか無さそうです。
チリ合わせのついでにサイドポンツーンのエッジが立ってたのをカドを落とし気味にして滑らかにし
さらに見た目やや後ろ下がりのラインになるよう削り方に小細工してみましたが効果薄弱ww

 余分な話として、今回の作業中、エンジンブロック右側に装着されるウォーターポンプのパーツが
どうしても見つからないというトラブル発覚。メーカー側の入れミスか私がパーツをパーツボックスに小分けにするとき
受かり紛失したか不明なのですが、自分で捻り出すことも考えましたけど、この無くしたパーツが
前述のラジエター水経路とエンジンを繋ぐ結構重要な部分でして、他の部分がシッカリしてる事を考えると
パーツ取り寄せの価値もあるなとヒロさんに電話で注文したら、物凄く丁寧に応対して貰えて驚いた。
直ぐに送ってくれるとのことで、ここはガレキメーカーですが、アフターも可能な限りは
キチンと対応して貰えます。ガレージキットって「あくまでガレージキットなんだし」ってのを免罪符にする会社も多いんですが、
ココはホントにガレージキットメーカーの中では安心して買い物できる数少ないメーカーさんですね。
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1/20 FERRARI 412T2 【その3】

2009年01月08日 | 模型

中身は誰や?

 さて、エントリーとしても久々の自動車模型製作記になりました。そう、ヒロ模祭アイテムの412T2。
既に祭りはエントリー〆切でHPもペキモ氏がUPしてくれてんですが、見事なまでにポロリコーナー行き。
っつーか、完成率が7番打者の打率並の率でござる。取り敢えずエントリーしておけば、
完成の暁に仲間入りできるって事で、ポロリにめげず製作は進めます。


 ヒロ模と言えば、来月ロータス97Tが出るそうな。ちなみに、私の大好きな車の一つです。
レース毎に外観の付加物が変わるんですが、やはりバリエーションキットになるんでしょうか?
出来次第では、ただでさえ人生分以上のキットを積んでるっつーのに、そんな事されると複数買いしそうです。
旧版の97Tも一個後生大事に積んでますが、あれは臓物がドえらい適当な代物なので、プロポーションモデルにして
その内作ってやろうと決意。あれはあれで、中々面白いキットではあるんですけどね。
 今月はベネトンB187とトールマンTG183Bだそうで。ベネトンは発注しましたがトールマンは趣向外なのでスルー。
変態な形の車とプレイがお好きな北京の人はどうすんのかな?ベネトン、発注はした物の
メーカーのHPの画像見た感じ、ノーズ近辺がイメージと違うんですよね。実際はどうだったのか知らないけど
試作品のノーズは尖りすぎな気がする。まぁ、こういうのは個人の主観の差異みたいなこともあるしねぇ。

 さて、412T2。エンジンとギアボックスの主要なパーツを仮組みしてみました。

 パーツの設計そのものも細かいんですが、パーツの合いが非常に良いです。今回の作業の範囲だと為夫レベル。
根幹になるエンジンブロックとギアボックス本体は、今後仮組みの度にバラすと意味がないので
軸線をキチッと整えてハンダ付けして組んでます。パーツの合いが良いのは良いけど、
摺り合わせのために面取りするだけで隙間が空いてしまうパチピタ状態。なので接着面等は
削りすぎに要注意なくらいです。ガレージキットのパーツとして使おうか自作しようか悩む率の高いエキパイも
大した摺り合わせも要らずにピタピタ決まります。モールドもシッカリしていて、旧来のガレキのように
一本一本ばらけて見えるような見掛けフェイクを施す必要さえ感じません。ただ、集合部以降の部分は
実車に比して少し細い気がします。実車はもっと露骨にオーバル断面なんすよね。
調子ぶっこいて原型切削時の切削痕とかパーティングラインを消すついでに、軽くバフ掛けまでしてみましたが、
これだけ出来てれば置き換えようなんて気には更々なりませんです。
 シャーシに乗っけてみたら、シャーシ側にエンジン固定用の凸が用意されていて、これまた微調整でマウント◎。
お前は為夫か?っつーのを連呼してしまいます。でも、流石にプラモのようには行きませんけどね。

 吸気用のBOX部分には直噴インジェクターとカーボン製ファンネルが装備されてます。

インジェクターなんぞは、この手のガレキでパーツとして用意されていても、概ねガタガタgdgdで
とても使い物にならず自作交換されてしまうパーツランキング上位の常連ですが、このキットのは使えます。
バリ落として若干の歪みを矯正して真鍮ブラシ→バフ掛けで充分。インジェクターのモールドも繊細で全然マトモ。
ただ、メイン配管上を這う様に設置されてる配線とコネクタが丸ごとオミットされてるので
それを自作追加してやらねばなりません。
エアファンネルも、バフとシリコンポイントで磨いてやるだけで問題なし。実車はカーボン製のファンネルに
ステンのスリーブが打ち込まれているので、アルミ挽物である必要もないですし。


オイルタンクは微妙。機械切削の跡がクッキリで削って表面が綺麗になる頃にはちょっとダレて来る。
ついでに配管基部もエンジンヘッド方向への物が二本足りないので、ここはタンクごと自作しようかと思ってます。
後部方向への既存の二本の配管は、寸法がピッタシ。作り直すにしてもそのまんま実寸ゲージとして使えます。


完成すると入り組んじゃって非常に判りにくくなるであろうギアボックス後部もかなり正確なモールディング。
ただしドラシャの基部が、またも機械切削の跡でとても使えた代物ではない。なので、ここもドリルレースか何かで
パーツそのものを置き換えることになります。このキットは、この手の切削痕がアチコチで悪さをしていて
この点だけは余計な手間が掛かります。小さなパーツだと、切削痕を消して面を整える前に
パーツが角落ちしたりプレスラインがダルくなっちゃいます(それくらい削る必要があるということ)。


マフラーエンド部だけアルミ挽物パーツになってますが、どうも形状が実車と比すると違うっぽい。
っつーか、ここだけアルミでもマフラー本体がメタルパーツなのでハンダ付けして継ぎ目を均すことが出来ない。
なので、真鍮管かステン管で作り直すことになりそう。そんとき内部のセパレーターも作っておこうと思います。

 臓物の基部の仮組みが出来たので、ちょっと試しにエンジンカウルやら何やら仮組みしてみたんですが
前回の製作記で苦言を呈したエンジンカウルの形状の難点ですが、どうやら臓物を収めるために
実車ほど後部に傾斜が付けられなかった模様。ダンパーとか配線とか考えるとクリアランスがギリギリです。
フルディテールは、臓物の作り込みよりも、カウル類のフィッティングが大変な場合が殆どなんですが
それを緩和するためにカウル形状は妥協したって感じかな?
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本年も宜しくお願い申し上げます

2009年01月01日 | 模型

謹  賀  新  年!

本年も宜しくお願い申し上げます。

 さて、早速ですが、先ず新年に当たり、こkんとこ執心していた零号機を一旦片付けたいと思います。
 

ずっと明かしてなかった気もしますが、今回製作したかったのは↑の様な情景。
モチーフは「せめて、人間らしく」にて使徒アラエルの精神攻撃で稼働不能になった二号機に代わり
「レイ、ドグマを降りて槍を使え」
のゲンドウの声に呼応して、綾波がセントラルドグマのアダム(リリス)からロンギヌスの槍を引っこ抜き、
それを成層圏のアラエルに向かって零号機がブン投げるというシーンから。そのままの再現ということではなく
そもそもエヴァンゲリオンに囚われたのがパチンコのエヴァンゲリオンだったっつーことで、
情景のタイトルは「The Lance of Longinus(Holy Lance)」とか「Shoot through The Angel」とか
何気に小洒落たものは一切考えず、端から
「確変確定」
で決めてました。パチンコだと、こうやってエヴァが槍投げるシーンが出てくると確変確定になるんすよ。
もう脳汁出まくり。なので模型も脳汁方面で。

 で、対象物が多い街中をベースにしたことで、思ったようにエヴァの巨大感は演出できたように思います。
ただ、実際ベースの面積がB4サイズ用額縁(37×26cm)ということで少々大きくて、
車模型しか撮影したこと無い我が部屋には、丁度良い背景紙も撮影台も無いので良い画像が撮れず。
一番最初の画像は背景加工してます。右手に構えてるロンギヌスの槍なんて、全長30cm以上あるんすよ(笑
フレームに収まらない。

 で、何度か書いてるように、この情景、思い描いたとおりに仕上げるには、幾つかトラブルを抱えしまっていて
もう一個キットを買うか、はたまた新劇場版「破」のキットが出るのを待つかしないと、
一旦色を入れたパーツが脆くなるという厄介な材質性から、暫くお蔵入りになるため、
ちゃんとした撮影は、また夏か秋か、素材が揃ってリカバリーを済ませてからということにします。
ちなみにトラブルですが、以下三点が息の根を止めてくれました。


右の上腕部のゴムパーツが裂けて非時を曲げることが出来なくなりやした。そう何度も可動させた記憶は無いんですが
腕パーツを全部組んでから塗装したことで、何度も乾燥機を出入りしたのでソレが悪かったか?
凝ったパーツも良いけれど、こういう事であるなら、上腕部も差し替え式にしてくれた方が有り難い気がします。
また色の変更も出来ないのが気に入らない。新劇場版では九分九厘白になってる筈なので
それを待ちたいと思います。

ポーズ決め中に右ふくらはぎの貼り合わせ部がパックリ割れました。この手のキャラ物の不慣れさが
見事に出てしまった一例。本来スナップキットなのを接着組み立てに変更して組んでるんですが
その際、関節可動による周辺部への負荷の計算が出来て無くて、接着が弱い部分はこうなっちまうということ。
右太もも裏も小さいけど同様のクラックが入りました。

股関節が緩すぎて真っ直ぐ立ってくれません。30cm超の槍を右手で片手持ちしてるんで
どうしても右方向に傾いてしまいます。ポーズ固定すれば良いんですが、関節材質がポリキャップなので
通常の接着剤が効かないという厄介な物。とはいえ、流動性のあるエポキシ接着剤で
ポリキャップ周辺のプラパーツごと埋め尽くす事で何とか固定できることが、胴体部分の工作で判ったので
手足再構築の際に、ここも固定化しようと思います。今固定しちゃうと、修正時に足を外せなくなり
そうなると全部を作り直しという面倒くさいことになるため、今はこのままにて。Glv27さんが仰ってましたが
ポリキャップ関節って、グリグリ可動させる方には好都合ですが、ポーズを固定したい向きには非常に厄介な素材です。

 と、まぁこういう感じで、2008年を無理矢理閉じたのでありました。

 ところで、大晦日に零号機で未処理だったロンギヌスの槍とアンビリカルケーブル基部の塗装をしたんですが、

その際、宇都宮の餃子大王DV亭主(恐妻家ではないらしい)から”ぷれじぇんと”してもらった、
中国製激安エアブラシを使ってみた。通販だと2000円ちょい、ヤフオクだと1000円レベルで撒かれていたらしいんですが
中々出来は”エアブラシ然”としてるんで、気にはなってたんですよね。
 ロンギヌスの槍は、赤銅系の色合いというイメージなので、全体にウィノーブラックを吹いて
ガイアノーツのスターブライトゴールドを本体部に、刃の部分にはEXシルバーを、
各々エッジをボカシ気味に塗り残すようにして塗装。その上にスパッツスティックスのキャンディーアップルレッドを塗装。
オレちゃんには珍しく200%狙った以上の色合いに仕上がって満足です。
 アンビリカル基部は、同じくウィノーブラックの上にEXシルバーを薄吹きしてアイアンメタル風に。
一部アクセントでケーブルと接する部分にはアルミアルマイト風を狙ってEXシルバーの上に
ガイア純色のマゼンタを吹いてます。
このエアブラシ、激安のくせに(貰っといて失礼なw)、この程度の塗装表現であれば難なくこなしてくれます。
つーか、車模型用途に限るなら、メーカー自称の0.3mmというよりもやや大味なので、
メタクソ使えるブラシじゃないでしょうか?車用だと、クリアー・ソリッド色・サフ・メタリックと用途別に4本くらいあると、
不意に汚れが塗料に混ざって吹き出すようなトラブルも避けられますし、この値段なら
有名メーカーの入門用エアブラシでも4~5千円するんですから全然お得なんじゃないでしょうか?
ただ、今回情景のビル塗装に用いたような細かい塗装表現とかになると、エアの抜けが微妙に不安定だったり
精度が大味だったりで使いにくいところもあるんですが、少なくとも手持ちのWAVEの0305よりは
全然使えるエアブラシです。ええ、0305は、あまりの使いにくさに実名晒しますよw
ただ、製品の性格上、内部パッキン(Oリング)等は、模型塗料のような溶剤の強い塗料を前提としていないでしょうから
九分九厘ゴム製だと思いますんで、掃除の際のツールクリーナーの使用などは控えた方が宜しいかと。
 あと付記することとしては、このブラシは手持ちのエアブラシの中でずば抜けて清掃が楽です。
もうね、こんなに楽で良いのか?っつー位楽。構造が単純な分、単純であることを活かした清掃メンテ作業性の良さが光ります。
逆にカップ部分の無駄な溝きりやカップ蓋がプレス品でなく貼り合わせ品であることから裏側に溝がありまして
そこらに塗料が食い込んでカップの掃除だけは手持ちの中で一番掃除が面倒でした(笑

 最後に昨年最後にアマゾンから届いた積みプラ。

WAVEのMa.k陸戦ガンスですが、買った俺ちゃん的には旧NITTOのSF3D陸戦ガンスです。
これ、旧版も流通量が多くなかったので、積んでなかったんですよね。高校生には少々お高いキットでしたし。
今回WAVEがNITTOの金型を発掘回収して再販に漕ぎ着けてくれた逸品です。今後は他にも色々出るらしい。
定価はトンデモナイ価格になっちゃいましたが(定価6000円)、アマゾンだと4000円台で買えたので
アマゾン流離う→見かける→何も考えずポチ凸!
の流れでGET(笑。箱開けて中身見て、あの旧NITTOのシュリンクを開けたときのwktk感が蘇る!!タマラン!!!
結局完成品はロータス95T一個だけで、後はエイリアンとか飛行機とかエヴァとか明後日なものばかりで、
終わってみれば積みで始まり積みで終わった気がする2008年でした。
 今年、2009年は、メインの車でもう少し完成品増やしたいですね。毎年言ってる気がしますけど(笑
取り敢えず、最初はヒロの412T2を再開することに致します。ヒロと言えば、年末〆切だった

ヒロ模祭りですが、参加の諸兄は間に合いましたでしょうか?私は全く以て間に合うどころか
スタート地点で彷徨いてる有様でゴールを迎えるというgdgd状態でしたが、一応すんませんコメント付きメールを
幹事のペキモ氏に送付いたしました。が!前回も不参加で今回も不参加というのは流石にアレなので
今年はまずこの412T2を完成させなければと思うております。間に合わなくても野ざらしさせて貰えるという事で
先ず目標は年内完成を目指して(殴、頑張ります。

今年も宜しく~!!
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